Code Craft ~エクセレントなコードを書くための実践的技法~
Code Craft: The Practice of Writing Excellent Code
私はプログラマ本を読むのが好きなので、目新しいのがあるとついつい買ってしまうのですが、この本は前書き(Preface)にやられました。
This book comes from the trenches. Well, it actually comes from deep within the software factory, but sometimes there isn't too much difference.
(拙訳:この本は塹壕から来た。まあ、本当はソフトウェア工場の奥のほうから来たんだけど、でも時々、それってそんなに大きな違いはないんだ。)
いや、深いですねぇ…私の実感からいっても、確かに「時々」死屍累々という感じで、救いがたくなる現場がある(あるいは「あった」)のは事実だと思います。そんなところから来る悩めるコーダーたちへの福音とはいったい?俄然興味が湧いてきて、今読んでいるというわけです。
ちなみに参考までに拙い訳をつけてみましたが、これは単に英語版の本しか持っていないからで、日本語訳も出ていますので、それを見ればもっとまともな訳が載っていると思います(汗)
肝心の内容ですが、プログラマのタイプ別分析や、その人たちと一緒にどう働けばいいのかなんていう処世術っぽい話もあります。他にも業界別のプログラミングに関する特徴というか法則というか、そんな話題もあって、コーディング・テクニックだけ、というよりは、もう少し社会的・ライフハック的な観点が入っているようです。ソースコードが大量に出てくるわけでもなく、割と楽に読めると思います。とはいえ、私は英語に負けて日本語版も買ってしまいそうです(^^;
コーディングの話だけじゃないところが私は気に入っています。海千山千のソフトウェア業界で苦労されている方にお勧めしたい一冊です。
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