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2008年3月9日日曜日

「母校へ帰ろう!」というセミナーに参加してきました

何の話かというと、私の出身母校が社会人学生(特に女性)を募集中で、その説明会というか模擬講義などを含めたセミナーに参加してきました。どういう内容かというと…

  • 女性のキャリアアップの応援
  • 大学に戻って勉強しなおしませんか?というお誘い
  • 母校に戻ってくれば、研究生や科目履修生の場合には授業料が半額になる
  • 大学院進学の場合、入学料は免除
  • 授業料免除の申請基準を緩和した
  • e-learning システムの実習と模擬講義


と、こんな感じでした。治療の副作用が酷くなる中、無理矢理行ったので非常に疲れました。

一番気になったのは、経済的な話です。入学料は免除できても、授業料の免除が世帯当たりの年収を基準にされたのでは、私は申請すらできません(申請して却下されるかどうかは別としても)。母校へ戻りたくても、大学院に関わる経済的なサポートが受けられる人は、あまりいないのではないでしょうか。自分でなんとかする、といっても、それは入学する前の段階の話で、入学した後の時間のやりくりを考えると、学費の面で難しくならざるをえません。夫は稼ぎまくっているけど妻が大学院に進学するのは反対という方や、世帯は同じでも財布は別という夫婦には高い障壁ではないでしょうか。

高校からストレートであがってきた学生と社会人学生では、経済的な話が一番条件が違う部分です。説明からは、それの違いがあまり考慮されていないように見受けられる制度でのように思えました。

社会人学生は基本自分で学費を捻出しなければならない。入学後は、会社で引き続き働いていればそれなりに金銭的な事は解決できるけど、時間が削られる儲かっていない自営業や、旦那がお金を出す事に反対している主婦にはそれは難しい。それをサポートしてくれる何かがあるのであれば、戻りやすくはなると思うのですが、これではまだ不十分であると思わざるを得ませんでした。

あと、私の場合、指導教官は既に故人なので、その後のフォローがどうなるのかが気になる所です。当時と微妙に専門性も違ってきているので、あれこれ勘案してみると、現時点では母校に戻るとしたら、科目履修生かなあ…という感じで、大学院に戻るという気にはなれませんでした。それなりにいい大学なんですけどね。

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