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2008年4月9日水曜日

家庭より技術

激しく誤解されそうなタイトルですが(苦笑)家庭科と技術科だったら、どちらかというと技術科の方を勉強したかったという話です。ご飯の作り方やらなんやらは、結局親が教えてくれたので学校で学ぶべきことがあまりなかったというか…個人の嗜好の問題ですが、家庭ではたぶん回路設計は教えてくれない人が多いと思う。家庭科軽視ではないので誤解なきよう。生きるすべの最低限は自分の家で学んでおくべきだと私は思ってます。

さて、昔中学校には技術家庭という科目があって、男女それぞれ技術科、家庭科ということで分かれて履修することになっていた。技術科の場合、椅子を作ったり本棚を作ったり抵抗のカラーコードを読む練習をしたり(笑)家庭科の場合は調理実習やら裁縫やら。調理実習は美味しい実習ならいいが、そこはそれ、中学生だから(苦笑)

家には半田ごてみたいなものは無かったので、学校で習わないと使う訳も無く、結局大学に入ってから基板にゲジゲジをはんだでくっつけるような事をはじめてした。そんな感じだから、回路図かけとかいわれても、実装するときにどこにどういう抵抗を入れていいのかとか、今ひとつわからない。「え、電源とIC直づけしちゃいかんのですか?」とか、激しくアホな質問をしないと、なんにもできない。

昔情報工学科というところは電気学科に毛の生えたような実験もやっていたので、何もわからず激しく困った。とくに、実験の相棒が何もできないと非常に困った。出来る奴と同じ班になっても馬鹿にされて触らせてもらえないので、グラフ書きばかりさせられて、肝心のレポートの考察が今ひとつでもっと困った。

今考えれば、きっと電気回路にはいろいろパタンがあって、それを組み合わせると(電子ブロックのように)だいたいできるに違いない、とか想像できるんだけど、トラ技は読んでも理解できた試しがなかったしなあ。今は初心者向けに易しい説明が書いてあるんだろうか。

今はソフトウェアでなんでも出来ちゃうようになってるけど、やっぱりLEDがぴかぴか光ったり、妙なセンサー自作して7SEGの表示がカウントアップするとか、そういうのがハードワイヤードな感じでできると、物を作ってる実感があるような気がする。研究室の先生のようにDATのリモコンをハックして、PC用のMTにしてしまったりとか、そういう事が自分でできると嬉しいんだけどなあ。今時はなんでもかんでもアッシー交換だから自分で直せないし。

目に見えるというのは非常にわかりやすい。ハードウェアもブラックボックスが多くなければ、わかりやすいと思う。電気の本によく出てきたホイートストーンブリッジなんて、自分でこさえて電圧計とか電流計とかで抵抗を測った方がよくわかるんじゃないか?論理回路の設計でカルノー図とか書かされたけど、講義中にいくら教えてもらってもわからなかったことが、実験でカウンタ作ったら一発で理解できたとか、そういう経験はたくさんあるのでそう思うのですが。まあ、私はフツーの人なので、実際に手を動かしてみないことには理解できないというか…(汗)

やはり未だに電子工作が苦手なのは、電子ブロックを買ってもらえなかったとか、HAMをやらせてもらえなかったとか、そういう趣味を持ちたいと親を説得できなかった事とか、その辺にあるのかなーなどと思ってしまうのでした。(<他人の所為にするな!)

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