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2007年10月16日火曜日

お薦めの本:【新刊】勝間和代著「無理なく続けられる年収10倍アップ時間投資法」

さっそくAmazonで購入して、あっという間に読了した。

フレームワーク(といっても、ComputerのApplication Frameworkとは違う方。縦軸と横軸に変数をとって問題の分類をする手法の一種)の考え方を導入して、自分時間の使い方をよく考えてみるのがこの本の主眼のようだ。

勝間氏の手法は、時間管理の王道をいくものだ。即効性のあるものも述べられてはいるが、この時間投資法は自らの生活習慣を見直さないと劇的な効力を発揮しえない。そこは経験と工夫が豊富な著者のこと、自らの経験から事細かくどうすれば時間管理をより上手にできるかが語られていると思う。

「時間の投資法」をうたっているだけあって、随所に会計的な考え方がでてくる。これは著者の専門性をいかした工夫がみられる。時間管理とは、いわば自分の時間のいわば「資産管理」である。「棚卸し」や「仕訳」をして、「資産」と「負債」をバランスさせ、「負債」できるだけ「資産」に変換するための手法が語られているのだ。どーも時間の使い方がウマくない私のような素人でもできるように、ITを駆使したりアウトソーシングできるものはそうしたサービスを活用してみたり、といろいろな方法が提案されている。これをよんで、「金持ち父さん、貧乏父さん」を思い出したのは私だけではないと思う。私はこの本をよんで、時間の管理とは、キャッシュフロー・クワドラントに共通した考え方だと感じた。

全部実行しなくては、というより、自分が出来る物をちょっとずつでもいいから取り入れて日々カイゼンしていく、という作業が重要なのだろう。めげずに実行する為の方法論も書いてあるから、地道にやることが苦手な人は、何度も良くよむといいかもしれない。私も苦手なので最低3回は読もうと思っているのだが…

フレームワークでの時間管理というとフランクリン・コヴィーの手帳みたいだが、勝間氏もこの考えに基づいた手帳を出したそうなので、そちらも今度入手してみようと思う。

時間に追いまくられてどうすれば良いか分からなくなっている人は是非一読をお薦めしたい。これでもっと時間を増やして、人生の限られた時間を有効に使おうと思う。

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