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2008年4月3日木曜日

[本] 知ると怖い。知らないともっと怖いかも?「外資系キャリアの出世術」シンシア・シャピロ

Smoothさんのブログ「マインドマップ的読書感想文」で紹介されていた「外資系キャリアの出世術」が届いたので早速よんでみました。一読した感想は、かなり衝撃的!!!この本の翻訳者も「怖ッ!」と後書きに書くくらいです。さて、何がそんなに恐ろしいのでしょうか?



まず、衝撃的なのは「法律はあなたの仕事を守ってくれない」と最初にくる事です。とくにベンチャー企業の場合、日本でアメリカからの解雇通知を受け取っても誰も助けてくれません。それに、その通知がくるまでに十分「退職に追い込まれている」という本書の指摘はありうる話。思わずうなずいてしまいました。

そして、管理職に昇進しても、ゆめゆめ油断することなかれ。昇進した瞬間、立場が逆転し、それまで「仲間」だった人が突然「部下」になったりして、やりにくいことこの上ない。それに対処するには…等々、他にもいろんな知ると怖い、知らないともっと怖い「落とし穴」が全部で50の秘密として解説されています。昨今の日本ではアメリカ風の職場環境になりつつあると言われているので、これは決して外資系だけではなく、日本の会社でも十分考慮されるべき「秘密」でしょう。

会社で出世したほうが面白い仕事が出来る、とは良く言われる事ですが、その前に十分に覚悟し、準備しておかなければならない事がたくさんあるということなのでしょう。上手に出世することで「突然の解雇」という信じられない危機を回避することも可能です。出世が自分にとってのリスクヘッジなのであれば、怖がらずに前向きな努力をひたすらするこことが、ひいては己の身を守るってもんです。

怖い事がたくさん書いてありますが、対処方法ももちろん教えてくれています。作者の言いたい事が本当はどこにあるのかを考えながら、読んでみるのも、世知辛い世の中を渡って行くためのスキルの一つとも言えるかもしれません。あらかじめその会社の「秘密」を知ることができない以上、組織としての考え方とはどんなものなのか、当面はこういう書籍で情報を仕入れるしか我が身のを守る方法はないかもしれません。一方で、自分視点ではない、組織の視点という位置で物事を見る訓練にもなるでしょう。この本は外資系に勤める方だけでなく、広く(とくに若い人たちに)お薦めしたいと思います。

2008年2月28日木曜日

四半期ごとの大騒ぎ

いや、Apple に限った話ではないのですが (w

かつて某外資系ベンチャーに勤めていた頃の話です。日本法人はどちらかというと開発ではなく販売チャネルとして存在していたので、直属の上司(上司っていってもマネージャクラスの人のすぐ上がVPだったりします)は、たいてい営業系でした。なので、上司がアメリカからやってくると、代理店やトップレベルの人たちと会談するために、お供で(雑用係兼通訳。通訳の仕事はあまりしませんでしたが)あちこちに出かけていくのが常でした。

普段は日本人だけの職場も、VP や CEO がくると、急に雰囲気が変わります。日本には重要な潜在顧客(ほとんど大手の電機メーカ相手)が多いらしく、しょっちゅう来ることは来るのですが、一番大変なのは四半期のラスト一ヶ月くらいになって当期の revenue が meet していないとき。何が何でも meet しないと、株主からの突き上げが厳しいので売り上げを確保しようと必死です。(ていうか、IPOするだけの実績も上げないといけないし…ベンチャーの宿命というか…)

アメリカでは、四半期毎の中間報告が悪ければ、株主はマジで怒り出します。成績が悪ければ、お雇い CEO はあっという間に解任されてしまう、こわーい存在なのです。だから、なんとしてでも数字をたたき出そうと、必死になるのです。

そんな感じで代理店も巻き込んで、毎年2月5月8月11月の月末は毎回大騒ぎだったと Apple のプレスリリースなどを見て思うのでした。