国立が私立なみの学費になるのであれば、それはすなわち、国立では無くなるということだ。
国立が私立並みの学費になれば、私の経験上、たとえ奨学金が整備されても、進学をあきらめざるを得ない人たちが大勢出てくるのは火を見るより明らかだ。現状では、奨学金の受給資格は条件が厳しく、無条件で貸与されるような、万人に開放される性質のものが非常に少ないからだ。奨学金に代わる学費ローンやTAやRAでなんとかなる米国とは状況がまったく違う。
国立大学の存在意義は国民の議論によるべきで、少なくとも、財務省の役人が「金がないから」という理由で意見を差し挟むべき筋合いのことではないと思う。そうでなくても、先進国中GDPに対する教育費の占める割合が最低の日本である。国立大学が各方面への人材育成に貢献している事を考えれば、このことは、財務省の役人が国民に対して教育の機会を奪うことを意味するのではないか。少なくとも、国立大学でさんざん利益を享受したであろう国立大出身の役人たちは、後進を育てる環境についてもっと考えるべきではないのか。
そもそも、この財政難を招いたのはだれなのか。景気が一時期の酷い有様を脱出したにもかかわらず未だに福祉・教育の予算が削減され続けているのは、国力を削ぐ結果になっているのではないか?長く経済状況が停滞する日本と違い、フィンランドや韓国のような人口の少ない国が成功しつつあるのは、教育に力を入れ続けているからなのではないか?
予算を執行する権限を持った人たちは、もっと役所自身の不正や無駄遣いに目を光らせてはどうか。道路特定財源や年金の例を引くまでもなく、不正が国民の大事な資産を害しているのではないか。福祉や教育のお金に手をかける前に、別にやらなければいけないことは沢山あるのではないか。SOX法とやらを企業に適用するのであれば、自分達にも適用するべきなのではないか。
目先の膨大な借金を少なくすることも大事だが、それ以上に、福祉や教育のような、人が人として安心して生きられるようにするためのお金を安易に削減することは反対であると一言申し上げたい。
Apple, Macintosh, MacOS X, iPhone 関係を中心に日々の雑感を書き綴っております. Herzlich Wilkommen!
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2008年5月20日火曜日
2007年8月28日火曜日
博士号と論文について思うこと
個人的に大失敗だったなぁと思うことは沢山あるが、中でも一番失敗だったのは、キャリアプランだと最近よく思う。ガキの頃に考えてきたことがあまり具体的でなく、漠然としていたのが敗因であると、よーやく気がついてきた。まだ気がついていないこともあるかもしれない。
なかでも、大学受験の時に第一志望にうからなかったのと、その後第一志望に社会人編入でリベンジしたのはいいが、諸般の事情で修士中退になったのは、非常に痛い。
今頃にならないと冷静に振り返れない部分はあったし、今気がついたんだから、これからちゃんとすればいいや〜と思う一方で、のんびりしすぎたツケというのは確実に溜まってきている。経済的なこともそうだし、年齢的にも難しい。
これからのキャリアプランを考える上で、どーしても必要なのが、博士号。アカデミックな世界では、これがないとどうにもならない。実務経験がいくら豊富でも、自分が周りと同じ方法論で論文が書けることを証明しない限りは、相手にしてもらえないということが、最近の試行錯誤でよく分かってきた。某大学の博士後期の試験を受けたが、やはり教授との相性は、博士論文を書く上で非常に重要であると、つくづく感じるのであった。
論文の種はカテゴリにして3つあるので、とりあえずそのうちの二つをなんとかモノにしたいと思う。とりあえずは、めげずに論文投稿して、なんとか働きながら学費を貯めて、博士課程に行きたいものだ。
アカデミック・ポストは無理かも知れないが、やってみなければ分からないので、頑張ろうとおもう。
修士を飛び越すには、ジャーナルで採択される論文を書くことが必要だ。巷ではジャーナル3本とか言われているが、さて…課程博士なら査読付き1本+αという噂もあるが…
なかでも、大学受験の時に第一志望にうからなかったのと、その後第一志望に社会人編入でリベンジしたのはいいが、諸般の事情で修士中退になったのは、非常に痛い。
今頃にならないと冷静に振り返れない部分はあったし、今気がついたんだから、これからちゃんとすればいいや〜と思う一方で、のんびりしすぎたツケというのは確実に溜まってきている。経済的なこともそうだし、年齢的にも難しい。
これからのキャリアプランを考える上で、どーしても必要なのが、博士号。アカデミックな世界では、これがないとどうにもならない。実務経験がいくら豊富でも、自分が周りと同じ方法論で論文が書けることを証明しない限りは、相手にしてもらえないということが、最近の試行錯誤でよく分かってきた。某大学の博士後期の試験を受けたが、やはり教授との相性は、博士論文を書く上で非常に重要であると、つくづく感じるのであった。
論文の種はカテゴリにして3つあるので、とりあえずそのうちの二つをなんとかモノにしたいと思う。とりあえずは、めげずに論文投稿して、なんとか働きながら学費を貯めて、博士課程に行きたいものだ。
アカデミック・ポストは無理かも知れないが、やってみなければ分からないので、頑張ろうとおもう。
修士を飛び越すには、ジャーナルで採択される論文を書くことが必要だ。巷ではジャーナル3本とか言われているが、さて…課程博士なら査読付き1本+αという噂もあるが…
2007年7月11日水曜日
外来語の表記についての思い出
exciteの小ネタでこんなのがあった。
“コンピューター”と“コンピュータ”正しいのはどっち?
http://www.excite.co.jp/News/tb/News/bit/00091183909194.html
どっちでもいいじゃないか!と思うあなたは、ある意味正解だ。どちらでも良いというのがこの記事の結論である。
でも、ココで注意が必要なのは、記事にもあるが、JIS規格では3文字以上のカタカナ語の語尾についている長音記号「ー」は省略が原則であること。
さらに言えば、メーカー(これもメーカと表記しても良い)なり、ある書籍なり、情報の単位ごとに、用語が統一されている必要はある。(これは基本)
たとえば、マニュアル毎に「コンピュータ」と「コンピューター」が混在していては、読む側が混乱するということなので、大体は、メーカー毎に統一されているはずである。
と、いうような事は実は私は国語の先生ではなく、私の恩師の一人であるN村教授に、それは厳しく突っ込まれまくった。N村教授はJIS規格に深く関わっておられたので、その基準で学生のレポートを厳しくチェックされていた。カタカナ用語だけでなく「てにおは」から果ては句点・読点の打ち方まで、これでいーだろーと思って出したレポートが、真っ赤になって帰ってきたのを懐かしく思い出してしまった。なんで相当枚数ある卒業論文の最初と最後の用語の不統一が指摘できるのか、未だに不思議だ。
聞けばN村教授は、Donald Ervin Knuth米国スタンフォード大学名誉教授から小切手を受け取ったことがあるという…凄すぎる!
※クヌース先生の小切手の話は次を参照
※日本の先生方で、他にも沢山そういう方がいらっしゃるが、N村先生を含めて、誰一人として換金していないらしい。世界中を観てもだれも換金してないんじゃないだろうか?Computer Science界の一番の栄誉というのもうなずける。
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「ドナルド・クヌース」の項
http://ja.wikipedia.org/wiki/ドナルド・クヌース
Technology Review (by MIT)
http://www.technologyreview.com/Infotech/11960/?a=f
いまあんなに厳しく指導してくれる先生は居ないのではないか?ていうか、自分がそう有るべきではないのか?と思いつつも、実行できてないのが恥ずかしい…
いまだに用語の不統一甚だしいBlogなんぞを書いているあたり、もう一度気合いを入れ直さなければと思うのであった。
“コンピューター”と“コンピュータ”正しいのはどっち?
http://www.excite.co.jp/News/tb/News/bit/00091183909194.html
どっちでもいいじゃないか!と思うあなたは、ある意味正解だ。どちらでも良いというのがこの記事の結論である。
でも、ココで注意が必要なのは、記事にもあるが、JIS規格では3文字以上のカタカナ語の語尾についている長音記号「ー」は省略が原則であること。
さらに言えば、メーカー(これもメーカと表記しても良い)なり、ある書籍なり、情報の単位ごとに、用語が統一されている必要はある。(これは基本)
たとえば、マニュアル毎に「コンピュータ」と「コンピューター」が混在していては、読む側が混乱するということなので、大体は、メーカー毎に統一されているはずである。
と、いうような事は実は私は国語の先生ではなく、私の恩師の一人であるN村教授に、それは厳しく突っ込まれまくった。N村教授はJIS規格に深く関わっておられたので、その基準で学生のレポートを厳しくチェックされていた。カタカナ用語だけでなく「てにおは」から果ては句点・読点の打ち方まで、これでいーだろーと思って出したレポートが、真っ赤になって帰ってきたのを懐かしく思い出してしまった。なんで相当枚数ある卒業論文の最初と最後の用語の不統一が指摘できるのか、未だに不思議だ。
聞けばN村教授は、Donald Ervin Knuth米国スタンフォード大学名誉教授から小切手を受け取ったことがあるという…凄すぎる!
※クヌース先生の小切手の話は次を参照
※日本の先生方で、他にも沢山そういう方がいらっしゃるが、N村先生を含めて、誰一人として換金していないらしい。世界中を観てもだれも換金してないんじゃないだろうか?Computer Science界の一番の栄誉というのもうなずける。
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「ドナルド・クヌース」の項
http://ja.wikipedia.org/wiki/ドナルド・クヌース
Technology Review (by MIT)
http://www.technologyreview.com/Infotech/11960/?a=f
いまあんなに厳しく指導してくれる先生は居ないのではないか?ていうか、自分がそう有るべきではないのか?と思いつつも、実行できてないのが恥ずかしい…
いまだに用語の不統一甚だしいBlogなんぞを書いているあたり、もう一度気合いを入れ直さなければと思うのであった。
2007年6月13日水曜日
UC Berkeley の Online Material
この前「iTunes Uで留学気分」でも書いたが、いまiPodを使って Podcasting で提供されているUC Berkeley の Computer Science Division の講義を聴いている。
もちろん英語だし、早口で私にはわからない箇所(先生からのちょっとした注意事項とかが聞き取りにくい)が多い。しかし、知っている科目だと「あの話か〜」とわかるので、そんなに負担にならない。自分でアメリカの大学院へ留学しようと思ったら、わからないことを英語で学ばないといけないから、そういう手は使えないと思い当たる。でも、これで学べば、少しは足しになるか?
私にとっては、UC Berkeley でどんな教材を使っているかはとても興味深いTopicだ。CSの基礎的なコースでHead First Java (邦訳:Head First Java 第2版―頭とからだで覚えるJavaの基本
)を使っているのは面白いと思った。邦訳版はいろいろ言われているけれども(構成が日本人の好みではないかも?)、ここで使われているのは英語だし :-) オブジェクト指向プログラミングの入門的な読み物としては、十分面白いと思う。コースワークは別の本を使った方が良いとは思うけれども。
それにしても、アメリカの大学の自主的に学習したい人へのマテリアルの充実には目を見張る。これを見たら、日本の大学はまだ出し惜しみしてるよなぁ…と思ってしまう。私もまだ改善する余地は山ほどあるなぁ…。■
もちろん英語だし、早口で私にはわからない箇所(先生からのちょっとした注意事項とかが聞き取りにくい)が多い。しかし、知っている科目だと「あの話か〜」とわかるので、そんなに負担にならない。自分でアメリカの大学院へ留学しようと思ったら、わからないことを英語で学ばないといけないから、そういう手は使えないと思い当たる。でも、これで学べば、少しは足しになるか?
私にとっては、UC Berkeley でどんな教材を使っているかはとても興味深いTopicだ。CSの基礎的なコースでHead First Java (邦訳:Head First Java 第2版―頭とからだで覚えるJavaの基本
それにしても、アメリカの大学の自主的に学習したい人へのマテリアルの充実には目を見張る。これを見たら、日本の大学はまだ出し惜しみしてるよなぁ…と思ってしまう。私もまだ改善する余地は山ほどあるなぁ…。■
2007年6月3日日曜日
iTunes Uで留学気分
iTunesに新しいカテゴリができた。"iTunes U"と題されたこのカテゴリは、主にアメリカの大学の講義をPodcastingするものである。
何が凄いって、いや〜、講義そのまんま?少しは編集してるの?まだ始めたばかりでどうなっているのかよく分かってないが、昔テレビで報道されたNewsなどを参考にしてみると、どうやらリアルタイムで録ったものをそのまま流しているらしい。(大学や講義にもよると思うが)
これは、普通のコースワークを無料でPodcastしちゃおうという大学も凄いけど、公開させる講師側も凄いなぁと…一部の科目のみを公開の対象しているのだろうが、アメリカの学部クラスの授業がタダで聞けるなんて凄すぎる。
私にしてみれば、TOEFL対策のネタが増えて嬉しいし、何より向こうの講義が(学部レベルだけど)学習できる!というのが、とても嬉しい。
早速UC Berkeley とか MIT とか、ダウンロードしています。
日本の大学で、このクオリティに対抗できる授業って、いったいいくつあるのやら…我が身を振り返るに、大学講師の端くれとしては、猛省しないと(;_;)
何が凄いって、いや〜、講義そのまんま?少しは編集してるの?まだ始めたばかりでどうなっているのかよく分かってないが、昔テレビで報道されたNewsなどを参考にしてみると、どうやらリアルタイムで録ったものをそのまま流しているらしい。(大学や講義にもよると思うが)
これは、普通のコースワークを無料でPodcastしちゃおうという大学も凄いけど、公開させる講師側も凄いなぁと…一部の科目のみを公開の対象しているのだろうが、アメリカの学部クラスの授業がタダで聞けるなんて凄すぎる。
私にしてみれば、TOEFL対策のネタが増えて嬉しいし、何より向こうの講義が(学部レベルだけど)学習できる!というのが、とても嬉しい。
早速UC Berkeley とか MIT とか、ダウンロードしています。
日本の大学で、このクオリティに対抗できる授業って、いったいいくつあるのやら…我が身を振り返るに、大学講師の端くれとしては、猛省しないと(;_;)
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