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2008年4月1日火曜日

プログラマと科学者が「人が悪い」傾向にある理由を考える

今から書く事は特定の個人について述べた文ではないし、個人的な視点というバイアスがかかっているということをあらかじめ注意喚起しておきます。自分も含めて、そういう人が全体として多い気がするな〜というお話です。もちろん、いい人も沢山いますし、その辺は誤解のないようお願いします。私の話し方や態度が悪くてそうなっているのかもしれないという可能性は、ここでは簡単のため考えないことにします (^^;

今まで大学に行ったり、会社勤めをしたり、学会に顔をだしてみたりという中で、どーも目上の方や同僚の会話に違和感を感じることが多々あります。どういう種類の違和感かというと、語弊はありますがあえて言えば「なんでこの人はこういう言い方をするんだろう」という類いの違和感です。すごーく出来るプログラマの人と話していても感じることがあります。もしかすると、それがビジネスの現場や学術界やIT業界では当たり前なのかもしれませんが、時々全人格を攻撃されているような錯覚に陥ることがあります(プログラマで「このタコ!」呼ばわりされるのは日常茶飯事という現場もあるかも)。劣等感を刺激されるからというだけではない居心地の悪さを感じるのです。

特徴的な「会話」の典型として(「議論」ではない事に注意)

・とにかく相手の意見を否定してくる
・会話を続ける努力をしていないように感じられる
・調子をあわせるという気がなさそうに思える
・相手の琴線に触れる話題を言うと一方的にしゃべりまくられることがある
・相手を言い負かそうとする

ということが多く見受けられるように感じます。

打たれ弱い私としては(もっと場数をふんで打たれ強くならないといけないのかもしれませんが)そんなことがあるたびに戸惑います。とくに何気なく言った言葉でがーっと攻撃(?)されると非常に困ります。(相手の常識では、無知であることは罪なのかもしれませんが)

発表の場で攻撃されるのは当たり前のこととして受け止めることができるのですが「フツーの会話」でそういう場面にであうと内心パニクりまくってしまいます。で、いつも思うのです。「なんでだろう?」と。

好意的に考えれば、相手の意見を否定してみせることで、相手の考えをもっと引き出すことが出来るからなのかもしれません。会話を続けるかどうかはその人の意思であり、会話に参加したくないなら別にそれでもよいと考える事もできるかもしれません。相手を言い負かそうとしたり一方的にしゃべるのも、なにか信念に基づいて主張したいことがあってのことかも…

つらつらと考えるに、科学者とプログラマの共通の癖として「まず疑う」ことがあるんじゃないかと思い当たりました。そして優秀なひとほど自分の考えがはっきりしている事にあるのではないかと。プログラマならバグったときに、とりあえずは「自分の書いたコードがおかしいのではないか?」と考えるように教育されるでしょうし(でも往々にして「絶対自分は悪くない!」と思いがち)、科学者なら「なんでこの結果がでてくるんだろう?」と疑問に思う習慣がついているでしょう。あるいは、もっと言葉の論理のレベルで、その人が言ったことの「妥当性」を値踏みしているかもしれません。もっと恣意的な何かがある場合も考えられます。世間に向けての主張が無ければ、論文を出版したり、起業をする意味もないわけです。競争が激しい分野では、相手を打ち負かそうとする態度が習慣的になるも当たり前でしょう。あと、普通の会話も仕事の会話もわける必要は無いということになっている可能性もあるかもしれません。

{彼|彼女}らにとっては普段の会話も、論理を鍛える「修行の場」なのでしょうか。だとしたら「人が悪い」とか「底意地の悪い」話し方になったとしてもおかしくはない。論理的な話し方は、あまり相手の感情をくんだ話し方にはならないでしょう。そういう人たちが多い現場では「いい人」であっては注目されるような業績を残せる機会は少ないかもしれません。

ですが…そういう場にいたときに、弱気で負けて (defeat) いてはいかんなあ、と思う一方で、非常に居心地の悪い思いをすることがあることは否めません。こういう風に感じるのは、私だけなのでしょうか。「だから面白い」という人がいることは知っています。しかし、そうは思えない場合、どうすればこの嫌な感じを克服できるのか、良い方法がないものかと、そのたびに考えます。他に私と同じように感じる方がいたら、是非その点どう思うか聞いてみたいものです。

いずれにせよ、これに対処するには「相手を制御できるわけではない。自分の修行不足を補うには自分で自分を鍛えるしか無い」というありきたりの結論にとりあえず落ち着きました(^^; でもそうすると、私の場合、修行が足りなくて意地悪なしゃべり方になるかもしれません。そうはなりたくないんですよね…難しい所です。

2 件のコメント:

Karen さんのコメント...

先日勝間さんの記事にコメントしたとき、このエントリが気になって、また戻ってきました。

以前、某IT系企業に業界未経験で転職したのですが、「私、嫌われているのかな」と思うことがありました。この記事を読んで、「あぁ、そういうことだったのか」、と納得。

もちろん、ほとんどの人が感じが良いのですが、免疫がなかった当時は、びっくりしました。

Sio さんのコメント...

>karenさん
コメントありがとうございます!私と同じように思ったことがある方が居るとわかりホッとしました。

このような人に会った場合の私の解決策は
「機嫌が悪そうなら、話しかけるのをやめて暫く離れている」
「気にしない」
「自分も同じように話してみる」
です。3つ目はあまりお薦めできませんけれども(^^; でも仕事だとそうもいってられないですよね。

IT業界は仕事の性質上、間違いを受け入れることがどうしてもしずらい社会なので、厳しい言い方になるようにも思います。どこかでそういう人を見かけたら「お仕事、大変ですね」というような暖かい目で見守ってあげてください(^^;