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2008年1月8日火曜日

Leopard Tips: TimeMachineはNAS+iTimeMachineで使う



Lifehackerで見つけた記事に Mac OS X 10.5 (通称Leopard) に搭載された新機能 "TimeMachine" に関する記事があった。TimeMachine はご存じの通り Mac のデータを丸ごとバックアップして、さらに日々の使用で書き換えられたり増えたり削除されたデータの差分を時系列に沿ってその時の状態を保存してくれるものだ。タイムマシンよろしく、Mac上のデータを過去方向へ遡って見ることができる。一度使い出したら、その直感的な操作にやみつきになる人も多いはず。

で、この記事は、そんな TimeMachine を NAS で使えるようにしましょうというもの。

私の MacBook は TimeMachine でバックアップしているが、NAS (Network Attached Storage: ネットワーク接続ストレージ) ではない。 単純にトラフィックが心配なのと(iTunesつなぎっぱなしでPodcastを聞いているので(汗))NASをもっていないからなのだが…

近頃はまだ高いとはいえ、個人でもTB(テラバイト)オーダの NAS になんとか手が届く価格帯になってきた。(大昔の人間では考えられない安さ!だって昔はウン百万単位だよね?)

昔 TB の DASD といえば、完全空調で火事の時は不燃ガスで一杯になるようなヤバイ部屋(逃げ遅れたら命が危ないっす)に入れられて、洗濯機のようにゴンゴンと音が鳴っていたものだが…いまではお茶の間の片隅にあってもおかしくないサイズだ。それにパソコンをネットでつなげて(ネットで数GBのデータがやりとりされるっていうのもクラクラするけど)バックアップというのは、やはり隔世の感がある。

話が横道にそれたが、TimeMacine は内蔵されたHDDや、USB や FireWire など、Mac に直付けされたストレージでしか現段階では使えない。それをLANに接続されたストレージで使えるというもの。iTimeMachineの設定では"AirDisk"や"NetworkDisk"とあるが、それが NAS だ。AirDisk というのは、おそらく AirMac(海外では AirPort)でアクセスできる Disk という意味だろう。

iTimeMachine の説明に "Apple を待つ必要はない" (You don't have to wait for Apple.) とあるとおり、これを使えば TimeMachine を使うのに、せっかくワイヤレス環境で使っている MacBook にわざわざ無粋なケーブルを接続する必要はない。

ただ、注意が必要なこともある。該当の記事のコメントにもあるが、最初に TimeMachine でバックアップを取るとき、それがどんな種類のストレージであれ、かなりの時間(半日近く?)がかかる。また、会社などネットワークの負荷がかかると大迷惑するような環境では、運用の方法に注意が必要だろう。該当の記事のコメントにはその辺りのディスカッションがあるので、自分で試してみようという人は、事前に読んでおいた方がいい。

というわけで、Terminalのコマンドをたたきたくないという人にはお薦めですが、自分のパソコンや会社のパソコンへの導入はくれぐれも別の手段でバックアップを取るなど at your own risk (日本語なら"自己責任")でお願いします。(^^)

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