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2007年6月24日日曜日

迷惑メールで考えたこと

この前、知り合いからこんなメールが届いた。

----------------------- Original Message -----------------------
Subject: Fw:防犯メールです
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(snip)

山口、関西方面から当たり屋グループが84台で押し寄せ、被害が続出しているとの狭山警察からの緊急連絡がありました。社用、自家用を問わずできるだけ多くの(車を持っている)人に知らせてくれとのことです(チェーンメールではありません!)。主に山口、大阪、なにわ、和泉、神戸、姫路、水戸ナンバー。女性ドライバーもいる。注意事項は、�示談せずに警察に連絡する。�警察が到着前に自分の個人情報を教えない。�該当車両が走行しているときは急停車されても大丈夫な距離を保って運転する。�相手はサイドブレーキを使って止まるのでストップランプは点灯しない。などです。

--------------------- Original Message Ends --------------------
一部文字化けは機種依存文字を使っていたためと思われる。

これはかなり有名なガゼネタで、かなり前から出回っているウソ情報に酷似している。一瞥してピンときたので、早速、その旨を指摘するメールを書いた。

すると、送ってきた人にその情報を回した人がなぜか過剰反応。どうも私の指摘が気に入らなかったらしい。迷惑メールだから元情報を送ってくれた人にそう伝えた方がいいですよ、という話をしただけなんだけど、その人は法を司る関係者が教えてくれた情報だから、ウソな訳がないという。

さて、司法関係者だから、だまされないとか、うそをつかないとか、まちがわないとか、そういう事ってあるんだろうか?

私はそんなこと無いと思う。なぜえん罪事件がこの世にはびこっているかを見れば、よく分かることだ。よって、その人の反論の仕方は無意味のように私には思われる。反例として出した私からの情報をよく吟味すれば分かることだ。高橋秀俊先生もおっしゃった。「人間は不注意である」と。

しかも、送られてきた情報は、機種依存文字をつかっている事が伺われる。元情報を流した人は、機種依存の文字に関する使用について、ネチケットをあまり知らないと思われる。(情報を転送した人も同じ)そうした点から、この人たちは、ネット上の問題について詳しくないだろうし普段からあまり意識していないのでは?という推測が生まれる。だったら、この文面が、迷惑メールのパタンによく似ていると思わなくても、不思議はない。

では、なぜ、その人は怒りのメールを書くに至ったんだろうか?

これは単純に、自分がよかれと思って出した情報が、その人にとってはあからさまに(私にとっては淡々と事実に基づいて)否定されたから、だと思われる。人間って、難しい。

もちろん、反論にはネタが必要だ。そこで裏を取るべく、#9110に電話してみた。すると出た担当者(警察官)は「あー何年か前に同じような例がありましたねぇ…A4の紙でしたか?大量に車のナンバーが書いてありましたか?」とのたまう。そう、元はこれ、FAXか何かだったのだ。その担当者は「おそらく迷惑メールでしょう。そうした情報は個別に警察がお知らせすると言うことは『決して』(『』は筆者)ありません」とのことだった。

ネット上にも、こういう話がある。

山口県警察のページ 当たりや情報に惑わされないで
http://www.police.pref.yamaguchi.jp/0430/atariya/atariya.htm

被害ないのに、当たり屋注意
http://www.sagisou.sakura.ne.jp/~sakuchin/chiharu/04/73.html

ググってみると山ほど出てくる。…ちょっと調べれば分かるのに。残念。

迷惑メールの何が迷惑かって、くだらない情報で貴重な帯域やら課金やらが浪費されることが凄く迷惑。定額制の料金体系で常時接続しているんならまだしも、携帯電話でパケット代はらわないと行けない状況で流されたら、やっぱり迷惑だなぁ。金はかからなくても、時間を浪費するから、常時接続しててもやっぱりウザイが。

つっこむと怒るっていうのは、二番目のURIにも書いてあるけど、やっぱりそれだけ同じような反応が多いって事だな。指摘するときは注意しよう。明日は我が身、とか、他山の石、とか妙にことわざの類が頭をぐるぐると周りだすのだった。

ここんところ、迷惑メールが知り合いから転送されることが多くなってきて、しかも連続して送られたので、ちょっとだけ不快だった。なので、注意喚起として、ここに記録しておく。

もう一件面白いのがあったんだけど、それはまた後日。

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