Google検索

Google
 

2008年3月31日月曜日

ツンデレ吸盤

先日、「復氷」というブログを主宰していらっしゃるnobさんの所から、吸盤を購入しました。
その名も「ツンデレ吸盤」(!)

ツンデレ吸盤 | 復氷 by nob
http://www.nobuotakahashi.com/regelation/2008/01/post_db23.html

オリジナルは「トンでも吸盤」といいますが、これはそのイベント出品バージョンだそうです。説明書もツンデレ調でいい感じ。素材はなんだろう…たぶん本体はネオプレン®(クロロプレンゴム、ウェットスーツの素材などによく使われるもの)のような素材だと思います。

ツンデレ吸盤は二枚買ったのですが、色違いもあるとは!これは何で印刷してあるんだろう…結構厚みがありますね。

写真では説明書(一枚に一つ付いてくる)と二枚一緒に並べて撮ってみました。もっと早くに買っておけばよかった。とても面白いです。つるつるな面なら引っ付くので、冷蔵庫のドアとかテーブルとか、あっちこっちに引っ付けて遊んでいます。お風呂用の椅子(ポリプロピレン)にも良くくっつくし、この程度なら吸盤をつけた状態で簡単に持ち上がります。吸盤とひもを止める金具に注意すれば、ガラスに引っ付けてみる事も可能。(投げてくっつけるのはちょっと危険かも)

この写真はホーロー引きのコップに吸盤をくっつけてぶら下げてみた所。くっつけるのにちょっとコツがいりますが、ちゃんとくっついています。ただこのコップの自重だけじゃ吸引力(というべきか?)が弱く、放っておくといつの間にか落っこちてしまいました。


右の写真はワゴンの扉に吸盤をくっつけて引っ張っているところです。引っ張っている間ははがれないので、ちゃんと扉を開く事ができます。ただし、吸盤の面にたいして垂直に引っ張らないと、いつの間にかスルッとはがれてしまいます。

天井がツルツルの面であればくっつくらしいのですが、まだ成功していません。壁紙を張ってない所でひもを延長して是非成功させたいものです。

「トンでも吸盤」の先輩「どこでも吸盤」というのもあります。これもなかなか強力です。缶コーヒーをちょっと固定しておきたいときにはいいかも。吸盤ブースターなるものもあるので、興味がある方はnobさんのブログで記事を検索してみてください。

こういうので子供達に遊ばせると面白ろがるだろうなあと思います。nobさん、面白いものを作ってくださってありがとうございました。

2008年3月30日日曜日

NHKラジオ&テレビ講座 予約完了!

毎年この時期になるとNHKラジオとTVの語学講座の改編があるので、ラジオやテレビの録音・録画の設定を変えなければなりません。今回は大幅な改編だったので、かなり面倒でした。英語の番組が大幅に変わり、日曜日の再放送枠もずいぶんと様変わりしたようです。やっと設定を変更できました。

さて、今年度はどこまでちゃんと聞けるやら…(^^;

2008年3月29日土曜日

敗北を受け入れない Do not accept defeat

愛読しているブログ Lifehacking.jp のサイトから。気になる言葉を pick-up してみました。

あまりに基本的な人生の4つのルール | Lifehacking.jp
http://lifehacking.jp/2008/03/life-instructions/

この記事によれば、Stefan Sagmeister が TED の講演で話した「人生の基本的なルール」とは

* 楽しもう
* 人を傷つけてはいけない
* 敗北を受け入れない
* 幸せになるよう努力する


だそうです。中でも、私がこれは!と思ったのが「敗北を受け入れない」でした。

他の3つは誰も思いつくでしょう。しかし「敗北」は知らず知らず受け入れてしまっているのではないでしょうか。それは「あきらめ」だったり、強圧的な相手に対して何を言っても無駄だと思う「沈黙」であったり、意識するしないに関わらず、いろんな形で「敗北」を受け入れてしまっていることが有るように思います。

問題があっても、自分の心と折り合いを付けていれば問題にはならないのでしょう。しかし、悔しい思いを引きずったまま悶々とした日々を送っているのであれば、それは「敗北」を受け入れてしまっているのかもしれません。逆に直接的な解決ではないにしろ、負けかかった気持ちを何かに昇華できれば、それは「敗北」を受け入れたことにはならないかもしれません。

逃避はしても良いけど、逃げたままじゃだめ。何とかして逃げる対象を乗り越えないと、人生は苦い思い出だけになってしまうような気がします。

A man is not finished when he is defeated. He is finished when he quits.
人間は負けたら終わりなのではない、やめたら終わりなのだ。


何でもかんでも勝負というわけではありませんが、マイクロソフトの様に、負けても続けることが、最終的に勝つ方法なのでしょう。たとえ負けがこんでいても「敗北」にならないよう、覚えておきたい言葉だと思いました。

2008年3月28日金曜日

[本]本を読む本 (How to read a book) by M. J. Adler & C. V. Doren

最近話題になっているらしい「本を読む本」という本、帯には「勝間和代氏推薦!!あふれる本を読み分ける『読書の技術』とは?」とあります。コレは読むしかないでしょう!と言うわけで、講談社学術文庫版をプレゼントしてもらったので、英語版も読んでみよと思い(現著者の意向で訳出されていない部分もあるとのことです)Amazonで英語版(How to Read a Book (A Touchstone Book))も購入しました。



日本語版を読んでみた感想ですが、非常に明確な構造を持った内容で、読みやすいです。「本を読む本」と標榜するだけのことはあります。そしてこれは(おそらく「あなたもいままでの10倍速く本が読める」を読んだ限りでは)PhotoReading Whole Mind System でも利用される技術であると思われます。「速読の技術」という事ではなく、本の構造をつかむという意味で、PhotoReading にも援用されている技術なのでしょう。(結果的に本を読む速度が早くなる事はあると思いますが)

英語のオリジナル版は1940年発行ですが、世界各国で長年読み継がれてきた本だそうです。著者の一人Mortimer J. Adler博士はコロンビア大学の哲学の教授で、ブリタニカ百科事典の編集長を勤めた方だったそうです。どうりで哲学者の話が多いなと思いました(^^;

さて、本を読む技術は、4つのレベルからなると著者は主張しています。一つのレベルのなかには、いくつか段階があるとも述べています。参考までに日本語版からそのレベルと段階について骨組みを抜粋してみました。
(文は本を読む本からの引用抜粋、構成と一部番号付けに相違あり)

  1. 初級読書
    1. (就学前)読み方準備期、視力聴力が十分に発達する、認識能力、発話能力、人格的準備
    2. (小学校一年〜)読み方を覚える、「文字」という記号から意味をつかむ
    3. (小学校四年頃)文脈からわからない単語の意味をつかむ技術、様々な内容の書物に手を伸ばす
    4. (小学校卒業〜中学校卒業)読書体験を自分のものにする、概念を消化して次の書物を読める、一つの主題について書物を比較できる

  2. 点検読書
    1. (点検読書1)組織的な拾い読み、または下読み
      1. 表題や序文を見る
      2. 本の構造を知るために目次を調べる
      3. 索引を調べる
      4. カバーに書いてあるうたい文句を読む
      5. その本の議論の要と思われるいくつかの章をよく見る
      6. 所々拾い読みしてみる
    2. (点検読書2)表面読み
      1. 難解な本に初めて取り組むときは、とにかく通読する
      2. 内容の難易度に応じた読書の速度
      3. 癖を直すには目の動きを手の動きを使って矯正する、徐々に速度を上げる練習をする
      4. 理解をする為に本を読む
    3. どんな種類の本か
    4. 全体として何を言おうとしているか
    5. そのために著者はどのような構成で概念や知識を展開しているか

  3. 分析読書
    1. 第一段階「概略」
      1. 読み始める前に点検読書によって本を分類する
        1. 書名
        2. 理論的or実践的
      2. その本全体の統一(Unityの訳で「まとめ」の意味で使っているようです)を、2,3行かせいぜいすう行の文にあらわしてみる
        1. 構想とプロット
      3. その本の主な部分を述べ、それらの部分がどのように順序よく統一性をもって配列されて全体を構成しているかを示す
        1. アウトラインをつかむ
        2. 分析読書の ii, iii の法則は書く事の法則でもある
      4. 著者の問題としている点は何であるかを知る

    2. 第二段階「解釈」
      1. 重要な単語を見つけ出し、それを手がかりにして著者と折り合いを付ける
        1. 『二つの手順が必要』
        2. 「言葉」を扱う
        3. その背後にある「思想」を論じる

        (註:以下、日本語訳p.132では三つの決まりとしてv-viiの規則を第一、第二、第三としていますが、原書ではそれぞれ 5th Rule, 6th Rule, 7th Rule としています。日本語版では意味が通らなくなるので、(6番目の規則への言及が表面的に抜けるため)ここでは原書に習う事にします)
      2. もっとも重要な分に注目して、そこに含まれる命題を見つける
        1. キー・センテンスを見つける
        2. 命題を見つける
      3. 一連の文から基本的な論証を見つけ、これを組み立てる
        1. 重要な論証を述べているパラグラフを見つける
        2. そのようなパラグラフが見つからないときはあちこちのパラグラフから文を取り出し、論証を構成する命題が含まれている一連の文を集めて論証を組み立てる
      4. 著者の解決が何であるかを検討する

    3. 第三段階「批評」
      1. 「この本がわかった」と、ある程度確実に言えるようにする。そのうえで「賛成」「反対」「判断保留」の態度を明らかにする
      2. 反論は筋道を立ててする。けんか腰はよくない。
      3. 反論は解消できるものだと考える
        1. いかなる判断にも、必ずその根拠を示し、知識と単なる個人的な意見の区別を明らかにする
      4. 反論に際しての四つの方法
        1. 知識の不足
        2. 知識の誤り
        3. 論理性の欠如
        4. 分析が不完全


  4. シントピカル読書
    1. 関連箇所を見つける
    2. 著者に折り合いを「つけさせる」
    3. 質問を明確にする
    4. 論点を定める
    5. 主題についての論考を分析する

引用が長くなってしまいました(スミマセン)。日本語訳にも原書にもまとめのページがありますが、ここでは私が本文中から抜き書きしたものをアウトラインにしてみました。

以上でお分かりの通り、アウトラインプロセッサで書いたかのような見事な構成です。本の積極的な読み方について非常に整理されていると言えるでしょう。学生の方や、これから社会人になる若い人たちには是非読んでいただきたい一冊です。

もちろん、ベテランの方にもお薦めです。しかし、著者はスキーを例にとって読書法をもう一度学び直すことについて、「もう読書をするようになってから久しいのに、ここで改めて読書の仕方を習い直すなど屈辱に等しい」(講談社学術文庫版p.65より)とも述べているので、その罠にはまらないように、よく心に留め置く必要があるかもしれません。ついた「癖」はなかなかとれないものですから…

日本語版で私にとって残念だったことは、(おそらく編集の都合で)英語版の方にある章毎のまとめが無かったり、原著者の意向で割愛された文学以外の部分が「極めて、非常に」役に立つものに思われたことです。おそらく日本語での読書という特性に配慮されたのだと思います。科学や哲学、歴史、社会科学といった分野も読む機会が多くある方は、原書を入手して読む事をお薦めしたいと思います。シントピカル読書の前の部分に相当するものが多く割愛されているので、もちろん割愛されても全体としての統一はとれているのですが、よりわかりやすくなるのではないかと思います。

あらためて、こういう本は何度も読み込んで、是非良い読書習慣を身につけたいものだと思いました。


「あしあと帳」のエントリです

とりあえず、mixiでよく見かけるような「あしあと帳」を作ってみました。
エントリとは関係ないけど、とりあえずコメントを残したい場合には、このエントリをお使いください。

よろしくお願いします。

PC-1/40 資料:「現代の素子を使用したパラメトロンの再現」

タイトルは、パラメトロン計算機PC-1完成50周年記念の会合の際に配布された資料(pdf形式)にリンクされています。国立情報学研究所 (NII) の橋爪宏達様のご好意でリンクさせていただきました。橋爪様、リンクの許可をいただき、どうもありがとうございました。

現代の素子を使用したパラメトロンの再現
http://research.nii.ac.jp/~has/parametron.pdf

資料の内容は、今回パラメトロン素子を再現させた際の回路図や、オリジナルのパラメトロン素子の図、および再現したパラメトロンで製作した高速桁上げ回路付き8bit 加算器 (Full Adder) とその簡単な解説です。実装した基盤基板の写真もあります。

パラメトロンの面白い所は動作の原理的な面白さもありますが「人の手で作れる大きさ」にもあるように思います。ハンダ付けは技術がいる仕事なので素人には難しいかもしれませんが、コイルを巻く(しかも共振に影響しないように右巻きだったり左巻きだったりする。パラメトロンのオリジナルの回路図参照)作業は子供の頃にやったことがあるとおっしゃっていた先生もいらっしゃったくらいです。その辺に日本でパラメトロンが一時期流行った理由の一つが隠れているのかもしれません。

2008年3月27日木曜日

パラメトロン計算機PC-1誕生50周年記念の会合での展示:PC-1/40

昨日3月26日水曜日に参加させていただいた「パラメトロン計算機PC-1誕生50周年」の会合で、PC-1/40 (よんじゅうぶんのいち)という機械が展示されていました。なんでも現在入手可能で PC-1 の再現をしたのだとか。

製作者である国立情報学研究所(NII)の橋爪様に許可をいただいて、当日撮影した写真を掲載させていただきます。橋爪様、本当にありがとうございます。

右の写真は 8bit加算器(高速桁上げ回路付)だそうです。今回の試作パラメトロン素子はLC共振回路のCを変化させる方式を採用したとのことです。(オリジナルはLを変化させる)



左図はパラメトロン回路に入力された種信号が回路を通った時の信号の様子だそうです。

このときはどこにプローブがあったのか、忘れてしまいました。すみません…たぶん真ん中は I拍目ではなく途中のフェーズだったと思います。



二つの基盤が見えますが、左側はPC-1シミュレータを搭載したSH2のボードで、右側はセントロニクス・インタフェースを実装したものだそうです。和田先生が作られた R0 (イニシャル・オーダ)はこちらのSH2の方に入っているそうです。





パラメトロン回路の基盤と「種」になる信号を発生させる基盤が接続されている所です。

かつては信号の増幅には真空管が使われたそうですが、計算素子には真空管は一切使われず、パラメトロンだけで構成されていたそうです。



今や懐かしいパラレル(セントロニクス)・インターフェースでモニタとしてデイジーホイールのヘッドがついた IBM の TTY に接続されています。TTY は e-Bay で見つけたものだとか。ドットインパクトのものより、印字が綺麗です。(そりゃそうだ)

この手のものを見たのは何年ぶりでしょう…キーボードの形が懐かしいです。



今回試作されたパラメトロン素子は、オリジナルと全く同じという訳ではありませんでしたが、現在手に入る材料でもちゃんとパラメトロン素子が製作できて、ちゃんと動く回路を製作できるということを実証してみせたということは、非常に意義深いことだと思います。

パラメトロン素子を作るのに、磁石に一つ一つ銅線を巻くのは大変だったと思います。どうもお疲れ様でした。また、楽しい機械を見せていただいて、本当にありがとうございました。

2008年3月26日水曜日

本日のGoogle のアイコン:PC-1 パラメトロン計算機完成50周年

今日、3月26日はパラメトロン計算機PC-1誕生50周年の日です。日本のGoogleのトップページがPC-1の絵になっていました。さすが!Googleもやる事が渋いですね。この手の研究をしている身としては、ちょっと嬉しいです。

2月に書きましたが、PC-1の50歳のお誕生日ということで、今日は誕生日(?)記念の行事があります。

パラメトロン計算機 PC-1 完成50年
http://sio-gadget-blog.blogspot.com/2008/02/pc-1-50.html

いろんなお話が聞けるそうなので、今から楽しみです。

2008年3月25日火曜日

組込み周辺の話題 … Android とか iPhone SDK とか

10年一昔と言いますが、あきらめずに何事もやるものだと有言不実行だったことを後悔しつつも、これからは後悔しないぞと思うことが多く、落ち込んだり気合いを入れ直したり、と精神的には忙しい毎日を送っております(w

◆今や自作OSの本が出版されている/自作OSのOSSのプロジェクトが多数存在する
昔もあったことはあったはずですが、どちらかというと有名な物は企業またはアカデミックベースで、規格ものはITORNベースなのがメインだったような気がします。あの時あーしておけば… orz とかいうのは、歴史に「たら」「れば」は厳禁ということで、封印しておきます(苦笑)

◆Google が Android を出して、それをドコモが採用する世の中
Sybian とか Windows Mobile とかどうなっちゃうんだろうとか言うのはさておき、Android の中身は実は Windriver の VxWorks なのか?とか、気になる所。実績がない OS にこれだけのアライアンス (OHAのこと) が組めるのか?とか、元 FAE だった身としては興味津々な出来事ではあります。

◆iPhone SDK, Developper 登録するかしないか
今登録しても作業できないしな〜とか言ってみるテスト。

つまり、自分の信じた事を外圧や外乱に負けずめげず貫いていれば、マイクロソフトの様に勝ちに行けるかもしれないと妄想でも思える事が多かったです。一番いけないのは、自分のリソース=時間を分散してしまうこと。やはり若いときになにか一つでも打ち込めるものを探せよ、という先達の教えは正しいなあと。人間が使える時間は限られまくっているので、習得に時間がかかるものについては、さっさと基礎を身につけておかないといけないんですね。今頃実感しても遅いんですが(汗

世の中の流れを端から見ているよりは、中に飛び込んで実際に触れてみた方がよっぽど面白いわけで、その意味で現状はフラストレーションがたまります。今やりのこっていることは、絶対にあれこれ片付けてやるぞと思うのでした。

土井英司氏×勝間和代氏 コラボ・セミナー

ビジネスブックマラソンで有名な土井英司さんと勝間和代さんのコラボ・セミナーが 4/29 にあるそうです。

◆4/29(祝)10:00〜17:00
「出版戦略セミナー特別編(1日集中セミナー)」◆
—最短で累計100万部達成した戦略とは?—
http://eliesbook.co.jp/archives/57

先ほどサイトをみたら残席41だそうです。はやっ!行きたい人はお早めに!!

入院とか手術とか無ければ、私もいきたかったです〜残念。

イースターのカード

ドイツの友人達に Ostern (ドイツのイースター:復活祭、Ost は英語の East と同じ意味)のカードを送りました。10年ほど前に知り合って以来、Weihnachten (クリスマス)と Ostern の時期には Web からカードを送ることにしています。クリスマスのカードは年賀状のかわりですね。Kassel に彼らが住んでいる時にはあちこち案内してもらったし、本当にいい人たちです。ドイツに住んでいるドイツ人と知り合える機会はそんなに無いので、本当に嬉しい限りです。(日本にもドイツの人はたくさんいるけど、ドイツ語学校の先生は話しかけるとなんとなく不機嫌そうな気がする…気のせい?)ドイツ語学習のモチベーションは彼らとドイツ語で話がしたい一心だったりします。

時々こうやって近況を知らせあって、いずれドイツや日本で再会できたらいいなと思います。最近さぼっているドイツ語また勉強しないと。Goethe Institut で個人レッスン受けたいんだけど、高いです orz

Goethe Institut Tokyo ドイツ語コース : 企業・法人向けレッスン
http://www.goethe.de/ins/jp/tok/lrn/deu/frm/jaindex.htm
個人レッスンを一ヶ月組んだ場合の最少のお申込みの時限数は以下の通りです。
8.000円(1時限あたり)×週4時限×4週間(一ヶ月)=128.000円

それでも、いまのバカ高いユーロのレートで支払うよりは全然安いんですけどね…

Ostern のカードを書いていて、ドイツ語のなけなしの運用能力ががたっと下がっている事にショックを受けているのでした。是非なんとかしたいものです。やはり、英語とドイツ語、一緒にトレーニングするべきですね。

2008年3月23日日曜日

Blogger のエントリを全部保存する方法

Blogger のバックアップを作りたいと思い立ち、調べてみました。

How to Backup a Blogger Blog | Google Operating System -Unofficial news and tips about Google-
http://googlesystem.blogspot.com/2007/02/how-to-backup-blogger-blog.html
This page lists the latest N posts from the blog:
http://blogname.blogspot.com/search?max-results=N


Blogger のバックアップを取る方法 | clmemo@aka
http://at-aka.blogspot.com/2007/02/blogger.html
全ての記事のバックアップを取る場合は、ブログの URL の末尾に search?max-results=N をくっつける。
Firefox extension 「DownThemAll」を併用する。
DownThemAll! | Firefox Add-ons | Mozilla Corporation


Nに自分のポストした記事の数を入れて表示させると、同一ページ上にすべての記事がでてくるというわけ。こいつをFirefox の機能拡張 DownThemAll でキャプチャする。フリーのプラグインでなかなかの優れものです。

これを MovableType にはそのまま持って行けないので、これはまた別の方法が必要ですね。まあいざというときは何とかなるか…

英語の本を線を引きながら読んでみたら、わかりやすくなった

私は全くと言っていいほど、本に線を引きません。長らく図書館で借りる本が多かった所為もありますが、基本的に本を汚すのが嫌いなので、赤いボールペンで線を引いたりすることは、教科書以外ではあり得ないと思ってました。

日本語で書かれた本ならそれでも十分いけるのですが、英語となると全くだめです。日本語は漢字仮名まじりでさらにはカタカナやローマ字まで入ってくるので、語の切り分けはぱっと見た目にわかりやすいのですが、英文は語の切れ目がスペースかつ表音文字で、見た目に理解しづらいなーといつも思っています。なので、未だに早く読める気がしません (--; 勉強したかったら英語の論文をたくさん読まないといけない身なのに、かなり致命的です。

英文の速読に関する tips で、文の切れ目にスラッシュ(/)を入れながら読んで行くというものがあります。これを応用し、かつ、もう少し文の構造がわかりやすくなるように、キモになる部分を四角で囲んでみたり、楕円で単語を囲んで斜線を引いてみたり、矢印を関連するところに引っ張ってみたりしました。試しに GTD の本をこれで読んでみました。本が汚れるのは嫌なのですが、もしどうしても我慢できなかったら、あとで新品を買う事にすることにしました (^^;

すると、全然意味が取れなかった文章が、簡単にわかるようになったり、わからない単語が多少あっても線をひいて飛ばして読めるようになりました。線も何も引かないでいると3ページも連続して読めなかったのが、10ページくらいは休みを入れないで読めるようになって嬉しい!なにより、

・わからない単語へのマーキングの形を決めておけば、あとで調べるのに楽
・文の構造がわかるようにマーキングし、かつ、重要な所だけマークするので、余分な所を読まなくてすむ。

結局、私が意味がとれなくてストレスに感じていたのは、文章の構造であるとか、わからない単語だったわけですね。やっぱ私の英語力は、たいしたことないかも…orz

TOEIC でもこの技が使えればもうちっと Reading がマシになりそうなんですが…(たしか問題文に線とかひいてはいけないんですよね。最近は緩和されたんでしょうか)

これなら日々読み捨ての英字新聞とかでもいけそうなきがする。今は線を書く道具は鉛筆だけですが、蛍光ペンであるとかカラーの水性ボールペンであるとか、いろいろ試してみようと思います。(ペーパーバッグは Slicci とかだと引っかかりそう…)本の種類もかえて実験してみます。日本語の本も、技術書は書き込みで汚してもいいかな〜

日本で Life Hack が流行する理由

昔は Tips と呼ばれていたようなことから、「仕事の段取り」と言われるようなものまで、みんなひっくるめて Life Hack とか Life Hacking とか頻繁に言われるようになって2年くらいになるでしょうか?ここ 2 年くらいでどうしてこんなに流行ってきたのかについては諸先輩方がいろいろな考察を加えていると思いますが、私も考えてた事をメモっておこうかと考えました。

  • PC の使用が一般的かつ強制的になってきた
    →使えないと仕事にならない
    →仕事の段取りがコンピュータ利用を中心として回っている
  • PC を使いこなすには「技術」が必要
    →プログラマである必要はないが、利用するアプリケーションソフトの使い方ぐらいは知っている必要がある
  • 今働き盛りの30代〜40代は義務教育や高等学校教育で計算機を学んだり使ったり機会がほとんどなかった
    →自分でなんとかしないと、PC が使えない=仕事ができない、世の中の動きに置いて行かれる
    →ある意味、ディジタル・ディバイドな要素を持った世代
  • 以前は秘書や部下にやらせていたような事も、人員削減等で自らが出来なければいけないことも多くなった
    →会社も自分でやらせる方向に持って行って人件費や経費の削減を続行させようとする圧力をかける
  • パソコンと GUI (Desktop メタファー)が登場して以来、見た目にわかりやすくなって、コンピュータを使うための経済的、心理的な敷居が下がった
    →Mac, PC/AT, Windows, Linux 上の GUI, etc.
  • 工場の機械化がほぼ完成し、次はオフィスの作業の機械化となった
    →効率や生産性重視になると、どうしても作業を機械化して人件費をさげ、社員一人あたりの生産を効率化させる必要がある
  • 成果主義/能力主義の評価方法の導入で、自ら生産性を上げるための方法論が必要になった
    →質を上げるのはなかなか難しいが、7〜8割の出来で早く仕事を終わらせることができれば、その方が比較的容易に目標を達成できる
    →「早さ勝負」なら、PC をうまく使って終わらせた方が、処理した「情報」が自分の「資産」として残るので、あとあとの効率も良い


長い不況でリストラで減った人員を補充する体力も無かった企業が数多くあった中、能力以上の仕事量をこなすためには、業務の見直しも含めて、システマティックな対応が必要になっていた可能性が考えられます。機械を人間の業務に最適化するよりは、人間を「Life Hack」という方法論で縛った方がよほど効率的に業務や知的生産効率を最適化できるので、手っ取り早い方にみんなが流れて行ったと考える事もできるんじゃないでしょうか。

こう考えて行くと、日本で流行っている Life Hack は「仕事」の段取りや処理についてフォーカスしていて、どうも私には Life を Hack しているように感じられません。「仕事の段取り」を Hack している、というのなら「うんうん」とうなずけるのです。

それに対して、アメリカの方の Blog 記事を見ていると、もっと健康やメンタルな部分であるとか、生活の部分であるとか、そういう所にもフォーカスされていて、私は「Life Hack」という言葉により近い、共感できる内容のものが多いのです。日本の Life Hack は、まだ Mac が最初に出た頃に言われた Tips や ファミコンが出てきたときに言われた「裏技」の域を出ていないように、私は感じるのです。Life Hacker と言われる方々や本の著者にバリバリ働き盛りの男性方が多いのも、日本で「仕事 Hack = Life Hack」になってしまっている原因があるようにも思います。

もっとも、ビジネス書を売ろうと思ったら、Life Hack で生み出した時間を「のんびりまったり」されるよりは、もっと働け〜という圧力に転じた方がよほど売れそうです。この辺が「仕事 Hack」になっている本当の原因かもしれません。そうだとしたら、働く女性が書いた本であっても、大きな違いは無いのかもしれません。

「Life Hack」と言う言葉は、恋愛論や結婚や人生観についての本と、カリスマ主婦が書く掃除や整理の本と、PC の使い方を仕事の段取りを含めて指南する「仕事 Hack」の本、という通常の書店では別々の売り場になっていそうな内容が合体して初めて「Life を Hack する」と言えるのではないでしょうか。まだまだステレオタイプな「Hack」の棲み分けがされているようです。言葉の使い方に関する言語的な違いが反映されているようでもあるし(英語は抽象的、日本語は具体的に言葉を作ったり使う傾向がある等)、欧米との習慣や人生観の違いを感じる部分でもあります。

というわけで、私は日本で流行っているのは Life Hack でなく、ほとんどが Tips だろうと言いたい訳です。 GTD の様に、日々の雑用や主{夫|婦}仕事からお金を得るための仕事までぜーんぶ片付けようとするなら、それは Life Hack と言ってもいいと思いますが…どうもそこまで徹底しているようには思えないかな、というのが、昨今の状況に対する現時点での感想です。

2008年3月22日土曜日

Omni Group は Omni Focus for iPhone の開発を検討しているらしい

Omini Group の Blog によれば、Omni Focus を iPhone 用にアレンジするつもりがあるらしいです。 全くスルーしていたので今頃気がつきました(汗

OmniFocus coming for the iPhone | THE OMNI MOUTH
http://blog.omnigroup.com/2008/03/06/omnifocus-coming-for-the-iphone/

中には、「そんなことより、OmniDiskSweeper Mobileを先に出すべき!」なんていうコメントもありますが(w
個人的には Omni Focus と iPhone や iPod touch の携帯性はかなり相性がいいと思うので、ぜひ出してもらいたいと思います。

真剣に GTD に取り組んでみる

ずいぶん前に Omni Focus をインストールしていたのですが、まだ全然使えていません。このままではあまりにももったいないので、真剣に GTD (Getting Things Done: The Art of Stress-Free Productivity : Wikipedia の解説こちらから)を実装することにしました。

GTD とは、Wikipedia の定義によれば「個人用のワークフロー管理システム」なので、実装という言葉を使いますが、Omni Focus のようなソフトウェアが必ずしも必要なわけではありません。管理さえできればメモ帳だけでも極端な話よいのですが、私自身はこういうガジェットが大好きなので、これで試しにやってみようと思うわけです。

とはいえ、Omni Focus は日本語化されていないので、英語と格闘しながら使い方を覚えなくては…というより、GTDの実装方法からしてもう一回本を読んでおさらいしないといけないです。勉強した結果は(調子の良い時にぼちぼちとですが)ここにエントリしたいと思います。

欽ドン

「脳内メーカー」でおなじみの「うそこメーカー」氏とgooのコラボサイト、脳検メーカーに「池崎史生」を入力してみました。



なんだこれ www
欽ドンかあ…昔よく見たなあ。欽ドンを検索したがっているらしい>私の脳

ついでにブログメーカーも試してみました。

-----引用ここから
2008年03月22日

昨日ゎたくさんの方、
ミニカーくれてぁりがとぉござぃますッッ
めちゃくちゃ嬉しぃ
話ゎ変ゎって

ワタシアマゾンの巨大魚大好きゃねんけど、
大皿2枚ぺろりと食べちゃぃましたぁ あぁ 幸せぇぇぇ

goo×うそこメーカー
-----引用ここまで

いくら魚が好きでも、巨大魚大皿二枚は食べられないと思う www

Safari 3.1 : Windows Vista にも入れてみました

というわけで、Safari 3.1 を Vista にインストールしてみました。以前、iTunesを入れたことがあったので、Safari のインストーラを起動すると、いきなし Apple Software Update のアプリが立ち上がってビクーリ。OKをぽちっと押したら、あとは再起動まで自動的にインストール作業が進んでいきました。

しかし、最後にちょっとだけうっかりミスをしてしまいました。何かというと、再起動が必要なのに、再起動しないで別のことをしてたら、Safari の初回セットアップが起動したときに、それがハングしてしまいました… orz あう。まあ、大勢に影響は無かったのですが、ちょっとしくじりました。

動かしてみた感想ですが、やっぱり Firefox よりはレンダリングの体感速度が早い感じです。あとは通信速度依存なので、実際にどうなのかはちゃんとベンチマークとってみないと分かりませんが…JavaScriptはサクサクでしたが、Ajax バリバリな時に描画に難ありのものがあるかなという感じです。(そのへんは Mac と一緒の問題だとおもわれ)

こうなると、やっぱり Google ツールバーが Safari 上に欲しいですね。今、ほとんど Google Reader と Toolbar にブクマを集約してしまっているので、カナーリ不便です。どこかに良いアプリが転がっていないものでしょうか。

2008年3月21日金曜日

Safari 3.1 レンダリング:はやっ!

Amazonのテキストリンクにマウスカーソルをあわせると「商品プレビュー」ができる機能があります。Mac 版の Safari 3.1 で表示させると、以前のものよりめっちゃくちゃ早いです。マウスカーソルを外したときの「商品プレビュー」の消去は残像が残って今ひとつですが(苦笑)表示はかなり早くなりました。必要なデータ読み込んでも、もたもたしないでサクっと動く所がいいです。

一体、なにかそんなに処理を重くしてたのかと思うくらい…なるほどなるほど。火の狐よりも早いと言うだけの事はありそうです。Windowsでも本格的にサポートのようです。IE7 にいらいらしている人には一考の価値ありかも…です。

できたらいいな

浮動不同ですが、正月に引き続き、脳内願望(つまり実現していないってこと)を書いてみようかと。

  • フォトリーディング
  • ドイツとイギリスに語学留学
  • 大学院に戻って学位取得
  • TOEIC 900 点越え
  • 年収1千万円稼ぐ
  • 一人OSSプロジェクト
  • 書籍の出版
  • TOEFL 100点越え
  • アメリカ留学
  • 子供達にコンピュータ科学の基礎を教える
  • フルオプションの MacBook Pro, MacBook Air + Apple Cinema Display 購入
  • 世界一周+難局南極旅行
  • 情報処理技術者試験のうちいくつか合格
  • 広くて大きい書斎用のテーブル購入
  • アーロンチェア購入
  • 自分の仕事場用の部屋を確保
  • Amazon ショッピングカート内リスト一掃

書き出してみると、以外とシンプル。物欲系に傾きがちなのはご愛嬌ですが…宝くじ当たれば8割方実現できちゃいます。留学なんかは、大学が入学許可してくれないと駄目ですが。学位取得は自分の気合い以上に能力的な問題も…orz

大概のことについて難しいのは、お金がないからどうやって…っていうことだ、という話ですね。まあ地道にやるしかないか。

「アルファ・ブロガー」の事を alpha blogger とは英語圏では表記しないらしい

日本のブログ界ではもうおなじみだと思われる「アルファ・ブロガー」という言葉は、英語圏の記事であまり見かけません。この言葉の大元はどうやら Newsweek 誌の記事からだったらしいです。

THE ALPHA BLOGGERS by Steven Levy | Newsweek
http://www.newsweek.com/id/55915

おや、記事をかいた人の名前に見覚えがあるな〜と思ったら、Steven Levy って、「あの」 Steven Levy ではなかろうか。


「ハッカーズ」はむかーし読んだ記憶が…最近では、「The Perfect Thing: How the iPod Shuffles Commerce, Culture, and Coolness(邦訳:「iPodは何を変えたのか?」)」が有名ですね。

Steven Levy は日本でも知られた名前なので(私が読んだことあるくらいだから、読者はかなり多いと思う)日本で広まったのは不思議ではないかもしれませんが、ホームグラウンドではあまりはやらなかったようです。どちらかというと A-Lister とか A-List blogger というようですね。その中でもさらに注目すべきブロガーのことを Prominent Bloger と呼ぶようです。

オライリーの Head First シリーズで有名な Kathy Sierra は Prominent blogger と ComputerWorld 誌で呼ばれてました。もっとも残念なことに、Kathy 自身は最近はある事件のためにブログの更新をやめてしまいましたが…ブログはどこかで続けているんでしょうか?



[iKnow!] 調子にのってディクテーションをしたら…

「iKnow!」アイコンの練習は、滑舌良く例文が言えるようになるまで練習すると結構時間かかります。10単語で30分くらい。正直、2 units 以上のレッスンをこなすのはしんどいので、今日はディクテーション(以下フランス語っぽく「ディクテ」と略)に挑戦してみました。

で、やってみた所、まだ全然やってない例文がたんまりでてきて、操作を間違えまくって、レベルが思ったより下がってしまいまいした。70は行くと思ったんだけどなぁ。結構判定がシビアーです。「晩餐会」= banquet なんて、まだ練習してないし、綴りうろ覚えだったし(苦笑)

あと、ディクテでおや?と思ったのは、

We just stopped by to see if you were free.

という例文があっって、どーしても

We've just stopped by to see if you were free.

と聞こえること。他にも just との組み合わせで have の省略形 've がついているように聞こえる部分がありました。文法的には例文で問題ないかもしれませんが…よく分からない。空耳かもしれませんが(w

2008年3月20日木曜日

Safari 3.1 とりあえず感想

先日リリースされた Safari 3.1 ですが、JavaScript 周りが改善されたらしく結構良い感じです。Blogger の「投稿」タブにある「投稿を編集」の中身にアクセスして記事の「編集」リンクをクリックすると落ちていたのですが、ちゃんと記事が編集できるようになりました。
JavaScript バリバリのブログでもちゃんと表示できるようになって、嬉しい限りです。

心なしかサクサク動くようになって、Firefox よりレンダリングが早いかも…と思う場面も多いです。ちゃんと測ったわけではないのですが。これなら常用できるかなあ。Firefox で blockquote タグを打つとイタリックにならず、わざわざイタリック用のFontタグを付けていたのですが、Safari は blockquote だけでもちゃんとイタリックになるようだし。

Windows 用も正式にサポートされたということなので、Vista が入ってるマシンにも載せてみようと思います。

本当?「Apple」のロゴを見るだけで創造性が上昇

えー、本当ですか?

「Apple」のロゴを見るだけで創造性が上昇——デューク大学調査 | IT Media News
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0803/20/news002.html

Mac使いかPCユーザーかにかかわらず、短時間でもAppleのロゴを見せられると創造性が上昇する——米デューク大学のフュークアスクールオブビジネス校とカナダのウォータールー大学が3月18日、調査結果を報告した。

ロゴを人間の目で認識できない速さで表示させるのを被験者に見せた後、課題に取り組むという実験だったようですが…

これが本当なら、毎日Apple のロゴを見てコーディングするのが良いかもしれない…とか思ってしまいました。潜在意識にポジティブ・イメージを植え付けるのが良いということなのかもしれません。

でも、このページを見ると、昔の Apple ロゴですね。今のロゴだとどうなんでしょうか(w

Ruby 1.8.6 と Rails 2.0.2 を MacPorts でインストール

PBG4 (Tiger) にMySQLを入れているので、こちらで Ruby on Rail を試してみようと思い、インストールしてみました。

MacPorts でインストールできる Ruby は 1.8.6-p111 、Rails は 1.2.3_0 なんですが、Rails は 2.0.2 が出ているので一旦 MacPorts でインストールしてから、2.0.2 を別途インストール。

参考にしたサイトはこちら:

Ruby Install Guide::MacOS X
http://pub.cozmixng.org/~the-rwiki/rw-cgi.rb?cmd=view;name=Ruby+Install+Guide%3A%3AMacOS+X

MacPorts | やってみなけりゃ気が済まない
http://www2.deukalion.jp/zblog/mac-mini_server-archive/508-10225121.html

autoconf だの gperf だのは入れていなかったので改めて入れたところ、Perl5.10 を入れていたのが災いして autoconf で失敗してしまいまいした。Perl5.8 をインストールしたときに、上書きできないコマンドとかがあって、それが原因だった模様。もう一度やり直せば続きからインストールをしてくれますが、Perl5.10 だとあとでいろいろ面倒な事がおきたので(Perl5.8 がactivate できないとかいって文句をportにさんざん言われた)Perl5.8.8 にやむなくダウングレードしてます。依存関係を全部削除してからでないとアンインストールができないので、いちいち面倒でしたが…

あと、Rails は 2.0.2 から MySQL ではなく SQLite3 がデフォルトのDBだそうなので、MacPorts で SQLite3 もインストールしてみました。

動作確認のテストはこれからですが…確かに MySQL 用のファイルがテスト用ディレクトリから無くなっているようなので、注意が必要かもです。

2008年3月19日水曜日

MacOS X 10.5.2 & 10.4.11 Apple、SafariとMac OS Xの脆弱性に対処

Tiger と Leopard の脆弱性に対処したパッチが公開されました。私も早速パッチを当ててみました。今のところこのパッチのインストールによって起きた問題は無いようです。

Apple、SafariとMac OS Xの脆弱性に対処の巨大パッチ公開|IT Media エンタープライズ
http://www.itmedia.co.jp/enterprise/articles/0803/19/news015.html

しかし、巨大パッチって…(^^;
あー、ネットから100MBダウンロードでも、全然「巨大」だと思わなくなってますね。私は。
OSやIDE周りをダウンロードしてくると下手すると平気で1GBとかあるからなぁ… 音声カプラで 300 boud 通信とか言ってた頃には考えられません。

Google のトップページが変わった!

シンプルだったGoogleのトップページに、タブとアイコンが加わりました。びっくり。

私は今までの物で十分なんですが、iGoogle の変更といい、なにかこの先大きな変化があるんでしょうか。

SF作家アーサー・C・クラークが死去

私にとって、アーサー・C・クラークとは「2001年宇宙の旅」ではなく「楽園の泉」でした。軌道エレベーターというアイディアに興奮した思春期の経験が、その後の私の本の嗜好を決めたのは言うまでもありません。彼の書いた作品たちと彼に、心よりの感謝を。合掌。

SF作家アーサー・C・クラークが死去|IT Media News
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0803/19/news025.html

[本]おもてなしの経営学 アップルがソニーを超えた理由

いろんな所で書評がでている、中島聡氏の「おもてなしの経営学 アップルがソニーを超えた理由 (アスキー新書 55)」を私も手に入れたので読んでみました。結論から言えば、これは是非読んで欲しい本です。とくに「Ah!Ski」や「南青山アドベンチャー」を知ってる古い(失礼!)人は楽しめる本だと思います。

Windows95、IE の開発者だった方が書いている話なので、非常に興味深いです。ブログのまとめとして読むのも良いでしょうし、特別対談も豪華キャストで面白いです。私のお気に入りは古川享氏との対談で、当時のアスキー(月刊ASCIIやアスキー神社などなど…)をリアルタイムで知っている人間にとっては懐かしさとともに「あーあれはこんな事があったからなんだ」という事がわかったり…私は買ってすぐ喫茶店に入り、あっという間に読んでしまいました。



◆ここで言う「おもてなし」とは「する側」?「される側」?
さて、この本は間違いなくお薦めできる本なのですが、一点だけ気になる事があります。それは中島氏が非常に気に入っておられる、User Experience を「おもてなし」と訳す事についてです。

第1章の p.17 にどういう経緯でそのように言うようになったのかが書いてあるのですが、要するに「訳語を募集してブログにそのようなコメントがついたから」ということらしいです。それはそれで問題ありません。気に入った言葉がなんであれ本人がいいというならOKです。ただ、なんか訳語というか、その代わりとして使われると引っかかる。なんだろう?と思ったわけです。中島氏もずいぶんと訳に困ったように本で書かれていますし、ちょっと訳出するのが難しい言葉ではあります。でもその違和感を私なりに「日本語化」しておかないと、さらにしっくりこない訳です(何しろ私はエクストリーム・プログラミングとか言われても、直感的にわからない人なので…orz)。

User Experience というと、ユーザが感じたり体験したりすること丸ごと全部!という感じが私にはするのですが、そこにはあまり「体験させよう」「体験しよう」という「ベクトル」は無いように思います。行為の主体は User でしょう。

でも、日本語で「おもてなし」というのは、ユーザ側では「受ける」ことだし、設計したり開発する側は「する」側というように主語が違ってきてしまう「ベクトル」のある言葉になってしまっているような気がします。その辺が私が「おもてなし」という言葉を当てはめることに違和感を感じる要因なのかもしれません。

◆著者の立ち位置と「おもてなし」という言葉を著者が気に入る理由
「おもてなし」は明らかに「意図して」行うのだし、Experience の意味には動詞もありますが「体験させる」という使役の意味はない(どちらかというと「体験する」)ので、「おもてなしする」という言い方の対比において、やっぱり違うんじゃないかなあ…と思うのです。著者も

『直訳ではないので、必ずしもそのまま入れ替えて使うわけにはいかないが』(「おもてなしの経営学 アップルがソニーを超えた理由 (アスキー新書 55)」中島聡著 p.17)

と述べているのでおそらく気がついていらっしゃることでしょう。しかし、なぜ著者はこれが気に入ったのか。それが気になります。それは著者のの立ち位置に由来するのではないかと私は考えました。著者が「おもてなし」という言葉が気に入る背景には、長年コンピュータのプログラム開発に携わってきた中島氏だからこその立場がにじみ出ているようです。

どうすれば良い UI になるか、どうすればみんなが簡単に使えるようになるか、そう考えてきた人だからこそUser Experience とは「おもてなしをする」側の方にいる人が、いかに売れる物あるいはみんなに使ってもらえる物になるか、あれこれ考えているから「おもてなし」という言葉がしっくりくるのかもしれません。

◆しかし、なんかちょっと違う気が…その違和感の正体
ただ、私が違和感を持つのは、いくら過剰とも言えるくらい演出された「おもてなし」を受けようとも、「おもてなしされる」側がサービスをする側に、なにがしかの「シンパシー」が無くては、「おもてなし」って成立しないよね…と感じるからなのです。そうするとたちまち、考え抜かれた「おもてなし」であっても意味の無い物になってしまう。しかし、それさえも「ユーザ自身の体験のうち」なのではないか?と私は考えます。

もちろん「成功する場合の」おもてなしの事を中島氏は語っておられるので、そうした点はこの本の範疇外でしょう。経営学というからには、やはり「おもてなし」が成功する話を想像してしかるべきだとおもいます。それが決して悪い訳ではなく、むしろ著者の立ち位置がわかるタイトルで好ましいのです。しかし、User Experience に「おもてなし」という言葉をあてはめると、どうしても私が感じてしまう「違和感」があります。

その違和感の正体は「おもてなし」という言葉を使うときに

・「おもてなしする」側が「おもてなしをされる」ユーザ側が受けるであろう良いフィードバックをあらかじめ連想している

・「おもてなしをする」側から「される」側へのベクトルが感じられる。「される」側の主体性はあまり感じられない

・分不相応な「おもてなし」/歓待を受けたときの居心地の悪さというか、あえていうならネガティブな視点が入ってきていない(今や環境に配慮して包装紙は省略されてしまう世の中ですし…)

という3点において experience と同じ意味合いを私が感じられないからなのでしょう。

もっとも「経験」や「体験」というときには、英語ではポジティブな話をするという暗黙の了解があるのかもしれませんし、もしそうならばネイティブやそれに近い語学力を持つ人にはあまり意味の無い違和感かもしれません。 Collins Cobuild-advanced Learners English Dictionary (Collins Cobuild)(英英辞書です)には good とも bad とも書いてないんですよね。気になる気になる…こんなところで引っかかっていては、とても中島氏のような、他人が喜ぶ「おもてなしの心」あふれる文章にはならないかもしれません(苦笑)

2008年3月18日火曜日

英語のトレーニング

iKnow!で久しぶりに英語の練習をしたので、英語つながりの話題です。英語は勉強するものではなく、トレーニングするものだ、という話です。

私は、学校の教科としての英語は好きだったものの、しゃべる方はからきし駄目でした。海外旅行に行くようになってから「これじゃ駄目だ!」と思って某つぶれた英会話学校に通い始め、勢いでドイツ語とフランス語もはじめ、やがて外資系に勤めるようになって…という感じで、だんだんと英語力をアップしてきたのですが、ずいぶんと回り道をしてきたように思います。

なかなか TOEIC 600点の壁を超えられなかったのですが「英語は勉強するものじゃなくて、トレーニングするものだ!」という言葉を本で読んで目覚めました。これは、英語トレーニング指導で有名な千田潤一先生の言葉ですが、同時通訳者として著名な國広正雄先生も「只管朗読」「只管筆写」という言葉で、意味の分かっている英語をとにかく読め!書け!と手と口を使って練習することを勧めています。

ここで言う「英語トレーニング」は、意味の分かった英文をひたすら音読し書き写す、というところがミソです。英文解釈みたいな事はしないで、教科書だったら、教科書ガイドの訳文を読んで理解したら英文をひたすら音読するというやり方です。自分で訳さなくても良い分、かなり英会話の練習の敷居が低くなったように感じた事を覚えています。昔は教科書ガイドを使うなんて…と言われたものですが、英語に限って言えば、さっさと訳文を見て、それからひたすら音読と書き写し(しかも素早く!)するのが良いようです。

具体的な方法ですが、英語のトレーニングについて何冊か書籍が出ています。興味のある方はそれを参考にすると良いでしょう。

英語が使える日本人TOEICテストスコア別英語学習法―自己レベルに合ったトレーニング法 (アスカカルチャー)
…TOEICスコア別に、何が壁になっているのか、何を中心にトレーニングすればよいのかが解説してあります。

英会話・ぜったい・音読 【標準編】—頭の中に英語回路を作る本
…例文は教科書から持ってきたものを中心に、ネイティブが吹き込んだ音声のCDがついています。入門編、挑戦編もありますのでレベルに応じて選ぶとよいでしょう。

English Trainer|英語トレーニングのICC
http://www.icconsul.com/et/index.html
…最近はこれでトレーニングしています。少々さぼり気味ですが…3ヶ月ごとに送られてくるテキストに載っている英文はすべてオリジナルで、巻末のTOEICの模擬テストも手応え十分だと思います。これを使用した英語講座もICCで開かれているそうです。落ち着いたら(暫くご無沙汰しているうちに、いつの間にか出来ていた)土曜日の860点プラスコースに通いたいなーと思っているのですが、とりあえずはiKnow!とEnglish TrainerとNHKのラジオ講座で特訓ですね。

今年の英語に関する野望は900点を超えることだったりするので、もっと頑張らないとなーと思っています。TOEIC が 900点を超えたり、TOEFL iBT が 100点を超えると、国内の大学院の試験で英語が免除になるケースがあるので、それを目標にしているというわけです。現段階ではTOEFL は経済などの学術用語になれてないので激難しいです…TOEIC はリーディングセクションの処理スピードが遅くてどうにもなりません。それをなんとかするためにも、ちゃんとトレーニングしないといけませんね。

iKnow! 試してみました

iKnow!早速試してみました。とりあえず 「さらに!TOEIC上級シリーズ」の「さらに!TOEIC上級・リスニングセクション」をやってみました。

これ、単語のタイピングもあるんですね。一回10問ほどで3〜4問ごとに前の部分のテストが入ってきたりして結構時間がかかります。5問と10問のどちらかが選べますが、さくさく進めて10問で15分前後かかるかなあ…もうすこし多めにかかるかも。

例文を英語の音声と同時に発音したりしてしつこく練習すると記憶の定着率も良さそうです。最近あまり人と話さない生活をしているので、思いっきり滑舌が悪くなっていてあぜんとしました (^^;

思ったよりソフトの作りは単純だけど「しつこく」やると上達も早いかも…と思いました。これから時間を決めて、毎日やろうかな。ミニテストに正解するとちょっと嬉しくなったりして(単純!)。

内容はやはり、やや易しい感じですが、復習の意味もかねてこの辺からやっていこうと思います。

iKnow! 登録してみました

英語学習者のための SNS に iKnow! というのがあるので、登録してみました。

iKnow!
http://www.iknow.co.jp/

初級者から上級者までいろいろあります。あるカテゴリは「チャンネル」というらしく(TOEIC なら TOEIC チャンネル)、その中に数個のシリーズとその下のセクションと呼ばれる学習プログラムがあります。

間違えた所を覚えているらしく、どの程度できるようになったか達成度を測る機能もあります。モバイルでも出来るようですが、まだモバイル機能は試していません(定額プラン加入を強く推奨!だそうです)。ポッドキャストもあるようなので、勉強した所を聞くのにいいかも。

上級者むけには TOEFL や GRE Standerd などもあるようなので、TOEIC の上級者向けと TOEFL あたりに登録してみようかと思います。しかし、650点で上級と基礎を分けるのは、あまりにもざっくりしすぎてませんか?とか思ったんですが。実際この分類が適切かどうかはやってみないとわかりませんけど、TOEIC の分類に従っても良かったんでは…?経験的には、700点台と600点台は結構差があるような気がします。

ずいぶんなまくらになった英語力ですが、何もしないよりはマシだろうと思って始めてみることにしました。進捗確認用のブログパーツも後で追加しておくので、もしさぼっていたら思いっきりツッコミを入れてやってください (w

2008年3月17日月曜日

Googleのオフィス

Googleの社内は凄いらしいっていう話は良く聞きますね。Google詣を出来る人はいいなあ…なんて。実際どうなのかというと、これがまた噂に違わずすごいです。どんなものかは、下記のリンクをご参照ください。

Googleの社内の滑り台とかすべり棒とかの動画|ホームページを作る人のネタ帳
http://e0166.blog89.fc2.com/blog-entry-431.html

これを見て思うのは、誰だったか…星新一か筒井康隆のショートショートだったと思うんですが、一生懸命遊ぶ事が仕事だという、で、自分が何のために何をしているかは、一切明かされないという話がありました。そんな事を思い出してしまうのでした。

オフィスがこんなに居心地よいと、お家に帰りたくない人もたくさんいるんでしょうね(苦笑)

Google Docs からのブログ投稿

エントリ二連投の結果を報告します。

1) 使いづらい
リンクを張ったりするとタグがばしばし入る。フォントのサイズ指定が変更できなかったりする場合があって、ストレスフル。

2) pタグ打ちまくり
pタグ、妙に行間が空くので好きじゃないです。英語のときはともかく、日本語では使わないでほしいなあ。RSSフィードの省略の仕方などで、仕方なく使うときもあるけど。個人的には日本語レイアウトには向かないタグの代表格だと思われ。CSSで調節すればって?仰せの通り。

3) タイトルが変
文書につけた名前がタイトルになるのかと思いきや、そうでもなさげ。

とまあ、今のところこんな感じでしょうか。HTMLを編集しまくらないと、すっきりしたレイアウトにならないようです。使い方によってはいいかも、あちこちのエントリをDocsで集約できる可能性がある、という点ではいいかもしれません。

自分のエントリが知らない所で無断引用されていたらどうする?

あるブロガーの方が書いた文章が、さるコンサルタントのサイトに剽窃されていたという話です。

なんか「怪物コンサルタント」に、俺の文章コピペされた件www|logical cypher scape
http://d.hatena.ne.jp/sakstyle/20080315/1205592373

正しく引用すれば問題ないのに、なんで訂正しないんでしょうか。しかも、なぜそういう事が起きたのかが、問題のサイトのご本人とおぼしき人のコメントには、言及されていない。対処の仕方に問題ありあり。著作権を何だと思っているのやら…普段一体何をコンサルしているのかと。

ブロガーの書いた文章を剽窃するなど、無礼千万。私も気をつけなければいけませんが、引用した部分は、引用であることがわかるように明らかにするとか、エントリにリンクを張ることと、元エントリのタイトルとブログ名くらいはちゃんと書いておいてほしいものです。

しかし、これが学生のレポートとなると、山のように著作権法違反の例があるんだろうなあ。レポートとネットの内容をマッチングさせるクローラとか、ネタにするために、自分のエントリが別の所に無いか検索するクローラーとか作ったらどうだろうか。スパイダーをハケーンして目標を見つけたら、自動的にWeb魚拓取るのもありとか。大学の教官には受けるかもしれない。

ちなみに私の場合、

「引用される時は、世間一般の常識にのっとってご自由にどうぞ」

です。リンクも同様の基準を適用するなら可。しかし、他人に勝手に自分の書いた文章を剽窃されたり、勝手に文体をかえた程度で他人名義で書籍雑誌に出版されるのは御免被りたい。そう考えています。もちろん、私も物書きである以上、他人の書いた文章を剽窃することがないようにしたいと思います。

そういえば、以前勝手に文章のアイディアを盗られたことがあった。思い出した(怒)ずいぶん昔の過ぎた事とはいえ、思い出すと頭に来るなあ…おっと、いかんいかん。三毒追放を忘れる所でした。

まあ、そんなわけで、なんであれ無断で文章を引用するとかそういうことは精神衛生上悪いし恥ずかしいので、どちら様もしないようにお願いします。

Google Docs で ブログを投稿するテスト

ネタフルの記事から。Google Docs でブログが書けるというので、早速試してみました。

Bloggerの小さいディタよりも視認性がいいので、これからこちらで書こうかな。まとめてダウンロードするのも良さそう…暫く試してみることにします。

ブログに最適なネタをもう少し考えてみる

昨日書いたエントリについて、引き続きつらつらと考えてみようと思います。前回のエントリはこちらから。

ブログに最適のネタって何?
http://sio-gadget-blog.blogspot.com/2008/03/blog-post_16.html


私がブログ記事を検索するときの事を考えてみると…

・検索エンジン経由
・よく読むブログ記事経由
・ビジネス本/雑誌経由

という三種類に分けられます。その中で、

・検索エンジン経由の記事…開発ノウハウ、単語の意味、英語の例文、等 単発の記事
・よく読むブログ経由の記事…連載もの、書評、説教、いい事言ってる確率の高そうなブログ、著者で選んだブログ、等 ブログ丸ごとRSSリーダ登録
・ビジネス本/雑誌経由の記事…特定の問題、ジャンル等、カテゴライズされたような記事

という具合にすみ分けているような気がします。例外はありますが、だいたいこんな感じです。検索エンジン経由でのアクセス数を多くしたいのであれば、単発読み切りの優れた記事を書くと良いでしょうし、RSSリーダに登録されるような記事とは、いわゆる「著者買い」に近いものがあるかと。

書評ブログというのは、これの良いトコ取りですね。書評という部分では「単発」で行けるでしょうし、ある著者について連続して取り上げるようなことがあれば、ファンに「著者買い」されるパターンは多くあるでしょう。書評が個性的であれば、その方自身の「買い」になる場合もあるでしょうし、考えれば考えるほど、書評は「美味しい」ネタのように思われます。

でも、書評というジャンル、こんなに難しいジャンルも無いとは思います。うっかりしたことを書けばファンに怒られそうだし出版社も敵に回しそう…その点、アルファ・ブロガーの方々は上手に仕切っているように見えます。私が非常に感心するゆえんです。

あちこちのブログを渡り歩いていると(笑)だいたい同じようなブログを皆さん読んでます。記事をよめば「あーこれははてブだな」とか「あーこれは△△さんのブログ読んでの話だな」とか「これはあのキーワードだな」とか…新聞なら○○新聞、TVのニュースならとりあえずNHK、みたいな感じです。ゆえに「アルファ・ブロガー」と呼ばれる人たちが出てくるのでしょう。そこをチェックしていないと(引用でもされてない限り)どう話がつながっているか読めない場合もあります。それが怖いようでもあり、あえてブロゴスフィアの「空気」を読まない事でもあり…読んでいれば、ある程度影響されてしまうのは必然かもしれません。

一方、公開ブログでちゃんとした問題提起をするのは、大変難しいと思います。いくつか理由があると考えますが、例えば;

・賛否両論、意見が分かれる場合
・個人攻撃/名誉毀損になりかねない場合
・問題提起したのはいいが、問題がよく理解されず、別の方向へ議論が行ってしまう場合
・犯罪被害者が二次被害にあうような場合
・嘘の情報をもとに問題提起した場合

等等、これらは、素人がうっかり手を出すとたちまち炎上しかねないケースでしょう。確信犯的に狙って記事をエントリする凄腕の方もいらっしゃるようですが、下手すると裁判沙汰になりかない話題もあります。この点、素人はうっかりハマることのないよう、よくよく注意しなくてはなりません。(一方、プロの記者、マスメディアの人は、公権力に対しては、もっと問題提起をするべきだと思います。が、中には個人攻撃に走るのもいたり…正義感の出し方が違うっていうか…)

こう考えて行くと、いろんな情報にあふれているようでいて、実はブロゴスフィアというのは良識的に考える範疇においては、あまりバラエティーに富んだ話題が書けないんじゃないか?という疑問が生じてきます。それでも十分雑多だという方もいらっしゃることでしょう。でももしISPがいろんな規制を加えて行ったとしたら?NGワードが極端に増えたら?自分でNTTと専用線を契約しない限りは、もしかすると情報発信できなくなるかもしれません。著作権に違反した場合、という限りにおいてはその傾向にあります。もちろん、法律に違反するのは良くないです。裏掲示板のような人権侵害の温床になっているものについては徹底的に調査するべきだと思います。

私が憂えるのは、いずれそれが拡大解釈されるのではないか?ということです。なぜなら、内容について線引きが難しいということが一つと、この前私がLivedoorブログのコメント書き込み(ちなみにLivedoorコメントのドメイン規制は解除されました)で経験したように、ドメイン名で機械的に迷惑コメントと切られたりするような例では、あまりにも「その他」に及ぶ被害が多いということが一つ上げられるからです。もしそうなったとき、きちんとISPやASPは対処してくれるのでしょうか?もし、それについて個人が法人に対して「問題提起」したくなった場合、「Google八分」や「ISPとの契約解除状態」にならずに、情報を発信しつづけることができるでしょうか?

携帯電話では「ホワイトリスト」方式で登録された以外のサイトがつながらなくなる、という規制があります。もともとは低年齢層が携帯電話を使った犯罪に巻き込まれないようにするためのものですが、いずれ、これがインターネットのISP単位で起きないとは言えないと思います。なぜなら、「子供達を守るため」という大義名分があるからです。もちろん、子供達は守らなければなりませんが、じゃあどうやって表現の自由や言論の自由と線引きするのか?その辺が技術的に解決できるかどうかわからないし、世間一般の了解的にも曖昧なことがたくさんあるんじゃないかと思う訳です。もっとコンセンサスを得るための議論の余地はあるのではないか?とか…案の定、携帯電話の規制の話は、ビジネスの機会損失の話と連動して、かなり問題視されてます。

個別のパソコンにソフトをインストールするのではなく、ISP単位でおこなうということでは、コンピュータウィルスの対策ソフトは既にそのような形になっている所も多くあります。そのアナロジーでいっても、いずれISP側でサイトを規制するのが主流になることでしょう。正常なメールを迷惑メールとフィルターしてしまうのに、ちゃんと機能する迷惑サイトフィルターができるのか?というと、とんでもなく難しいと言わざるを得ない気がします。それはコンピュータに「迷惑なコンテンツを理解し発見しろ」と命令するに等しいわけですから…

もし「ブログが炎上した=トラフィックがとんでもない数字になってサーバがパンク寸前」という事態になったら、当分「出入り禁止」になる可能性もあります。それって、実は「サーバの調整」ではなく、ISP/ASPによる「言論統制」なんじゃないか?とか、いろいろ問題をはらんでいると思います。今はうまくいっててあえて考えなくても良いのかもしれませんが、グレーゾーンがたくさんありそうだ、ということは、ブログを書いていないと気がつかない事の一つかもしれません。

で、広げた風呂敷を無理矢理閉じて(苦笑)最初に戻って考えてみると、こうやって危険因子をつぶしていって最適化されてしまうと表面上はアクセス数を稼げてもあんまり面白くないんじゃないかなあ…と思うのです。まさに、民放テレビのゴールデンタイムと一緒。(とはいえ「クイズ『ガリ勉!』」は最近珍しいヒット)もちろん、ネット上の著作権法違反とか、人権侵害、その他犯罪は抑止されなければなりませんが、みんなが同じ方向を向いたブロゴスフィアっていうのも、なんかメディアとして終わってる感じがします。日本ではブログって言う言葉が出てきて10年はたってないと思うけど、情報の蓄積が急速すぎて、アクセス数UPのノウハウも一般に知れ渡るようになったことで、ブログの話題が一気に「最適化」されるのではないかと、ちょっと心配になった訳です。

私が心配することではないのかもしれません。だれかに「心配しなくても、だいじょうぶだぁ〜」っていって欲しいんですけどね。でも「自分で自分をブロゴスフィアに最適化しすぎない」ことを心がけておかないと、いずれ自分で自分がつまんない事書いてるな〜なんて思うことになるのかもしれません。

[memo] 気がついたこと

凄いと言われる人について気がついたこと。

・自分の関心を寄せている人の動向をきっちりチェックしている
・まめである。お祝いのイベントなどは必ずチェックしてアクションを起こす
・その人が欲しいと思っていることの何倍もの事を惜しげもなく与える

なるほどねぇ…と関心しきり。ビジネス書の「成功本」といわれるジャンルには必ず書いてあるけれど、ちゃんと実践している人が成功するのか、と思ってました。でもそうではないと。成功しようとしなかろうと、人間として魅力のある人というのは、こういう事ができる人なんだと。成功は後からついてきたのであって、誰もがそうあるべきだろうと、そういうことなんですね。きっと。

そう考えれば「三毒の追放」もよりいっそう意味を持ちますね。家族に対しても出来ていない私などは足下にも及ばないというか…灯台下暗し。「思いやりの心」「おもてなしの心」は難しいけど、まずは自分が良い方向に変わらないといけないですね。反省。

2008年3月16日日曜日

Amazon.co.jpのfaviconが変わった!

いや、どーでも良いことなのかもしれませんが(w

まえは黒っぽい地に「a」の文字とカーブした矢印だったのが、地の色が白っぽく変わってました。ページによってはまだ黒地のバージョンを使っているのもあるようです。

興味がある人はチェックしてみてください。

ブログに最適のネタって何?

私がよく読んでいるブログ「Geekなぺーじ」ですが、テレビ番組とブログについての考察がありました。

Geekなぺーじ:最近のテレビ番組はくだらない?
http://www.geekpage.jp/blog/?id=2008/3/16

気になった部分を引用してみたいと思います。

『読者が増える「ネタ」をより多く扱い、それによって読者を増やしていくという戦略はブログの世界でも一般的だと思われます。』

『個人的には、時間をかけてじっくり調べて書き上げたニッチな記事は全然「売れない」と感じています。自分では「面白い」と感じていても、内容がニッチになってしまうと読者数としては少ない記事になります。』

これは、私も同感です。まあ、大して書いているわけでもないのですが、往々にして「人に読んで欲しい記事」と「自分が読みたい記事」は違うものですね。でもそれだと「恐竜の首」だけにフォーカスがあたって「恐竜の長いしっぽ」はフォーカス・アウトしてしまう。ブログとしての話題性はあるかもしれないけど、多様性には貢献しないかも…という心配はあります。

私はどちらかというと、もっと深い考察がある記事が読みたい方なので、私が書きたい記事もそうありたいと願っています。しかし、実力及ばずで、なかなかそんな深い記事は書きたくてもかけないのが実情です。そうすると、ブログに最適な話ってなんだろう、と考えずにはいられません。

PVを稼ごうと思ったら、時事ネタを取り上げて、自分が思っている以上にセンセーショナルな言い回しで書かないと「わかりやすくならない」という事もあるでしょう。でも、自分の考えを曲げてまでそうした書き方にしたら「あのときはああ書いたけど…」と言い訳をする羽目になるかもしれない。それだけは避けたいと思っています。(それ以前に、私はそういう書き方ができないんですが(苦笑))

そもそもなんで私がブログを書くか?(書くと言うよりはタイプする、ですが)というと、自分の考えたことをお一部でも外に出すため、というのが主な目的です。備忘録がわりとも言えるし、後で見直して自分のネタにするためでもあります。書いたことを読んだ誰かがインスパイアされて、また別の記事にしてくださったらそれはとても嬉しいことです。私もそうやってブログを書いているし。

ただ、AdSenseやAmazonのアソシエイトは掲示してはいますが、PVを稼いで広告収入やアフィリエイトの収入を上げるのが主目的ではなく、むしろ私がどこまで文章を書けるようになるか…ということが主目的なのを忘れてはいけないと思っています。もし私の書いたことが気に入ってくれたら、お賽銭代わりにポチっとしてくれたら、凄ーーーーく嬉しいです。しがない庶民なので、なにかすることが収入に直結するのは嬉しい。でも、αブロガーでもない私がそれを目的にしていては、私が感じる民放のゴールデンタイムの「つまらなさ」に直結してしまうかもしれない。そういう危機感は常に持っています。もしそれをするなら、別の専用のサイトを立ち上げるべきでしょう。私がブログでできることは「それ」じゃやないなあ、と思っているところです。

試行錯誤しながら、私が書きたい事って何かなあと考えることが、私にとってのブログの良いところなのかもしれません。

2008年3月15日土曜日

[本]「望みの人生を実現する単純だけど重要なこと」ジム・ドノヴァン



望みの人生を実現する単純だけれど重要なこと」は近所の本屋さん(最近ディスカヴァー21の本をよく見かけるようになりました)でみつけて買った本です。表紙の手触りが良いのと、シンプルで落ち着いた表紙が気にいって即買いでした。

実は、自己啓発書はみんな同じような事が書いてあります。「目標を紙に書く」っていうのは、その最たるものかもしれません。他にも、いろいろ…ビジネス書や自己啓発書を読むとよく分かるのですが。本当に同じ事が書いてある。

では、なぜわざわざ同じ事が書いてある本を、私は沢山買うのか。それは、新しい事が書いてあれば、それはそれで嬉しいのですが、それよりも、沢山ある本のなかで、何が共通しているかを見つけるのが楽しいのです。なぜそれが大事なのかを、違った言葉で違う著者が語るのを読みたいのです。

同じ白いご飯でも、毎日それだけ食べていればちょっと食傷気味になります。でも食べないと力は出ない。じゃあどうするかというと、お茶漬けにしてみたり、お醤油をつけた味付けのりで巻いてみたり、おかずと一緒にたべてみたり、味噌汁ぶっかけで食べてみたり…というようなこをして、同じ物を食べ続ける。時々パンやパスタにしてみるけど、やっぱりごはんじゃないと…

自己啓発書も同じだと思います。同じ事を手を変え品を変え、いろいろに試してみる。そうすることで潜在意識に成功の鍵となる言葉をすり込むための作業をしているのだと言えるかもしれません。できれば栄養の沢山ある、偽装してない自己啓発書を読みたい :-) この本は、過去につらいことがあった(らしい)著者の経験がにじみ出ている自己啓発書だと思います。

この本で一番共感したのは「夜のニュースは見ない」ということです。以前はあまり気にしていなかったけど、病気をして以来、テレビのニュースは本当に自分がコントロールするこことのかなわない、悲惨なニュースや、為政者や役人の怠慢・無責任としか思えないニュースしかやっていないと思うようになりました。テレビのニュースの編集方針はたぶん変わっていないのでしょう。私の受け取り方が変わったんだと思います。見たり聞いたりすることの中で、つらい出来事への耐性が無くなっているのかもしれません。

そんなことを考えていたときにこの本を読んだのですが、ちょっと驚きました。ニュースを見なくていいと著者は書いています。そんなマイナスのイメージをすり込むより、前向きになれる本やオーディオブックを聞いた方が良いというのです。寝る前に悲惨なニュースを見るなんて最悪なことだと。そうか、と私は思いました。私につらい事への耐性が無くなったと考えるのではなく、もともと、悲惨なニュースを見聞きするのは自分に対して最悪な事なんだと言ってくれた、そう思いました。

それ以来、夜のニュースを見ない事にしました。夕方のニュースは時々チェックするけど、事件や事故の話が多い夜のニュースは出来るだけ見ないようにしています。何が変わった訳ではないけど、本を読む時間は増えたし、嫌な気持ちになる時間は少なくなったと思います。

スポーツのメンタルトレーニングと一緒で、自分の望みを実現したいなら、それを具体的に、あたかも実現してしまったかのようにイメージすることが大切なんだな、ともこの本を読んで思いました。メンタル・トレーニングとビジネス書にある自己啓発の方法との共通点は今まで考えたことも無かったのですが、この本を読むと「あ、そうか!」とその共通点に多く気がつきました。思えば、この間読んだ茂木健一郎氏の「脳を活かす勉強法」で語られていた「強化学習」も「強くイメージする」為の方法の一つと言えないこともありません。自分の脳をプラスの方向に回すやり方というのは、どれも同じ作法があるのだということが、大量の自己啓発書、勉強本、ノウハウ本と呼ばれるジャンルの本を読むことによって、私の中にもだんだんとイメージできてきたような気がします。

ねこび〜ん

Sun Microsystems の Java 開発統合環境 NetBeans にマスコットができました。

ねこび〜んのページ
http://ja.netbeans.org/nekobean

激カワユス(>o<)
コレで日本語版のタイトルバック作りましょうよ〜(>◇<)

2008年3月14日金曜日

『ブラック会社に勤めてるんだが、もう限界かもしれない』面白かったYO!

デスマーチといったのは誰だったか(w
現場を知るものは涙なしには読めない(?)2ちゃんねるのスレが完結したそうです。

まとめスレが「ホームページを作る人のネタ帳」にありましたので、リンクさせて頂きます。

『ブラック会社に勤めてるんだが、もう限界かもしれない』
IT業界を震撼させた2chスレ『ブラック会社に勤めてるんだが・・・』ここに終焉。泣いた。|ホームページを作る人のネタ帳
http://e0166.blog89.fc2.com/blog-entry-355.html

いやー凄い作品ですね、これ。久々に一気読みしてしまいました。こういうのが出るから、2ちゃんねるはあなどれない。

デスマーチの現場を知る人も知らない人も、孔明の罠にかかってみるのもまた一興かと。

コミュニティ・ラーニングで思う事

勝間和代のインディペンデントな生き方 実践ガイド」でも言及のあった「コミュニティ・ラーニング」ですが、思い当たる事がたくさんあります。ただ、今時は男性も先輩や上司と飲み会に行かない傾向にあるらしいので、そうした機会損失は女性だけとも言いがたくなってきました。そのうち男性にも「ウェンディ」が出てくるとか…?(あ、そういうのは「だめんず」っていうんでしたっけ…)

あれだけ先輩や同期の人間の飲み会にくっついて行った私が「なるほど〜(苦笑)」思うくらいなので、世間一般には女性の「学び」となる機会はかなり積極的にならないと難しい気がします。なので、今まで会社の外で行われてきた「暗黙の」ラーニングよりは、自分から会社に働きかけて就業時間内+αの時間帯で行われる方が、今時のコミュニティ・ラーニングとしてはいいかもしれません。

気になった事と言えば、新インディでは推奨されませんが、タバコをすう人とすわない人とで差が出てくる場合もあります。それがタバコ部屋!分煙が厳しくなった昨今は、喫煙者の何気ない会話はタバコ部屋(喫煙ルーム)もしくは、喫煙コーナーで行われるのです。タバコをすわない人は、席もたたず無駄話もせず…という場合がIT業界ではよく見られる風景ですが、これが新たなコミュニケーション障壁になる可能性があるのでは〜と思った事があります。結構タバコをすう人は今でも多いようですから、この業界は…(おしゃれなデザイナー系はわかりませんが)

大学では、研究室がコミュニティ・ラーニングの場でしょうね。工学部では研究室配属は「フツー」ですが、文科系では研究室に所属しない場合もあるとか。そういう場合、コミュニティ・ラーニングの機会があるかどうかはわかりませんが、それはさておいても、最近はだんだん事情が変わっているような気がします。

最近はWebで授業内容を確認したり、課題のPDFを配布したり、iPodに講義の録音などをダウンロードして持ち歩くことも出来るようです。入学がかなうべくも無いスタンフォード大学の講義なんかはこうした素材でありがたく勉強させていただくのですが、しかし、実際に通っている大学の講義でやると、コミュニティ・ラーニングを低減するような方向で働くのではないかと実は心配だったりします。

社会人向けの大学院では、e-learningを組織的に採用することもあるようですが、対面式の従来型の講義に加えて補佐的に運用するのがいいと思うのです。みんなが集まって討論しないと刺激が少ないように思うのですが、実際にはどうなんでしょうか。その辺を評価した論文って情報系の学会であるかな?ちょっと興味があります。

私が経験した範囲では、ビデオ会議みたいなシステムで授業を受けるのは、刺激としては今ひとつ。放送大学はシステムとしては画期的なのですが、継続して勉強しずらいと感じている理由はその辺にあるのかなあなどと思ったりするのでした。科目履修では受けられないサービスもありますから、本科生になるとかなり違うんでしょうね。

新インディ、ジュンク堂書店池袋本店で在庫見つけました

勝間さんがご自身のブログでも書かれていますが、「勝間和代のインディペンデントな生き方 実践ガイド」、あまりの売れ行きの良さに各地で在庫切れしているようですね。



今日たまたま寄った池袋のジュンク堂書店池袋本店のビジネス書売り場では、「勝間和代のインディペンデントな生き方 実践ガイド」が、背表紙ではなく「正面」を向いて「勝間本」コーナー(書棚の真ん中の段に陣取ってました!)に置いてありました。私の見立てでは、入ったばかりとおぼしき本のニオイがしました (^^; 10冊は表に出ていたようですよ!

今日のお昼の時点での観察なので、今あるかどうかはわかりませんが、どーしても欲しいと思っている池袋近辺にいらっしゃる方は、お時間のあるときに足を運んでみてはいかがでしょうか。

billio やっぱり利用には細心の注意が必要だと思う

以前リンクを張った記事の続報が出ていました。これを読むと、どうやら billio の利用にはかなり注意が必要だと思われます。

[注目の記事]billio解約しようとしてみた|しんたろサンの日記
http://d.hatena.ne.jp/chintaro3/20080310/1205152907

このブログの方の話を私なりにまとめると、

・解約しても、自分の口座にポイントを振り込ませることはできない(銀行ではないから)
・ポイントの引き出しの最低は2500ポイントからで、振込先が間違っていると手数料を取られる。
・相手はパナマかカリフォルニア(日本支店がカリフォルニア)で、文句を言うのは難しいと思われ。

という事でした。詳しくは上記のリンクからどうぞ。リンク先記事の下にまとめリンクもあります。

つまり、このサービスを使うときは、

・返金は基本的にない(「お金」ではなく「ポイント」を販売しているという話)
・解約してもポイントを自分の口座へ送金する機能はない
・3千円からのお金を「すべて」投げ銭に使うつもりでないと利用者側にはメリットがない
・ポイントは使い切らないと、billioに貯まるばかり(引き出しに条件があるため)
・基本的に外国の会社で、日本語のホームページもあるが、対応は未知数

という点に注意が必要なようです。

しかしねぇ…ネット・メディアが一斉にプレスリリースをそのまま報道しただけに、知らずにチャージして解約してもお金が戻ってこない被害者は、このままだと結構出るんじゃないでしょうか。最初に報道したところは誰も書いてないですよね。一応思い当たったところは通報してみましたが(検証記事書いたら?ってITmediaに通報しました。御返事来るかどうか…)、真剣にお金を損したと思う人は、国民生活センターに相談した方が良いと思います。

国民生活センター
http://www.kokusen.go.jp/ncac_index.html

とどのつまり、チャージした金額は基本戻ってこないと思った方が良いようですね。日本で営業しようとするなら、もっと利用ルールの周知をするとかしてもらわないと困りますね。これから利用するかたは、こういう利用上の制限や解約に不自由なことがあると知った上で、利用された方が無難だと思います。

2008年3月13日木曜日

遺失物回収サービスというのがあるらしい

最近はもちろん酒を外で飲む機会はないので No Problem なのですが、以前はずいぶん真剣に考えたものです>深酒で記憶無くしても失敗しない方法。

酔って記憶をなくす人たちのトラブル回避法|exite news
http://www.excite.co.jp/News/bit/00091205078433.html

思えば、酒飲みに「酒は飲まない」というオプションは無いので、どうすれば被害を最小化できるかを考えるのが常でした。今は情報セキュリティだなんだとしんどい世の中になってきたので、さらにその必要性は増しているかもしれません。

現在はあまり問題はないとはいえ、体力の低下と注意力の低下は相関がありそうだし、まったく移動しない訳ではないので、落とし物失せものの類いはなんとかさけたい。というわけで、「マイブーメラン」というサービスに登録してみる事にしました。

マイブーメラン
http://www.bij.jp/index.html

名前とか住所を持ち物に書く代わりに、ここで買ったシールを張っておくと、落とし物をしても個人情報がめったやたらと漏れる事無く、回収してもらえるという訳です。拾った人が通報すると、無料で一年間このサービスを使う権利がもらえるようです。

いざというときのためとはいえ、あまりサービス発動しないですむと良いなあ、と思います。

調子の悪いときの暇つぶしには何が良いか

なにをやっても駄目なときってあるものです。私の場合、今日はまさにそんな感じです(薬の副作用がたまってきました…)。

目がしょぼしょぼするし、顔がむくんで朝はまぶたが垂れ下がっているし(ひどいもんです。自分の顔を鏡で見てかなりショック…)、正直、起き上がって本を読むのもしんどい。そーゆーときは病人らしく、ひたすら寝ているしか無いのですが、天気もよいのに寝ているとなんか損をした気分になる。やっと確定申告書類一式そろってあとは提出だけというのに今日はパスしてしまったし…明日は絶対行かなくては。

暇つぶしにテレビをみるか〜といっても、面白そうな物はなにもやってないし、居間にあるCSは寝床からは見られない。お金がないので楽しいネット・ショップでお買い物も出来ず。落書きでもするか〜といって、副作用で手がこわばって指先が痛い。肩や腕も痛いので、そんなに長い時間できません。病人でない人たちは自分の事で忙しいし、かまってくれる人もおらず…って、書いてみると、かなーり寂しい感じがするものですね。編み物も肩凝るしなあ。

やはり消去法で病気のときの暇つぶしって読書くらいしかなさそうです。寝転がって本を読むのが楽になる道具って、ないものでしょうか。

2008年3月12日水曜日

[本] 「科学哲学の冒険 サイエンスの目的と方法をさぐる」戸田山和久

科学哲学というと「科学?哲学?」という人が大半だと思いますが、科学を哲学するとはどういうことかを、センセイが学生に解説する形で明らかにしていこうというのが「科学哲学の冒険―サイエンスの目的と方法をさぐる (NHKブックス)」です。



科学史と科学哲学は大学院では同じ分野というかグループに分類されることが多いので、近い学問なのかと思っていたのですが、そんな事はないらしいということがよくわかりました。ただ、あながち間違いではなくて、科学史によって明らかになったことを科学哲学が利用する事はあるようだという事(p.169に言及のあるラウダンの悲観的帰納法とか)もあるらしいということなので、少しは私の直感もあたっていたというか。

科学哲学は難しい。何が難しいのか。演繹とか帰納っていうのは論理学、数学というようなところで顔をだす言葉だけど、この辺が何を意味するのかをわかっていないと、後の議論に着いて行けない。数学や論理学のような難しさがあると思います。

たとえば、アラン・ソーカル事件(p.135 にある「ソーカルのでっちあげ」)は有名だけど、実際何があったのかを理解するには、その背景となったポストモダンってなんだとか、何が論争の種になっているんだとか、そういう事をわかっていないと、何が起こっているかさえよくわからない。日本でもポストモダンは流行したし(いやー、当時かぶれた人はたくさんいたと思う)、ポストモダンっぽい学者は大勢いたけど、結局何を言いたいのかよくわからなかった。私自身は「脱構築ってなに?」くらいの意識だったし… だから、そういう事件があったということだけでも、なにやら一種の爽快感を感じたのですが、じゃあ何が問題だったのか、ということになると、この本のように、最初から説明してくれないとなかなかわからない訳です。

このブログを始めた頃のエントリで、「司法関係者だから、だまされないとか、うそをつかないとか、まちがわないとか、そういう事ってあるんだろうか?」と書いた事があったけど、科学に対してこういう疑問を呈するのが科学哲学と言えるかもしれません。私は「メールに書いてある事が本当かどうか確認した方がいいですよ、私は嘘の情報だと思いますけどね」とメールしたら怒ってしまった人がいたんだけど、そいうことをもっとあからさまにやったのが「ソーカル事件」なのかなと思ったけど、この本の解説によれば、もっと複雑な問題があるらしい、ということがよくわかります。

いきなり図書館で借りてきた「「知」の欺瞞―ポストモダン思想における科学の濫用」を読んでもよくわからないので、もうちょっと最初にもどらないとなーと思って買ってきた「科学哲学の冒険」でしたが、今のところ、入門書としては先日の「哲学思考トレーニング (ちくま新書 (545))」とこの「科学哲学の冒険―サイエンスの目的と方法をさぐる (NHKブックス)」を読んで正解でした。

じゃあ、私はどこを目指して読んでいるかというと…とりあえず、「疑似科学」の線引き問題が理解できるようになりたいなと思っています。良い本があったら是非ご紹介ください!

2008年3月11日火曜日

朝日新聞の記事検索には表示できない記事もある

ちょっと使ってみようと思って、朝日新聞の記事検索サービス「Asahi.com Perfect」の Lite コースに登録してみました。

ちょうど福岡伸一氏の土曜日のコラムを確認しようと思っていたのでそのサービスから検索をかけてみました。すると…リストには出てきたのですが、リンクが張られていないようです。あれ?と思っていたら、緑色の時になっている表示部分は、著作権の関係で表示できないとのこと。

これだけでは、著作権者が表示不許可といったのかどうかはわからないけれど、サービスを使う側からすれば「なんだかなぁ」と思います。ページの端に書いてあった説明からすると、新聞社に著作権がないものについては表示できないということらしい。だけど、著作権者への対価のために多少値段が上がるとか、Fullサービスの利用者には開示するとか、そういう事は出来ないんでしょうか。それがないと使い勝手が悪いです。この仕組みって、新聞の縮刷版にも適用されるんでしょうか。それとも、ネット上のみの対応?いずれにしても、もうちょっとうまい仕組みが作れないものかと思います。

縮刷版はあまり使わないのでわからないのですが、見たときに「著作権がないので表示できません」とかもしも書いてあったら、なんだか放送大学の入試の過去問みたいだなあとか思ってしまいました。

iPhone SDK インストールしてみました

iPhone SDK のベータ版の配布が始まっています。早速ダウンロードしてインストールしてみました。

今回の配布は無料ですが、正式版は有料になるようです。Standerd Program で年99ドル、Enterprise Program は 年299ドルだそうです。正式版の配布は6月の末までに…ということですから、WWDC 前後には配布になるのでしょう。

アップル、iPhone 2.0ソフトウェアのベータ版を発表 --- SDK と内蔵 Microsoft Exchange ActiveSync を含む--- | Apple Inc.(米国報道発表資料抄訳)
http://www.apple.com/jp/news/2008/mar/07iphone.html

dmg形式のファイルサイズは2.13GBほどで Xcode 3.1 込みでの配布です。
β版とXcode 3.0 を混在させないために、インストールフォルダが選択できます。上書きされたくない人は、よーく文書を読んでからインストールしましょう。

開発したソフトウェアは「すべて」 Apple Store から配布されるようになるようです。開発者が製品を無料で提供する場合は開発者側が Apple Store の利用費用を負担することはなく、ユーザがダウンロードして使うのも無料ですが、有料の場合は7割が提供側の取り分で、3割はアップルが持って行く金額になるようです。(アップルが3割持って行くとは明確にプレスリリースには書いてないけど、そういうことなんだろうと読み取れます)

何かしら有料で配布したい場合は、その点を考慮に入れて値段を決める必要があるようです。しかし、手数料3割は高いんでは…Vector とかシェアレジとか、その辺はいくらぐらいなんでしょうね。

Xcode 3.1 は iPhone SDK というだけでなく、UNIX 開発用のコマンドラインツールもサポートになっています。いろいろ変わっている所があるので、"About Xcode Developer Tools" は要チェックです。

また、以前「WebObjectのツールがなくなった〜!」と騒いだことがありましたが、やっと理由がわかりました。以前書いた記事はこちら。

WebObject のアップデータがなんか変…?
http://sio-gadget-blog.blogspot.com/2008/02/webobject.html

Xcode 2.4 であった Cocoa Java Bridge はもう使わなくなったので、関連のツール;

EOModeler
EOModeler Plugin
WebObjects Builder
WebServices Assistant
RuleEditor
WOALauncher

は削除されてしまった、という事らしいです。Xcode 3.1 からは Cocoa Java bridge は no longer supported (もはやサポートしない)と明記されています。今後 Java bridge ベースの新規開発には使わないでくださいとも書いてあります。

しかし「なんだよ〜そんなのどこに書いてあったんだYo!」って感じです。(readme 嫁!ですか?ええ、その通りです… orz )

あと、Dashcode が Widget 開発だけでなく、Web Application の開発にも使えるようになったと一行ぴらっとさりげなく書いてありました。いつの間にそんなことが(w

まあ、いろいろと変更点がありそうなので、ぼちぼち試して行きたいなと。そう思う訳です。

2008年3月10日月曜日

友人が来てくれて思った事

今日は高校時代の友人が見舞いがてら遊びにきてくれました。今も連絡を取り続けている数少ない友人なのですが、本当に久しぶりにあって話をしたので、すごく嬉しかったです。

学校を卒業して年数がたってくると、たとえ親友でもしょっちゅうあう事は難しいし、ましてや遠くはなれた所に引っ越してしまると、数年単位であわないということもざらにあります。電話口で話したりメールのやり取りはしていても、やはり会って話をするのでは大違い。特に最近は人と話す時間が少ないので、本当に楽しい時間を過ごすことができました。(友人にしてみれば、もしかすると病人のグチを聞かされてしんどかったかもしれません)

ツボにハマるところが一緒なので、何年経っても盛り上がれるのはいいですね。しかし、年々、家族の事情が変わるたびに、しんどいことが増えて行くような気がします。なんとかしてあげたいけど、どうにもならない、というのがお互いの事情にあり「仕方ないよね〜」で終わる話も多くなってきました。

でも、仕方がないことが多くなっても、それを話せる友達がいるっていいな、と思いました。自分でなんとかしなくてはいけないけど、普通にあれこれ話すだけでも少し気が楽になるような気がします。

友人の帰り際、読んで欲しいなと思う本を渡してとりあえず今日は別れました。
「世界征服」は可能か? (ちくまプリマー新書 61)
漫画研究会つながりの友人には、きっと納得の一冊だと思うのですが…こんど会うときが楽しみです。

検索エンジンからくる読者とRSS読者

Google Analytics や Feedburner のデータからの想像なのですが…

ブログの読者というのは、

1) 検索エンジンで何かを探している or ソーシャルブックマークで見つける
2) サイトを訪れる
3) 面白かったのでそのままブラウザのブクマに入れるorRSSを購読する
4) 自分が考えていたのと違ったら、購読解除

というサイクルでいろんなブログを読むのだと思いますが、ブログを書く側として気になるのは4番目のRSSの読者が購読解除をするタイミングです。この前の土曜日はRSSでの読者が一気に10人減りました。このブログのRSS読者の母数は、現在30〜40人前後なので、10減という数字はかなり多いです。ただし、これまでもガクっと減った事は何回かありました。

登録と解除の数が均衡していれば、表面的な読者数は変わらないでしょうし、登録の方が多ければ、解除の方は目につかない訳です。なので、実は常に誰かが購読解除しているという事なのだと思います。当たり前の事ですが、数字ばかり追いかけていると結構考えから抜け落ちる点でもあります。

できれば多くの人に読んでもらいたいと思ってブログを書いているので、定期的な購読者が減るとさすがに気持ち的に凹みますが、ここで大事なのは、この現象をどうとらえるべきか、ということでしょう。気を取り直して反省をかねて、どうしてなのかを考えてみることにしました。

この前の土曜日はセミナー受講のため、一日外に出ていたり、体の調子が良くなかったので、ブログの更新はありませんでした。するとRSS読者10減という結果が出てきた訳です。Google Analyticsによる直接訪問者の方も、更新がないとさすがにトップページへのアクセスは減るので、グラフは思いっきり凹みます。

しかし、ブログ本体にアクセスする以前に更新の有無を確かめるには、RSSを購読していないとわからないと思うのですが、どうもRSSの購読者数以上に減るアクセスがあるようです。この数をどう考えるか。

Google からくる読者と、どこかのリンクをたどってくる読者がほぼ半分ずつ。Google を普通に検索しただけでは更新したかどうかはわからないはずです。おそらく、どこかのリンクが更新された順にランキングされているようなブログに登録されているので、RSSが解除される以上にアクセスが減る原因なのではないかと、今のところ考えています。

一方、コンテンツのサマリーを見ていると、Mac と勝間和代さんがらみの検索でのアクセスが非常に多いということです。最近その辺の記事が少ない傾向だったので、更新が無かったときに解除されてしまったのは、それも影響しているのかもしれません。

さすがに内容が無い場合はどんどん減って行ってしまうのでしょうけれども、このブログの規模でアクセス数微増か現状維持を大域的にしている場合にRSS読者が減るという現象は、ブログ更新し続けることによって、ある程度ヘッジできるという事かもしれません。日々の更新大事という先人の経験はまさにその通りなわけで、できるだけエントリを続けて行きたいと思います。

しかし、問題は4月に1週間以上入院で空ける事になった場合、更新を待っていてくれる読者がいるかどうかですね。大量に書いて、タイマーで投稿するという機能がBloggerにはないので、その点頭が痛いです。

2008年3月9日日曜日

[お薦めの本]「脳を活かす勉強法」茂木健一郎

脳を活かす勉強法」は「アハ!体験」ですっかりおなじみになった、茂木健一郎氏の本です。サブタイトルに「奇跡の『強化学習』」とあるのですが、これがこの本のキモのようです。



要するに「勉強」を嫌だと思わずに一生懸命やってみて、誉められて、さらに好きになって一生懸命やる、というサイクルを繰り返すことで、脳の学習機能を最大限利用できる、ということだそうです。

茂木氏自身は「最初から一番ではなかった」けれど、最終的には「クラスや学年で一番になっていた」とこの本で語っています。じゃあ、どんなことがあれば「一番」になれるのか。

それは、「勉強のしかたが分かったから」に尽きます。[p.7 「はじめに」より]

勉強の仕方が分かったから!考えてみると凄い。「内容が分かったから」じゃなくて、「勉強の方法が分かったから」これは無敵ですね。やり方さえ分かるんであれば、ターゲットとする内容をその方法で処理していけば結果が出るわけですから、確かに賢いと言えます。

その賢いやり方とは何かは、本を読んで頂くとして。茂木氏ほどの強烈な体験にはなっていないかもですが、似たような経験をしたことがあります。

私は理系選択でありながら数学はずーっと苦手でした。高校時代の初めは言語学かなにかを勉強したいなとぼんやり思っていたのが、友人が使っていたコンピュータ(プログラム電卓でしたけれども)に開眼し、それから理系に進むことにしたわけです。なので、数学の基礎っていうのがあまり出来ていない状態で、数学の受験勉強もあまり進まない始末。(そのわりには「数学セミナー」を読んで、「美しい(?)」数学の世界にあこがれていましたが…)成績はあまり良くない。はっきり言って不満足。でも「嫌いにはならないでおこう!」とずっと思っていました。物理にしても化学にしても、成績は良くないけど、嫌いにはならない。それは一緒でした。

大学に入ってからのある日、たぶん電気回路か制御理論かなにかの問題を解くレポートを書いていたときのことです。大学の何年生だったか…忘れましたが。

電気回路があって、ある波形を入力したときの応答を導く問題でした。式を立ててみると、ものすごーく、面倒くさい数式です。基本形を合成して方程式を解けば回答できる筈なのですが、なかなか回答できない。対数だの指数だののオンパレードで、微分積分の操作が旨く行かない。そうこうしているうちに徹夜態勢になり、朝までずーっと式を変形し続けて、少し寝て、また朝起きて電車の中でも考えて、授業中もずーっと考えて、昼休みもご飯を食べながら考えて(じゃないとレポートの締切に間に合わない!)、午後最後の授業の時も内職しながら考えて、やっと満足のいく波形になる式ができました。レポートはぎりぎりセーフで提出できたのでやれやれでした。本当はもっと綺麗に整理できたらしいんだけど、とにかく自分の力で解けたというのが凄く嬉しかった。そんなことがありました。後で先生がレポートを返しに来てくれたときにもっと綺麗な式の変形を先生が教えくれたのですが、わざわざ丁寧に教えてくれるとは思っていなかったので、それがとても嬉しかった!成功体験ではないけど、このような体験が「強化学習」の入り口にはなっているような気がします。

その後あまりそういう集中力は発動されていないけど(デバッグで「はまった」ときと、大学院に行くときくらいか?)物凄く嬉しくて、数学っていいなあと思って(電気回路の授業ではなく(笑))以来、あまり近い知り合いではないにしろ、少し話したことがあって「いいなー」と思ったちょっとあこがれのあの人、くらいのポジションに数学がいるわけです。

思えばあれが「フロー状態」というものなんだなぁと思います。全然眠くないし、楽しくて辞められない。解けないと気持ち悪くてほったらかしておけない。そんな感じだったと思います。ずーーーーっとひたすら考えている状態っていうのは、想像以上に気持ちのよい状態だというのは良くわかります。

でも、そうそうあの状態が訪れるとも思えません。最初はいやいやでも、はまると続くのですが、最近はなかなか難しいものがあります。そこでこの本で注目したいのは、第6講の「脳のコンディションを把握しよう」の中で言及のある方法です。自分の脳をモニタリングする作業は、自分にしか出来ないとあります。これをせずには「フロー状態」に入る自分も分からないわけで、どこをどう「強化」していけば良いのかも分かりません。このことが余り今まで自分自身できていなかった様な気がします。ではどうコンディションをモニターすればいいか?

Life Hack の方法で「ユビキタス・キャプチャー」と言われる方法があります。自分の考えたこと、行動したことなど、なんでもかんでも記録をとるという方式で、「忘れるための安心感」を得るために実践するらしいのです。これが「脳のコンディション」のモニタリングにも役に立つのでは、と思います。どういう方法でモニターするかについては「脳を活かす勉強法」のなかでは十分には言及されていないのですが、目標を達成したいのであれば「何が苦手なのか」「何が得意なのか」を自分でいつも問う必要があるでしょうし、それを忘れないで後で確認される為にも、「ユビキタス・キャプチャー」は役に立つように思います。(考えてみれば、レコーディング・ダイエットもその一種ですね。)

問題集を解いた後に「この問題は易しい」「この問題はまだよく分からない」といったことも書いておけば、たとえ正解してもずいぶんと違うのではないでしょうか。書いておけば、あとで自分のドーパミンのスイッチがどの辺にあるのかも探しやすくなるかもしれません。

というわけで、本のオビにもある「あなたの脳は、年齢、環境に関係なく、飛躍的に成長する!」という惹句を信じて、是非日々の実践に取り入れてみようかと思います。

billioの評判…注意が必要?

先日エントリした記事:

ブログでお賽銭をもらうサービスがあるらしい
http://sio-gadget-blog.blogspot.com/2008/03/blog-post_5981.html

ですが、このサービスのその後について。そろそろ勇者様がいろいろとお試しになられた結果を書かれているようです。なかでも、はてブにあった記事がこのサービスの行く末を物語っているようです。詳細は次のリンクからどうぞ。

billio使ってみた|しんたろサンの日記
http://d.hatena.ne.jp/chintaro3/20080308/1204953476

カード決済なので、思った通りかなり面倒な記入が必要な模様。本人確認のために、指定された金額を一旦送金しないといけないのも、ちょっと敷居が高い感じです。まとまった金額を入金されるのは予想の範囲内でしたが…でもなぁ…投げ銭のために1000円以上のお金は入金しないでしょ、普通。金額の設定が間違ってるのでは。1200円とか1300円を入金しないといけないっていうのは、一人当たり10ドルは入金してもらわないと駄目っていうかんじの金額ですね。小さいお店である金額以下の金額の買い物をカードでしようとすると断られることがあるけど、それに似た感じです。やっぱりカードの決済手数料はあるようですね。

それに、カリフォルニアのLLCが母体かと思いきや、本体はパナマにあるようです。日本の銀行業免許は取っていない模様。うっかり送金したら、マネーロンダリングで調査が入るとか、その辺の心配は無いでしょうかねぇ…

様子をうかがうに、Paypalとかで代替できそうだし、国内ならイーバンクのメルマネとかEdy送金とかで十分なような気がしてきました。Blogをシェアウェアとして登録するというのができれば、それもありかな?投げ銭だけなら、他にもっと安全なビジネスモデルは有りそうなんです。この手のサービスは安心感が命だから、バックがしっかりしてないと生き残るのは難しいかもしれません。

BLOGRANGER TG

表題はgoo ラボのブログツールです。タイトルをクリックするとgooの当該サイトにジャンプします。

面白そうなんだけど、うちのサイトは解析に失敗されてしまいました。ブログパーツ貼り付け過ぎかなぁ…それともタグ大杉?

あなたのブログがブログ世界のどこに位置するのか、地図で教えてくれる『BLOGRANGER TG』 | IDEA*IDEA
http://www.ideaxidea.com/archives/2008/03/blogranger_tg.html

どういう仕掛けになっているのか、ちょっと興味があります。形態素解析とかしてるのかしら?それともキーワードマッチングだけ?

[memo]カイゼンをイベントにする(2)

以前書いたエントリ、

[memo]残業を減らすために…カイゼンをイベントにする
http://sio-gadget-blog.blogspot.com/2008/03/memo.html

の続きのようなものを書いてみようと思います。

カイゼンといっても、本業がおろそかになっては駄目です。でもQC活動というと思いっきりどん引きされる可能性もあるでしょう。じゃあどうするか。

期間限定のお祭り=イベントにすれば良いじゃないか、と思ったわけです。シークレットプロジェクトにしてもやりたくなるような賞品(とかボーナスとか名誉とか)を与えて、個々のプロジェクト経営能力も高めると。入社2〜3年のだいたい仕事が分かってきて問題点もあるなと分かってきた層を対象にこういうイベントを仕掛けると良いのではないかと思うのです。ちょっと考えただけで三つほど良いことがあると思います。

まず第一に、何をカイゼンすれば良いか、自分なりの問題意識があること。それを発表できる場があること。
第二に、大きい物をブレークダウンして、小さい実行可能なプロジェクトに仕立て上げることによって、本業でのプロジェクト管理スキルを養えるということ。
第三に、仕事になれてきてモチベーションが少し下がり気味の所に、みんなが認められるようなイベントがあれば、モチベーションが復活するであろうということ。

特に三番目の項目にあるように、3年で辞めてしまうと言われる若者層にきちんと「評価される」ことの楽しさを分かってもらうには良いと思います。

残業や工数が減ると、どんなに良いことがあるかは、トリンプの例を引くまでもないでしょう。

もし心配があるとすれば、本業が急がしいを理由に取り組みが徹底しないことが考えられます。これはもう、トップダウンでやるしかない。社長や経営陣がどれだけ危機意識があるかどうかで決まると思います。

あとは、カイゼン・イベントの表彰段階になって「該当なし」が出る心配もあります。これは良くない。あるレベルになるまでは(ターンにして3〜5回くらい?)必ず受賞者を決めて、それを全社的に実行してみると良いと思います。必ず報われるという前提があって労力を投入できるのですから、ちゃんと誉める用意をしないといけません。

事務局のような担当部署を決める必要もあると思います。その期間だけは専任でできるようでないと、人数の多い企業では難しいかもしれません。

という事をつらつらと考えていると、試してみたくなるのですが、なかなかそういう場がありませんね。こういう仕事って、コンサルタントの範疇なんでしょうか。

「母校へ帰ろう!」というセミナーに参加してきました

何の話かというと、私の出身母校が社会人学生(特に女性)を募集中で、その説明会というか模擬講義などを含めたセミナーに参加してきました。どういう内容かというと…

  • 女性のキャリアアップの応援
  • 大学に戻って勉強しなおしませんか?というお誘い
  • 母校に戻ってくれば、研究生や科目履修生の場合には授業料が半額になる
  • 大学院進学の場合、入学料は免除
  • 授業料免除の申請基準を緩和した
  • e-learning システムの実習と模擬講義


と、こんな感じでした。治療の副作用が酷くなる中、無理矢理行ったので非常に疲れました。

一番気になったのは、経済的な話です。入学料は免除できても、授業料の免除が世帯当たりの年収を基準にされたのでは、私は申請すらできません(申請して却下されるかどうかは別としても)。母校へ戻りたくても、大学院に関わる経済的なサポートが受けられる人は、あまりいないのではないでしょうか。自分でなんとかする、といっても、それは入学する前の段階の話で、入学した後の時間のやりくりを考えると、学費の面で難しくならざるをえません。夫は稼ぎまくっているけど妻が大学院に進学するのは反対という方や、世帯は同じでも財布は別という夫婦には高い障壁ではないでしょうか。

高校からストレートであがってきた学生と社会人学生では、経済的な話が一番条件が違う部分です。説明からは、それの違いがあまり考慮されていないように見受けられる制度でのように思えました。

社会人学生は基本自分で学費を捻出しなければならない。入学後は、会社で引き続き働いていればそれなりに金銭的な事は解決できるけど、時間が削られる儲かっていない自営業や、旦那がお金を出す事に反対している主婦にはそれは難しい。それをサポートしてくれる何かがあるのであれば、戻りやすくはなると思うのですが、これではまだ不十分であると思わざるを得ませんでした。

あと、私の場合、指導教官は既に故人なので、その後のフォローがどうなるのかが気になる所です。当時と微妙に専門性も違ってきているので、あれこれ勘案してみると、現時点では母校に戻るとしたら、科目履修生かなあ…という感じで、大学院に戻るという気にはなれませんでした。それなりにいい大学なんですけどね。

2008年3月7日金曜日

仕事ができると使えるお金もふえる。でも、そうでない場合の話。

病気の所為で商売あがったりです。いよいよ好きな本も買えなくなってきて、ちょっと鬱入ってます。

TechCrunch日本語版―翻訳スタッフを募集しています」という記事がありましたが、Apply したくても今の状況ではちょっと無理。朝早起きなのはなんとかなりそうだけど、入院する予定があって、責任を持てない状況じゃしょうがない。

というわけで、かつてはウン万単位で買ってきた書籍代も今や月に一回まとめて購入できる原資があるかどうか。Amazonのショッピングカートの中がかなり重くて、登録しておける上限(たぶん600件くらい)に近づきつつあります。この前整理したばかりなのに!(というか、常時500件はたまっているのですが(w

新刊はいくら店頭に並ぶ時間が短くなったとはいえ、一ヶ月くらいではなくならないはず。でも、古書のたぐいは今すぐ手に入れないとなくなってしまいます。科学史関係で読みたい本はAmazonのマーケットプレイスで買うのですが(現在人の多い図書館には健康上の理由で行けない)、結構専門性の高いものでも売れてるんですよね。同業者が多いという事なのかどうかまではわかりませんが、本を買う人はロングテールの方でも買うということなんでしょう。すぐに「ぽちっ」とできないので、かなりの機会損失です。べらぼうに高い程度の悪い本は買う気にならないし…せどり屋さん、最近ぼりすぎじゃありませんか?

どうすれば稼げるようになるか、今から考えておかないと…

ARIA 見てます。ベネチア行きたい!

思えばテレビのネタはあまり書いていません。なぜなら、あんまり見てないから。最近はニュースも痛いのが多くてみてません。

あまりテレビは見なくなってしまったとはいえ、録画して最近よく見てるのがこれ。最近は「プロフェッショナル/仕事の流儀」よりまじめに見てるかも(「爆笑問題のニッポンの教養」のほうもみてるけど)

「ARIA The Origination」公式ベージ(テレビ東京系放送)
http://www.ariacompany.net/index2.htm

昔、友人に教えてもらったのがきっかけですが、ほんわかした雰囲気とネオ・ベネチアという町(イタリアの Venezia を地球からアクアという星に丸ごとお引っ越しさせてしまった(!))の設定が気に入ってみています。今第3シーズンで深夜のアニメにありがちな放送時間の変動にもめげず、録画が失敗したときにはスカパーのATXにシフトして見ています(w

#話のメインであるウンディーネさんたちの活躍が私のツボでないとこに注意(w

なんではまってるかな〜と思いながら見ていたのですが、最近海外へ行ってないからかなーと思っています。5年くらい前までは最低でも年一回は行っていたし、Venezia は思い出深い土地だということもあります。

コモ湖湖畔でやっていた学会の期間中に特急日帰りというかなり無茶な観光に行ったり、ユースホステルで今も年賀状のやりとりをする友達に出会ったこともそうだけど、一番強烈な印象といえば、大潮の冬の夜にサン・マルコ広場を通ったときの事でしょうか。

イタリアの冬の風物詩の山猫ストに出くわし、仕方なく急遽予約した飛行機でマルコポーロ空港についたのが夜10時をすぎてから。それから船でベネチアを目指したのですが、着いてみると大潮なので広場には思いっきり水がたまっていて、とても向こう側にはわたれそうにありません。情けなくて泣きそうになりながらスーツケース(こういうときは使えない!)をひきずって(というか半分浮かんでる)冷たい海水に膝までつかって、ホテルに向かったのでした。しかし、そのホテルもなかなか見つからず(ベネチアの裏通りを歩いた事がある人にはわかってもらえると思う)、夜回りのおまわりさんに教えてもらって、ようやくたどり着いたところで、徹夜してスーツケースと着替えを洗ったという…かなり悲惨な事になってました(w

という私の個人的な経験はさておき、今この時期に何回も見てしまうというのは、海外旅行に行きたいな〜と思っているのに他ならないというか、そのフラストレーションを解消するために見ているのかと、ちょっと複雑な心境になるのでした。人並みに、ストレスたまってるかなぁ…

ちなみに、登場人物(?)のなかで一番気に入っているのは、アリア社長ですね(笑)

毎日ブログを書いていると、見えてくることもある。

書かないときよりは、だんだん頭の回転が良くなってきているような気がします。ただ、最近気をつけないと〜と思うのが、記事の書き方とネタの取り上げ方です。

思ったまま書いているときと、読者を思い浮かべて書いているときでは、自分で読む限りは明らかに文体が違います。最初の頃は独り言に近かったので「だ/である」調でしたが、最近は自然と「です/ます」調が多くなってきました。一般に、主張する文章を書くときには「だ/である」調、話を聞いてほしい場合は「です/ます」調が多いような気がします。ブログでの文体の統一は良く言われる事ですが、はてさて、それが本当にいいのかどうか、とか。どうすれば誤読されずにすむかを考えてしまいます。できれば誤読はさけたいけど、相手が誤解するのはさけられないジレンマとでも申せましょうか。どーせ誤解されるんだったら、ブログなんだしそのまんまでもいいじゃないかとか。やけっぱち気味に書いてみたりする場合も無いとは言えないかもしれません。

ブログを書く人は、時には感じたままを、つまらないときはつまらない!と言いたい訳です。でもそれを「だ/である」で書いてしまうとかなりきつく感じる人が多そうだ、ということにまず気がつきました。それは誤解だと言いたいときもある。ただ、自分はそうだとおもっていることを述べただけなのに誤解されることもある訳です。なにが事実かまで争わなければいけない論争になると、それは論理学とか哲学の世界に入り込んでしまって、とっても面倒くさいから(それに大抵の場合プライオリティの低い事にいちいち反論している時間はない)そのままになっていることが多いのですが…

たとえば、最近ちょくちょく話題にのぼる「はてブ」のコメントですが、Geekなぺーじの方がこんなことを書いておられます。ちょっと長いけど引用させていただきます。

はてブコメントが偉そうだ | Geekなぺーじ
http://www.geekpage.jp/blog/?id=2008/3/6

はてブのネガティブコメントと向き合う必要性
(略)
オープンソースプロジェクトや標準化会議や学会などを見ていると、外国人の議論は率直である事が多いです。 その中に入り込むには、自分も率直になる必要があります。 何かに関して議論する時、白であるか黒であるかを理論的に反論できない人の意見は敗退します。

はてブは日本にありながら、率直な意見が出る場所であると思います。 そして、率直な議論の中で理論的であるかどうかが重要になります。 (ブログという公開の場で議論を行う場合も同様です。)

主張が本当に真実かどうかはさておき、より多くの人々を感化して、自分の意見に引き込めた人が議論に勝つものです。 特定の記事に対して、ネガティブな意見が多くつくということは、それだけマジョリティを感化できていない証拠だと思われます。 それは、表現が誤解されている場合もありますし、自分が間違っている場合もあります。 どちらも反省をして出直せば、プラスになります。

(中略)

どちらにせよ、ネガティブな意見が多く出るというのは、それだけで重要なフィードバックではあると思うので、そのフィードバックは使いようによっては活かせると思う今日この頃です。 (なお、わざとネガティブなフィードバックを集めてPVを稼ぐという、超プロ技も存在するようです。)


私はこの方の意見はもっともだと思います。学会や物作りの現場でのやり取りを聞いていたら、普通の人は卒倒する人もいるかもしれません。馬鹿な失敗をすればクソミソに言われます。それでも「だからどうした!」「おめーだって悪いんだよ!」くらいの気持ちでいないと反論も出来なくなってしまいます。打たれ弱い私は議論もよわよわのへたれですが、ちゃんとした物を作るためには熱い議論はもっとも必要な過程だということは理解できます。でも自分が言われたときはそれなりに傷つきます。だから『「はてブ」偉そう!』という人たちもわからなくもありませんが、偉そうなのではなく、限られたスペースではそういう言い方になってしまう物なのだという理解をしてほしいなと思います。

『「はてブ」偉そう!』と感じる裏には、「はてブ」は、携帯メールのやりとりに近い「誤読のしやすさ」という性質があるようです。私は、携帯メールや裏掲示板などで「いじめ」やかなりひどい「人格侵害」が起きやすいのと同じ原因があるような気がしています。

悪いときには悪いという。良いときには良いという。悪いと言われたときは、それは人格を攻撃することではなく、考え方や行動の結果が悪いのであって、悪い所を直せば No Problem 、という了解が日本の会話の中では少ないようです。表面的にとらえていては「一時が万事」というような評価が働きがちですが、それは指摘されたら直せば良い事で、直ったら深追いはしない。そういうルールに則って、もっと率直な議論を活発にしないと解決できないことは多いのではないでしょうか。

決して相手の人格を攻撃しているのではなく(極端な話、相手が不快に思えば「実際はどうあれ」名誉毀損になります)、何が悪いのか、どこがおかしいと思うのかが正確に説明するスペースが無いが故に、はてブのコメントは「なんか嫌な感じ」という誤読のスキを与えてしまうのかもしれません。「ググレカス」と一刀両断にされてしまうような初心者ならば、ネットにはそういう「言い方」があふれていることに気がつかず、「なんて酷い言い方なんだろう」と思う方もいるかもしれません。

ネット上では「視覚」や「聴覚」など、五感と言われる感覚のうち限られたものしか使えません。いずれその他の感覚も補われるのかもしれません。けれど、リアルに相対して話をする場合でも誤解を生じるときはあります。ましてや、ほぼ文字情報だけに頼らざるを得ない「ネット上の言論空間=ブロゴスフィア」であればこそ、ネット上の文脈であるとか文法があるという理解をみんながする時期に来ているんじゃないかと私は思います。それに、そういう作法があるということを理解しない人は、さらに誤解を重ねてしまう可能性もあります。(文脈とか文法とか、とりあえずそれがなんであるかは、いわゆる「ネット・リテラシー」とでも呼ぶものとしておきましょう)

誤解だらけの情報を流さないためにも、他人に向けて発信するブログを書く場合には、自分で考えうる形で言葉をつくして説明しなければとは思います。が、たかだか100文字程度しか書けない「はてブ」のコメント空間で、書いた人の考えが正確に反映されているとは思わない。ネガコメかかれたところで「それがどうした!」と開き直る気持ちと「なるほどね!」という反省の気持ちを半分ずつ持つというような、心のバランスは保っていたいものだと私は思うのです。

毎日読んだり書いたりして、自分で発信する時には「記事の書き方」と「ネタの取り上げ方」に注意して、それでも「誤読の可能性」があることを念頭に書かなければならないんだな、ということがだんだん実感できてきた、というわけです。そして、誤読されたら、反論しなければならないものもあるということに気がつきつつ、ヘタレさを発揮して反論しきれてない部分もまたあると…ブログを書いていくということは、そんなことの繰り返しなのかもしれません。

2008年3月6日木曜日

勝間和代さん出演!文化放送「寺島尚正ラジオパンチ」生放送

勝間さん、聞きましたよ〜!

今日のお昼は文化放送生出演 | 私的なことがらを記録しよう!!
http://kazuyomugi.cocolog-nifty.com/private/2008/03/post_07a9.html
>文化放送「寺島尚正ラジオパンチ」生放送に、12:30くらいから、15分ほど出ます。
http://www.joqr.co.jp/punch/

実況中継は他の方にお任せして(^^;
聞いた感想を書いてみたいと思います。(録音はしました)

  • 寺島さんのプロフィール紹介が長かった…3分くらい?
  • 本の紹介について…これはそのまんまということで
  • 番組の作り方…昼休みの時間帯の情報番組ということで「グーグル化って聞くと怖いかもしれないけど、怖くないですよ〜びっくりしないでね〜」というニュアンスだった
  • ビジネス向きというよりは、生活スタイルへの提案調へ司会者は誘導したかった感じ
  • 勝間さんの話し方ですが、以前より若干声が低くなってきましたね。
  • コアなファンとしては(^^;司会のツッコミが足りないな〜なんて思いましたが、空雨傘理論もフレームワークもきっちり話にでてきました
  • フレームワーク理論のダイエットへの応用の話の流れで、レコーディングダイエットの話がでました。勝間さんも有効だとお考えのようです


一通り聞いてみて、番組のコンセプト(ランチ時のビジネスパーソンじゃない人も聞く情報番組)と、勝間さんの著書へのリンクがどうも弱い感じがしました。本の紹介は一通りされているのですが、メタボ予防がらみでダイエットの話でまとめるとか、その流れでお酒とタバコの話をもっと突っ込んでみるとかの方が、聞いてて安心できたかな〜と思いました。プロフィールももう少し簡潔な方がよかったですね。15分って案外短いなと思いました。(出演している人はまた違うかもしれませんね)

司会者の人が、ちょっとビビっている(失礼!)感じを出しすぎているような気がしないでもありませんでした。そういうフォローをしないと、ターゲットとしているリスナーの方へ横文字の多い話を持って行くのはこの時間帯の番組は難しいのでしょうか…?

期待して聞いていた分、ちょっとネガティブになってしまいましたが、でも、普通の人が聞き流す分には、こういう流れもありなのかと思いました。ご参考までに…

追伸:Yahoo!ブログ検索で一番乗り!できました。証拠写真とりました(w


[memo] 残業を減らすために…カイゼンをイベントにする

IT産業は残業が飛び抜けて多いような気がします。工場ではなく、プログラミングであるとか、オフィスワークなどのほうで。

直接工数ならともかく、間接工数で必要以上にかかってしまうと問題視されますよね。だけど減らない。特に文書管理であるとか工程管理であるとかそういうめんどくさいけどやらなきゃいけない作業ほど自動化のされ具合がよろしくないと思います。

ワークライフバランスとか少子化対策とかいうのなら、もっと残業を減らしましょうよ。もっと余裕をもちましょうよ。マインドセットの切り替えよりも先に、残業のない世界を実現しましょうよ!

ということで、かなり無謀ですが、ちょっとずつ実行可能な案を考えてみることにしました。家人に聞いてみるといろいろ駄目出しされますが、基本アイディアは悪くないようなので、ここにも書いてみます。

  1. 目的…残業を無くして、時間当たりの作業効率を上げる
  2. 方法…会社単位あるいは各部署単位でもいいので、カイゼンのイベントを開催する。成功報酬あり。成功できなければ再度チャレンジ制度あり。
  3. 報酬の原資…間接工数や残業代を減らせた分だけ、カイゼン効果を審査後に成功報酬として(効果のあった分の数ヶ月分を)チームメンバーor個人に支払う。
  4. 発生する経費など…基本、プロジェクト実行中は最低限の経費しか与えないが、会社の備品/ネットワークと数時間程度のプロジェクトに取り組む時間は許可する。
  5. プロジェクトに格上げするには、Google方式で…ある程度の賛同者が必要。
  6. 同時期に一つ/一部署でのプロジェクト(でないと効果が測定できない)
  7. ノウハウの蓄積を会社の財産とする…うまくいけば、売れる。売るときには取り組んだチームにそれなりの報酬を与える
  8. 権限の委譲と義務…必要ならば大胆に権限を移譲する。会議の招集、調査依頼、報告義務(進捗、経費)


どうでしょうか。もうすでにどんな会社でも多かれ少なかれ実践しているのでしょう。だけどまだまだ大きな動きにはなっていない気がします。残業代を減らして正規の時間を充実したものにする仕組みをもっと実践する会社が増えるといいなと思います。

2008年3月5日水曜日

[お薦め本] STUDY HACKS! --- 勉強のための Hacks を勉強せよ!

今日は小山龍介著「STUDY HACKS!」を読みました。この本もガジェット活用法満載です。前著「TIME HACKS!」とあわせてよむとさらに効果的だと思います。



chapter1 ツールハック 機能と形態
chapter2 環境ハック 身体と環境
chapter3 時間ハック すきまとながら
chapter4 習慣ハック 愛着と定着
chapter5 試験ハック 選択と集中
chapter6 語学ハック リズムとゆらぎ
chapter7 キャリアハック STUDYとSTUDIOUS
東洋経済新報社ホームページより)

p.235に言及のある「ブルーオーシャン戦略」というキーワードを最近良く目にします。新しい市場を見つけようとする傾向は、それだけ既存の市場の競争が新興工業国の台頭で激しくなっている事でしょうか。とすれば、この本のテーマである「眠れる野生」を目覚めさせるために勉強し、IDEA HACKS! や TIME HACKS! に見られるようなアイディアの創出・時間管理を実践することが重要になるということですね。

この本の chapter1 から chapter6 までは著者が実践した事がある手法の解説です。勝間さんの「効率が10倍アップする新・知的生産術―自分をグーグル化する方法」(以下「グーグル化本」)で紹介があった手法とかぶっている部分もありますね。それは決して悪いことではなく、むしろ、ビジネス書を書く人たちはこうやって作業効率をあげているんだなという証左になるのではないでしょうか。

軽いLet's Noteを使い倒したり、ICレコーダーなどを活用した「ながら勉強」であるとかということはすでにLifeHack業界(?)では「標準」のようです。しかも1年に一度パソコンを買い替えて使い倒そうと p.39 の note 欄で著者は述べています。これって、私の「最新のPC買いたい病」を正当な行動に昇格してくれる理由にしてくれたのでは…ちょっと解釈が違う気もしますが(笑)
(マカーな私としては、仕事にも遊びにもMacをお薦めしたい所です!)

もっと勉強する環境をととのえるためのHackが、この本の読みどころの一つだと思います。「お経」を聞いて集中するというのは初めて聞きましたが、グレゴリアン・チャンツ Gregorian Chant(グレゴリオ聖歌)を聞いて瞑想するのと同じ効果があるのかもしれません。この本では「理趣経」という密教系のお経がお薦めだそうです。テクノもお薦めとのことですが、これは私は昔から実践してました(w

お経でもクラシックでもカンツォーネでもオペラでもいいのですが、自分が「言葉」としてとらえられるような曲は集中の妨げになる場合もあるので、注意したほうがいいですね。私は勉強中に J-POP や「言葉」として聞こえてしまう一部の英語の歌は勉強中には気になってしまうので聞かないことにしています。思えば勉強中にJ-POPを聞いていたのが受験失敗の原因だったかも(苦笑)

STUDY HACKS! の文中にもありますが、ここには内容を書くのをはばかられるので(笑)興味のある方はウィキペディアで意味を調べましょう!

「理趣経」| Wikipedia 日本語版
http://ja.wikipedia.org/wiki/理趣経

この著者の本だけではないのですが、LifeHack にカテゴライズされるであろう書籍は、全体的に何やら無我の境地に達しているような言葉が多いような気がします。「人生をHackする」とは、もしかすると「禅問答」のようなものなのかもしれません。もしそうであるならば、LifeHack が好きな人たちは、仏教の教えを Hack するといいかもしれないな〜などと、読みながら思ったのでした。

追加情報:
Smoothさんの所と、Dream Seedさんの所と思いっきりネタがかぶりました。取り上げたネタがかぶるっていうのは、とてもうれしい。けど、自分の文章下手が恥ずかしい、です。

【まさにスタデイハック!】「STUDY HACKS!」小山龍介|マインドマップ的読書感想文
http://smoothfoxxx.livedoor.biz/archives/51347119.html

根性で勉強をしてはいけない | Dream Seed
http://www.dream-seed.com/weblog/archives/2008/03/post_686/


2008年3月4日火曜日

レコーディングダイエットの復習

今日は半日で資料作成の作業が終わったので、久々にレコーディングダイエットの復習をする。マインドマップ的読書感想文のsmoothさんに習って、付箋紙貼りまくりで読んでみました。やってみると、なんか読んだぞ〜という感じが増してちょっと良い感じですね>付箋紙貼りながら本を読む

というわけで、「いつまでもデブと思うなよ (新潮新書 227)」をもう一度ひもとく。



読み返してみると、結構やってない部分とかあったなー。たとえば、ひたすら口にしたものと体重だけをメモる「助走」の時期をすっ飛ばしていたり(正直、続かなかったっす…)離陸するのかと思いきや「カロリー計算」をしていなかったり…あーこりゃ痩せない筈だわ、と合点しました。
(それでも記録だけで2週間程度あれば 3kg は余裕で痩せられる。これはホント)

そもそも、なんで今頃復習しようかと思ったかというと、「必ず合格する“成川式”勉強法!―資格試験から各種国家試験まで (知的生きかた文庫)」にこんな事が書いてあったからです。
肥満体では、受からない

「デブ」と呼んで差別するつもりはない。私の経験則である。肥満体の難関試験合格者を、私はほとんど知らない。三○年間で例外は、ほんの数人である。

(引用:成川 豊彦著「必ず合格する“成川式”勉強法!―資格試験から各種国家試験まで (知的生きかた文庫)」)




がーん…そうなんですか? (;_;) ウルウル
「まず、ダイエットから始めよう」とまでおっしゃっている。…うーん。やっぱり、ちゃんと痩せないとアレもできないしコレも無理だし…ってだめじゃん!と思って、もう一回気合い入れ直しているというわけです。

しかし、私がまともに衛星軌道に載れるのは何時の事やら…

確定申告資料作成おわり

共犯日(by ATOK<やめて〜)もとい、今日半日かけて懸案の確定申告の資料を作り終わりました。

例年は弥生で入力するのが恒例なのですが…どうも引っ越しの時にPCが壊れたらしく(もうあそこの引っ越し屋は使わん!○ート!業界大手なのに!)サルベージ作業は後に回して泣く泣く MS-Excel で入力して税理士さんに渡すことに…お忙しいところ本当に申し訳ございませんでした。>担当税理士様

自動引き落としがかかる分だけでもなんとか伝票の起票を自動化したいものだが…Edyから直で入力でできたら魅力的なんだけどなぁ。自分で作るか(w

某所で有名になったレシートのスキャナが有るくらいだから、そういうOCRの技術をフリーで公開してくれる人がいれば、フリーで作るんだけどなぁ。

あとは確実に来週中に提出しに行かなければ…いくらか戻ってくるといいなぁ。

2008年3月3日月曜日

ブログでお賽銭をもらうサービスがあるらしい

Webのリンクから簡単に小銭を送金できるサービスが出来たようです。

Mixiのプロフィールやニコニコ動画から投げ銭が利用可能に | billio.org
http://billio.org/pr20080303/Mixi-a6.htm

はてブとか拍手とか、ブログなどの評価はいろいろ有るけど、実際にお金にできるとなると…どうなんですかね。アメリカでは大統領選挙の集金などで活躍したようですが、日本ではどうでしょう?ブログや個人の日記を評価するものとして広まるんでしょうか?

一円からOKとあるけど、文面から察するに、カードである程度まとまった金額を「電子マネー」としてチャージしないと駄目なようですね。まあそうでないと手数料で赤字になってしまうというか…

私の予想としては、Flash動画の職人さんとか、超絶技巧のMIDIデータとか、そういうでないとお金を集めるのは難しいのではないかと思っています。知り合いのブログでお誕生日プレゼントに…なら払ってもいいかなと思う人はいるかもしれないけど、知らない人に投げ銭っていうのは敷居が高いかもしれません。「どういうデータ/サービスならお賽銭を払う気になるか」を考えないと、実際にお金を集めるのは難しいのではないかと思います。また、詐欺まがいのサイトにお金を払うことにならないかどうかも心配です。サービスを利用する側としても、サイトの承認が通りやすいのかどうか、気になるところです。

billio 自体はカリフォルニアの LLC なんですね。どんなビジネスに育っていくのか、注目したいと思います。

胃カメラ嫌い(><)

今日は病院の日。胃カメラで検査を受けてきました。

最近どーも胃の具合がよろしくないので、もし何か(胃潰瘍やら何やらが)あったら治療がしばらく続行不可能になるので、主治医の指示で検査することに…

2年くらい前にも胃カメラで検査されたことは有りますが、苦しいこと苦しいこと…麻酔もやだけど、胃カメラ突っ込まれたらびっくりして鼻呼吸できないよ
(><*)
そいでもって、空気をがんがん送り込まれるので、余計に苦しい。十二指腸あたりまでぐりぐりされて、かえって調子悪くなりました…

見た感じなんとも無かったらしいので、とりあえずは安心なんですが。じゃあ何で調子わるいのかは謎。薬の副作用なんだろうなぁ…やっぱり。

というわけで、胃のレントゲン写真も嫌だけど、胃カメラはもっと嫌だと再認識したのでした。

DBD::mysql が MacOS X 10.5.2 (Leopard) にインストールできない件

あれこれ試した結果、まだインストールできてません(汗
本家 Apple のサイトによれば、ファイルをダウンロードすれば出来るはずなんですが…

Mac OS X Server version 10.5: MySQL libraries available for download
http://docs.info.apple.com/article.html?artnum=306782

あれこれいじりたおしたので、まずいセッティングになっているのかもしれません。
とりあえずこれ以上時間をかけられないので、MovableTypeに関する作業は一休みです。

64bitバージョンなのがいけないのかどうなのか… make test で失敗しまくる理由がよくわからないのでした。