Google検索

Google
 

2008年2月29日金曜日

Leopard で MySQL が自動起動出来ない

MySQL 5.0.51 64bit を MacBook にインストールしてみたのですが、自動起動できません。システム環境設定からも起動できません…どうも次のサイトに書いてある現象と同じようです。

MySQLの自動起動 | 梨のつぶて
http://www.rottel.net/kuwa/4218

どうもこんな状態になっているらしいです。

・スタートアップアイテムに自動起動のコマンド(MySQLCOM)が正しくインストールされていない
・データアクセスのパーミッションが違う

インストーラがちゃんとインストールできてないっぽいですね。なんでだろう…やっぱり Leopard をクリアインストールしないと駄目なんだろうか。しくしく…

というところで、終わっています。MySQL の最新版のインストールについて何か情報があれば教えてください!よろしくお願いします…<(__;)>

CPANを使ってPerlモジュールをインストールする

Leopard に MovableType をインストールしてみる」の続きです。

MovableType を動かすためには、いくつかの Perl モジュールを CPAN (Comprehensive Perl Archive Network) からダウンロードしてこなければいけません。CPAN コマンドをすべてのローカルユーザで使えるように sudo -H cpan で起動します。初回起動時には CPAN からモジュールをダウンロードしてくるための設定をしなければなりません。次のサイトを参考に設定してみました。

CPAN経由でLinuxにモジュールを組み込む | 自宅(マイ)サーバで行こう
http://y-kit.jp/saba/xp/cpan.htm

一部今の cpan コマンドと合わないところがありますが、基本的には一緒です。通常ならCPAN のミラーサイトを自動的に探してくるはずなのですが (^^; 私が設定作業をしたときにはミラーサイトのURIリストが拾ってこれませんでした。結局 cpan シェルを起動したときに、手動で日本にあるミラーサイトを次のように設定しました。

cpan> o conf urllist push ftp://ftp.ring.gr.jp/pub/lang/perl/CPAN/

(URI は適宜読み替えてください。「CPAN ミラー」でググると見つけられます)

MovableType に必要な Perl モジュールについては、MovableTypeのサイトを参照しました。

必要インストール環境、動作環境 | Movable Type 4 ドキュメント
http://www.movabletype.jp/documentation/system_requirements.html

MacOS X に無いいくつかのコマンド (lynx など) は、MacPorts (昔の DarwinPorts) を使えば拾ってこれます。詳しくは MacPorts のサイトなどを参照してください。

参考:MacPorts | MacWiki
http://macwiki.sourceforge.jp/wiki/index.php/MacPorts

cpan コマンドの初回設定が完了したら、あとは install コマンドを使って必要なモジュールをダウンロードしてくることが出来ます。


さて、MovableType のエントリを DB で管理しようとすると、MySQL や PostgreSQL などをインストールする必要があります。ところがまたまた問題発生。まだまだ続きます(とほほ)

Leopard に MovableType をインストールしてみる

MacBook に MovableType をインストールしてみようと思って、ちょこちょこといじっています。

基本的にはダウンロードしてきたパッケージをそのまま個人アカウントの「サイト」に置いて、設定ファイルを MacOS X 用に修正するだけなのですが…

ためしに Apache を起動して(システム環境設定「共有」で Web共有を「入」にする)ローカルの index.html を別の Mac から見ようとしました。ところが、permission denied ではじかれる。ドメイントップはちゃんと表示されるのにおかしいなぁ…

調べてみると、こんな現象があるらしいです。

Mac OS X(Leopard)とサーバー稼業-いまわかっていること- | MacOSXでサーバー稼業
http://earlybirds.ddo.jp/namahage/inegalog/article.php?id=52

LeopardアップブレードインストールでWeb共有に不具合 | MacOSXでサーバー稼業
http://earlybirds.ddo.jp/namahage/inegalog/forum/topic.php?tid=73&p=0

どうやら、アップグレードインストールをした場合、Apache のバージョンが上がったことにより、

/etc/httpd/users/*.conf

が、

/etc/apache2/users

に移動しているそうです。Leopard にしてからWeb共有をいじっていなかったので全く気がつきませんでした。ローカルユーザの conf ファイルを新しい Apache のディレクトリに移動することで解決するそうです。

このほかにも前準備でいろいろと面倒なことが起きたので、confファイルはまだ移動してませんが、あとで忘れずにやっておかないと…

MovableType 自体は無事ダウンロードできて(個人用でもWebから申し込みが必要)ローカルのサイトに置くことが出来ました。しかし、まだこれから設定しなければいけないものがあるのでした。続きは別エントリに書こうと思います。

2008年2月28日木曜日

神田昌典×勝間和代 映像配信開始!「仕事力10倍アップのための新・知的生産術」ビジネスパーソンの知的生産力向上

ついに勝間和代さんの新宿紀伊國屋ホールでのセミナーの映像が配信開始になりました!

神田昌典×勝間和代 映像配信開始!「仕事力10倍アップのための新・知的生産術」ビジネスパーソンの知的生産力向上 | 通勤.com
http://www.tuukin.com/contents2/top.php

私も早速チェックしています!メモがすでにあるので、わかりやすいです。

Macintoshな人はFlip4Macを使うとSafari等のブラウザで見る事ができます。

Flip4Mac
http://www.flip4mac.com/

enjoy!

Getting Things Done と The Seven Habits は「交わる」か?

Lifehacking.jpの mehori さんのエントリ;

成功は GTD と7つの習慣の出会うところにある? | Lifehacking.jp
http://lifehacking.jp/2008/02/balance-of-gtd-and-7habits/

を読みました。mehori 氏はこのエントリで GTD ( David Allen の Getting Things Done: The Art of Stress-Free Productivity) と Covey 博士の「7つの習慣」の考え方やその実現方法について考察されています。

私は GTD は初心者(というか、まだ原著を読み終わってない…)なので、あまり語る資格はないかもしれません。しかし、フランクリン・プランナーは(不真面目だけど)かれこれ10年選手なので、私が経験したことからは何かしら語れるような気がします。そんなわけで、私も mehori 氏に習って、少し考えてみました。

■The 7 Habits は GTD と「交わる」性質のものか?
 GTD への理解が足りないので、以下の私の理解では違ってるかもしれません。mehori 氏は「GTD と 7つの習慣の交点」と述べておられましたが、その点がちょっと引っかかっています。

 私が(直感的に)思っていたのは「GTD は『7つの習慣』の実現手段のバリエーションではないか?」という事です。「交わる」というと、なにか別の物が一点で交差しているように思えるのですが、どちらかというと「7つの習慣」は『人生の指針』のようなもので、「GTD」は『具体的なプロジェクトを実行し終わるための方策』と理解しています。だとすれば、別々の道を歩んできてあちこちで道が「交わる」性質のものではなく、「GTD」を包含するのが「7つの習慣」なのではないか、と思いました。「7つの習慣」と「GTD」がどこかの「点」で交差する、というのはちょっと違うのではないか?と考えています。

■Covey 博士の GTD と The Secret を "too simplistic and superficial" と言った意味
 mehori 氏の読んだ Zen Habit の記事では、次のような下りがあります。

ZH: Have you read Getting Things Done and The Secret? What are your thoughts on those two separate phenomena?

Covey: I have read these books and have enjoyed them and believe they contain elements of wisdom and practical suggestions. But for me and my world they are too simplistic and superficial.

 The Secret は全く読んでいないので分かりませんが、どうも古今東西の知恵を収集したものらしいです。一方、GTD は David Allen が考えた、何かをはじめる時に敷居を下げる工夫というか、具体的な「プロジェクトを実行する」ためのステップを詳細に書いているものと理解しています(最後まで読んでないので、今のところ、ですが)。

 Covey 博士が「too simplistic and superficial/あまりにも単純で表面的すぎる」といったのは、方法が簡単、というよりは、その「世間一般の思想」や「これら2つの本がもてはやされる現象」が単純と述べているのではという気がします。なぜなら、この質問では、インタービューアーは「現象」と聞いています。

  拙訳:「Zen Habit: それら各々二つの現象についてどう思われますか?」

この意味は「この2つが流行っているという現象について」を聞いていると思われます。なので「GTD が単純である」と読んだ(ように思える)mehori 氏の見解は、私にはちょっと違うような気がしました。

「7つの習慣」が成功法則をより「抽象化」したもので、GTD が「具体的に」物事を実行するためのツールだとすれば、それは互いに補完しあうべきものではないでしょうか。それについては Covey 博士も異論は無いのではないかと思います。実際にインタビューに "What is your work setup?" というような質問に答えておられますし…

 古今東西の「成功に関するアイディア」を調べてきた Covey 博士にとっては、「成功する方法」や「成功した他人のアイディア」を安易にまねることは「単純」で「表面的」である、と言いたいのではないでしょうか。もっと「7つの習慣」でいうところの、「インサイド・アウト inside-out 」を大事にすること、自分の内側から出てくるアイディアをよく考えるべきではないか、と考えているように私には思えてなりません。



というわけで、タイトルに対する私の現段階の結論は

「成功は GTD と The Seven Habits の「交点」に有るのではなく、The Seven Habits でたてた戦略が GTD の戦術で旨く働いたときに訪れる」

です。たぶん mehori 氏と同じような考えなんだと思いますが、表現の仕方がかなりちがうな、感じ方や理解の仕方は人それぞれ違うものなんだな、と改めて思いました。まだまだ勉強が足りない部分も有りますが、今の私の考えを書いてみました。皆様にご意見いただければ幸いです。

四半期ごとの大騒ぎ

いや、Apple に限った話ではないのですが (w

かつて某外資系ベンチャーに勤めていた頃の話です。日本法人はどちらかというと開発ではなく販売チャネルとして存在していたので、直属の上司(上司っていってもマネージャクラスの人のすぐ上がVPだったりします)は、たいてい営業系でした。なので、上司がアメリカからやってくると、代理店やトップレベルの人たちと会談するために、お供で(雑用係兼通訳。通訳の仕事はあまりしませんでしたが)あちこちに出かけていくのが常でした。

普段は日本人だけの職場も、VP や CEO がくると、急に雰囲気が変わります。日本には重要な潜在顧客(ほとんど大手の電機メーカ相手)が多いらしく、しょっちゅう来ることは来るのですが、一番大変なのは四半期のラスト一ヶ月くらいになって当期の revenue が meet していないとき。何が何でも meet しないと、株主からの突き上げが厳しいので売り上げを確保しようと必死です。(ていうか、IPOするだけの実績も上げないといけないし…ベンチャーの宿命というか…)

アメリカでは、四半期毎の中間報告が悪ければ、株主はマジで怒り出します。成績が悪ければ、お雇い CEO はあっという間に解任されてしまう、こわーい存在なのです。だから、なんとしてでも数字をたたき出そうと、必死になるのです。

そんな感じで代理店も巻き込んで、毎年2月5月8月11月の月末は毎回大騒ぎだったと Apple のプレスリリースなどを見て思うのでした。

2008年2月27日水曜日

iPod touch ファームウェアアップデート 1.1.4

アップデータは日本でも使えるようになったので、早速1.1.4を自分の iPod touch に入れてみました。表面上は特に変わりない感じです。

今回のアップデータは細かい不具合の修正が主だそうです。私は jailbreak は入れていないのであまり関係ないのですが、jailbreak ユーザは毎回はらはらしますね。

Apple 純正の iPhone/iPod touch 開発キットについては、内外の情報ブログサイトで今か今かと待ちわびているようですが、まだのようです。2月中は無理なんでしょうか。

当ブログの人気記事を右サイドバーに掲載しました

Google Analytics や Feedburner で調べた人気の記事をリスティングしてみましたので、よければご参照ください。最近は引用される機会も増えているようで、意外な所で自分のサイトの引用を見かけることもあります。

勝間和代さんに大々的に取り上げていただいたエントリがやはり一番アクセスが多いですね。凄い威力です。意外だったのは Subversion に関するエントリが比較的上位に来ていた事でしょうか。よく調べてみると「教えてgoo!」で Subversion に関する質問がでていたのですね。サーバ側の設定とリポジトリについては他のサイトを参照して作ったので書く必要もないかなーと思ったんです。しかし、それではわからないという声もありましたので、いずれ書き足してまとめないといけませんね。反省…

あとは iTimeMachine は結構潜在的な需要があるようですね。英語の記事で「TimeCapsule以外のディスクで絶対にワイヤレスのTimeMachineストレージにするな!」と書いてあるのを見かけた事がありますので、その点はご承知おきください。(たぶん、Apple が保証していない使い方だから責任持てないよ!ということなんだと思いますが)

というわけで、読んだ方も、そうでないかたも、ご参考までに…
このリストは随時入れ替えていこうと思います。

ブログ初心者が陥る「罠」と私の対策

ブログに関する話題で、ブログ初心者が突き当たる壁を突破する方法というのは良くある話題なのですが、それについて、示唆に富んだエントリがありました。この二つの記事には一言でいうと、

「良いコンテンツの作成に王道なし」
「アクセスアップに王道なし」

ということだと思います。それをいくつかの項目に分けて書いてあります。なかでも私が注目したのは次の引用部分です。

ブログのアクセスアップのために「良いコンテンツを書き続ける」の真意 | Geekなぺーじ
http://www.geekpage.jp/blog/?id=2008/2/27
重要なのは「良いコンテンツ」のストック

私が考える「良いコンテンツを書き続ける」事の真意は、始めてきた訪問者に再度訪問してもらい、定期購読者になってもらうためのストックを用意する事です。


ブログ初心者が犯す5つの大失敗 | 米国に教わる魅力的ブログの作り方
http://www.be-emotion.com/seo/2008/02/mistake.html
3、挫折

ブログを始めたら挫折しないこと、これも当たり前の事です、
記事の更新が無ければ訪問者はどこからもやってきません


私を含めたブログ初心者が陥りやすい罠は、紹介したブログ記事でも指摘されているように「ストックできるだけのブログを書く事、およびその継続」だと思います。私にとってはこれが一番の「初心者の大失敗」の原因です。何度挫折したことか(涙)

なので、王道は無いのだけれど、私が「なんとか続けていく事には効果があるな」と思っている方法を紹介したいと思います。万人に効くわけではありませんが、今はこんな感じで、なけなしの「やる気」を振り絞って書いています。

  1. Google Analytics などの解析ツールを用いて、自分のブログの「現在位置」を確認する。自分のブログを時々検索してみる
  2. RSSフィードを提供する(できればFeedBurnerのようなサービスを用いてRSSからのアクセスデータを確認できるなら、なお可)
  3. 毎日「一行でもいいから」更新する
  4. 休むときは休む事をネタにして書く。休むときは、一番上に表示されるエントリに「お休みします宣言」を書き、それでも書く
  5. 「個性」は出すけど「個人」は出さない


1. 自分のブログの「現在位置」を確認する
 昔は個人でホームページを作るといってもアクセスカウンタ程度でしたが、今やいろんなサービスを使って情報を取る事ができます。自分の書いたエントリの中で、どれが読まれているのか、どれが評判なのか等、自分の書いた記事を見つめ直す事で、反省材料にしたり、もっと発展させようとしたり、というそれ自体が「ネタ」になって行く気がします。
 励みになる一方で落ち込む材料になったりしますが、数字は数字と割り切って、冷静に見られるようになることで、得る事も多いように思います。お休み宣言したり不定期更新宣言をしても、数字をみると「あーあれ書いておけば良かった!」なんて思ったりします。
 また、テクノラティなどのブログランキングをチェックしたり、ブログ検索で自分のブログを検索することで、どんなところで自分のブログを発見できるか、といったこともやってみると結構面白いです。でもランキング「狙い」だと疲れてしまうので、その罠にハマらないように気をつけています。

2. RSSフィードを提供する
 全文か、概略かで悩む場合もありますが、RSSフィードを設ける事で、定期購読してもらえるんじゃないかなーという淡い期待が持てるようになります。固定の「お客様」が来てくれるように、自然といろいろ考えるようになります。

3. 毎日「一行でもいいから」更新する
 毎日書いていると、どーしても書けない日もあります。そういうときは、埋め草でもいいから、一言書くようにしています。結局一行ですまなくなってしまうのですが…

4. 休むときは休む事をネタにして書く
 最近、ブログの上部に「このブログは暫くの間、不定期更新になります」というお知らせを出しています。治療その他のため、なかなか書けないことも予想してのことなのですが、それも書くネタにしてしまいました。読んでくださっている人がいる限りは、やはりお休みがあるであろう事をお知らせすることも必要ですし、ネタにすればエントリが一つ増えます!

5. 「個性」は出すけど「個人」は出さない
 これは書いてはみたものの、説明するのは難しいですね。自分の考えや嗜好や失敗談は書いても、個人が特定できるような事は書かない…と言い換えられるでしょうか。私は有名人ではないので(緊急避難で埋め草に書く事はあっても)私の一挙手一投足に、あまり価値があるとは思えません。それよりも、行動してどう思った、とか、本を読んでこれが面白かった、あの話題の場所に行ってみた、これを試してみた、という事を書く方が、よっぽど他の人にとって有益なのではないかと考えています。そのフィルタのかかり具合が「個性」と呼べるのかなと思っています。

他の人のブログからいろいろ学びながら、ブログを(毎日ではないけどなんとか)書き続けて来ました。だれも訪問者がいない寂しーい状態だった10ヶ月前を考えると、いまや大にぎわいです。(とはいえ、まだまだ5,000 PV/monthにも至りませんが)それでも、ブログを書く事、アクセスアップの方法など、学ぶ事は大変多かったです。続けていると「Google Analytics の罠」という別の問題もありますが(苦笑)それでも、誰かが読んでくださると思うだけで、また書いてみようという気持ちになれます。

今読んでくださっている皆様方に感謝いたします。不定期更新でとびとびになることもありますが、これからもよろしくお願いいたします。

2008年2月26日火曜日

新しい MacBook Pro キター!

というわけで、お目見えしました。

Nimble Meet Quick | Apple.com
http://www.apple.com/macbookpro/

どうやら、マルチタッチのトラックパッドをサポートしたようです。

オンラインストアがメンテすることでも話題になる Apple

なぜこんなことが可能になったのか。今年に入って以来、火曜日になると定休日になる Apple Store が話題です。

Apple Tuesday:アップルストア 準備中 | Engadget Japan
http://japanese.engadget.com/2008/02/26/apple-tuesday-storre/

オンラインストアが休業すること自体、日本の店なら「ありえねー」ってことになったり、「申し訳ございませんが…」なんて言い訳とともにメンテに入ったりするものだと思ってました。

でも、Apple の場合「お客がわくわくして開店を待つ気分」にメンテの時間を変えてしまった様です。話題作りには余念のない Apple 社だから出来るのかもしれませんが、店の「定休日」がニュースになるっていうのは、日本では「ありえねー」話なので、よく考えてみたら凄いなと思うのです。

日本でここのところニュースになったりならなかったりするのは「閉店」とかそういう景気の悪い話ばかり。じゃあいっそ見方を変えて、お店の人はみんな Apple がやってるみたいに「定休日」を次の日の「サプライズ」にしてみてはどうでしょう?そうすれば、定期的にお客さんが寄ってくるのはリアル店舗でも間違いないと思うんですが。

こういう「遊び心」が無いと、仕事をしていても面白くないでしょう?だったら真似してやってみればいいと私は思います。休むべき時は休んで、やるときはやると。メリハリもきいていいんじゃないかなぁ。こういうのは決して機会損失ではないですよね?

やっぱり、なにかちょっとした「発見」を求めてお店に来たり物を買いに来たりするわけだから、ちょっとした嬉しい「仕掛け」を仕込んでみるっていうのも、なかなか良いんじゃないかな、と思うのでした。

日エレが踏んだ Apple ファンの怒り --- MacBook Air のデザインと日本製PC のデザイン

先日「日経エレクトロニクスで MacBook Air がアレだと言われている件について」というエントリを書きましたが、それについての反論(?)が元のサイトで出ています。

Appleファンの怒りが示す設計思想の根本的な違い | Tech-On (日経エレクトロニクス)
http://techon.nikkeibp.co.jp/article/TOPCOL/20080226/147982/

私も Apple の作る製品のユーザですが、やはりデザインセンスは国内某社よりは Apple の方が見た目がきれい。デザインが良ければそれだけで「持っててよかった〜」という気になるのはその通り。だから、みんなが「disられた!」といって怒っても、この場合はよくわかります。

とっても満足している人に対して「それってカスだよね」みたいな言い方を(直接的ではないにしろ言ったも同然なことを)すれば、そりゃ怒るの当たり前でしょう、と思いました。みんな MacBook Air を持てて嬉しいんだから。間違っても(飽きるまでは)けなしちゃいけません。それはファンからすれば「いじわる」な行為と取られても仕方ないかも。アメリカにはコアなファンが多いから、地雷を踏みたくなければ、もっと書き方に工夫が必要だったかもしれません。でもこのTech-onの記者氏の場合、それを狙った記事っぽいですね。

Apple が作るものは Tech-On の記事を書いた人が言う通り、なにかしら機能がはしょられている場合もあるわけで、そこは日本のモバイルPC事情を知るユーザにとっては不満な点です。もちろん達観している Apple 信者もいれば、私のように Windows Vista をデスクトップ機でつかったり、別に Winodws 用のノートPCを持っていたりする層もいるわけです。Apple信者はともかく、後者の場合は Apple 以外のデザインじゃ飽き足らずに Macintosh を使っているかもしれないわけで…どれか一つに決める必要もないけど、高い機械だから、もしホンモノのAll-in-Oneタイプのおしゃれーなノートパソコンに出会えたら、ずーっとそれを使うかもしれません。Lets's Note は IBM ThinkPad 亡き後のユーザニーズを良く取り込んで日本人好みに仕立て上げた技術力は凄いと思うけど、デザインは私にはいまいち…いや、機能は十分なんですけど。

角ばったデザインよりも丸みをおびたシンプルなデザインが「おしゃれ」と言われるなら、そういう物を日本のメーカも目指せばいい。サブノートはほとんど日本の国内仕様なんだから、そういうところでもっとデザイン的な冒険をすればいいのに…と思います。何でもかんでも丸くなきゃいけない、ってものでもありませんが。

デザインの話で言えば、INFOBAR2 は見た目一発で気に入って買ったしまいました。でも、デジカメがきれいかといわれたら、ちょっと疑問符がつく。デジカメとしては何だけど、これは携帯電話だし、手触りが良いのが気に入って買ったから、別に不満だとは思わない。それがデザインの力なんではないでしょうか。通話機能が酷すぎれば問題外だけど、ついていれば問題ないカメラであるとかそういう「おまけ」機能はあればいいっていう程度だし。でもメールが打ちにくかったりしたら、それは×。というような、機能のバランスを判断するのがどうも日本の一般的な工業デザインとかメーカは苦手なように見えます。デザインと機能のバランスが、だんだん消費者と乖離してきているんではないかと思います。耳が痛くなっていらい、携帯電話では音楽聞かないし…それよりも、お気に入りの音楽を携帯に着うたとして転送できたほうがよっぽど嬉しい。

※最近の着うたは「着」うたでさえないのが頭にきてます(これはデザインとは別の話)

一般にパソコンを使うって言ったら、Webページを見るとか、メールを読んだり自分で書いて送ったり、ワープロソフトで文書をつくったり(表計算の場合もある)と、そんな用途が主だと思う。だったら、もっとそういう使い方にフォーカスした「おしゃれなデザイン」のパソコンがあってもいいんじゃないかなあ。インターネットと Office ソフトはめちゃくちゃ早いけど、ゲームには使えませんとか…逆にグリーンでクリーンなPCとか言って、手回し発電機のついたパソコンとか…(どこかから出る出ると言う噂だけは良く聞きますが)

あちこちで言われているように、クロック競争はもう一段落しているわけだし、今はコアを増やして並列化っていうのがどうもCPUやパソコン開発の流れらしいけど、結局ソフトがそれに追いついて行ってない気がします。

パソコンはだんだん家電化しているわけで、家電がデザイン重視なのは、今や当たり前。Steve Jobs が Apple Cmputer から Computer を取ってしまって、いつの間にか(ビートルズの版権を管理する会社ともめてまで)Apple Inc. にしたっていうのは、明らかに携帯電話/家電市場への参入狙いだっていうのをどこかで読んだ事があります。(<元記事探せませんでした…すみません)

だったら、PC=家電で、家電はデザイン重視っていう流れを、日本のメーカはもっと自覚した方がいいのではないでしょうか。ハードウェアよりソフトウェア、筐体はデザインで勝負!くらいの勢いでやってかないと〜って、思うんですが。ユーザがこんな所でぐだぐだ言った所で始まらないのはわかっているけど、やっぱりもっと国内で所有の喜びを与えてくれる面白いパソコンが出てきてほしいと思う訳です。そういうユーザの嬉しい気持ちさえ演出できるような、グランドデザインが出来るメーカがでてこないかなあ。

それに昔なんであれだけワープロ専用機が(その当時のパソコンより)売れたのかっていうのを、メーカはもっと良く検証したらいいのではと思います。あの当時は誰もがパソコン通信するわけではなかったけど、ワープロで通信してそれで一応の使い方は出来ていたし、結構よかったと思う事もあります。もしMS-Office(OpenOfficeでもいいけど)専用マシンがあったとしましょう。ブラウザとメーラとOfficeしか使えないけど、っていう機械は不便そうだけど、自宅で使う一般ユーザ向けやオフィス用途ならそれで十分なのではないかなあ。プログラマやゲーマーでも無い限り、高性能なパソコンってあまり必要ない気がする。パソコンにテレビついていても、周りに気を遣ったりしてあまり見た気にならないし、そもそも、オフィスで時間中にテレビ見られないし。

かつては Sony 信者で Apple 信者な私でしたが、最近はなんだか気がつくと Apple 製品ばかり使ってます。それって、この一件となにか関係があるように思われてなりません。Windows Vista と IE7 と MS-Office 2007 が異様に使いづらい(UIの変更が{大き|多}すぎ)だからというだけではなく…

「もやしもん」第六巻が届きました

もやしもん6巻限定版 ぬいぐるみ付きが来ました。Amazon から段ボール箱二重でお届け(w

しかし、このオリゼー君、結構大きいです。Amazon の段ボール箱のなかにさらに段ボール箱が入っていてびっくりしました。さらに中にもう一箱あったらどうしようかと思ってドキドキしました(汗

抱き心地はふわふわで、結構いいです。枕にはふわふわすぎてなりませんが、抱き枕にして(かも)されるのもいいかもしれません。

私は自分が醸されるより、オリゼー君たちがしかるべき場所で米を醸した後の液体が好きですが(笑)

しかし、よく考えてみればブログで漫画をネタにするのって、初めてかも…


2008年2月24日日曜日

日経エレクトロニクスで MacBook Air がアレだと言われている件について

ニセ Steve も泣いています(w
なぜ泣いているかといえば、日経エレクトロニクスが恒例のバラシ記事を載せて、中身を批判してみせたからです。

Japanese bash MacBook Air | The Secret Diary of Steve Jobs
http://fakesteve.blogspot.com/2008/02/japanese-bash-macbook-air.html

Japanese Engineers: MacBookAir Badly Designed | Wired
http://blog.wired.com/gadgets/2008/02/japanese-engine.html

[MacBook Air Teardown] 'No Waste Outside, Nothing but Waste Inside' [Part 5] | Tech On! - Nikkei Electronics
http://techon.nikkeibp.co.jp/english/NEWS_EN/20080220/147736/

【MacBook Air分解その2】【MacBook Air】記事リンク集 | Tech On (日経BP社のサイト)
http://techon.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20080213/147360/
※記事を読むには会員登録が必要です(無料)

日経エレクトロニクス2/25号のp.11の某エンジニアの一言を引用すると…
「こんなにコストが高くつく設計、ウチなら設計レビューで絶対にはねられますよ。工場にみせようものなら、どんな文句をいわれることか…。恐らく、Apple社は工場からのフィードバックを受けず、トップダウンで設計したんでしょう」(技術者)


読み比べてみると、雑誌の記事のトーンとWebサイトを日本語で読んだときのトーンと英語で読んだときのトーンが違う気がするんですが。なんか微妙。雑誌記事だと「こだわりを見せた」Appleのセンスを賞賛しているようにも見えるけど、英語の記事を読むと「なんかデザインが悪いって言われてるよ」って感じで…うーむ。

雑誌の方を先に読んでいた私には、Web版とかのトーンが違うのでびっくりしたって言うか。Web版は見出しの付け方が違うんですね。勉強になりました。これからは両方チェックしないと!

「コモディティ化」で思うこと

最近よく見かけるのは「コモディティ」とか「コモディティ化」という言葉。日本でこの言葉が一般化したのはいつ頃だっただろう…梅田望夫氏が「ウェブ進化論」を書いた頃からか?

コモディティというのは「日用品」という程度の意味しかないけど、コモディティ化という場合は「陳腐化」「一般化」「廉価版になる」という意味合いになるようだ。

コモディティ化 | @IT
commoditization / commoditizing
http://www.atmarkit.co.jp/aig/04biz/commoditize.html

コモディティ化 | Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B3%E3%83%A2%E3%83%87%E3%82%A3%E3%83%86%E3%82%A3%E5%8C%96

コモディティとは【commodity】コモディティ(日用品) | はてなダイアリー キーワード
http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%B3%A5%E2%A5%C7%A5%A3%A5%C6%A5%A3

モノを作る業界にとって、付加価値を付けて売り出していったけど「コモディティ化」してしまって、収益が下がるとか、逆に既存の分野に「コモディティ化」戦略を打って出て、そのシェアを奪うことで収益を上げるとか、最近何かと問題になることが多いキーワードらしい。

科学技術全般的に言えることだろうと思うけど、自分の知ってる「特別な知識」は、いずれみんなが知る「普通の知識」になる。そうなったときに、どれだけ他との違いを言えるのか。どれだけ自分の考えがオリジナルである主張できるのか。科学技術分野でなくても、研究者は常にそうしたせめぎ合いの中にいるものだと思うけど、ビジネスの世界でも同じらしい。

かつて私の恩師はこんなようなことを言ったことがある。たぶん、EDSAC の話をしているときで、だれか「なんで使われていないすごく古い機械の話をするのか?」とでも言ったんだろうか。

「大学っていうのはね、『古い知識』しか教えないんだよ」
「新しい知識っていうのは、日々変わるものだから、そんなのは大学のカリキュラムでは教えられない」
「でも、古い知識は、今の新しい知識の前提になるものなんだ」
「古い知識を知らずには、本当の今の知識を知ることにはならない」
「技術の歴史を知れば、何が新しいかが分かる」

だいたいこんなことだったような気がする。授業中に言ったこともあれば、研究室で学生に囲まれているときに雑談で話したこともある。大学に来れば新しいことを「学べる」と思いこんでいた私には、とても新鮮な考え方だった。この教授に会えてよかったなぁ〜コンピュータって面白いなぁ〜と思ったものだ。

言ってみれば、大学に限らず学校という場所では「コモディティ化」した知識や技術を教えていると言えるかもしれない。知ってる人はみんなしってる。でも「コモディティ化」とは言わない。どちらかというと「スタンダード」とか「常識」っていう。この差はなんだろうと思うに、「陳腐化しても価値のある知識」だと思う。つまり、物事の「基礎」を教えているわけだ。

EDSAC の話を聞くまで「機械語?かんべんして!」とか思っていた。でも、EDSAC の話を聞いて一度はシミュレータを実装してから、それ以後 RISC だろうが VIEW だろうが、アセンブラや機械語はあんまり怖くなくなった。あのトリッキーなイニシャル・オーダは今でもどうやって制作者が思いついたのか謎だけど(どういう理論なのか知りたい)、全部コードを理解したとき「なるほど〜」と目の前の霧が晴れてスッキリした。もしこれが最初から当時最新型のベクトルプロセッサの話なんかされていたら、たちまち挫折していたに違いない。「これが基礎を学ぶということなんだ」と後にして思った。

計算機はコモディティ化して久しいけど(計算機の主力が汎用機からPCになるのはコモディティ化でしょう?それともパラダイムが変化したって言った方がいい?)、一部の人が使うものよりは、一般の人も使うものの方が「コモディティ化」しやすい傾向に有ると思う。やはり「コモディティ化」には「量」が必要なんだろう。

では、「量」が「質」に変化するポイントととはなんだろう。それは「基礎」になれるかなれないかではないか。次の技術につながるか、次の思考につながるか…そんなところが分岐点になるのだとおもう。言い換えれば、「コモディティ」な知識と「基礎的」な知識の差が、その技術や知識が、土台になりうるかどうかの差だ、と私は考える。

たとえ技術が「コモディティ化」しようとも、根底に流れる物の本質・技術の神髄とでも呼ぶものは有るのではないか。それさえ見えれば、なにか少しでも新しい物を生み出していけるだろう。古い知識を踏み台にして、今の技術は確立してきた。いろんな技術が生まれる中で陳腐化して消えていったものもあれば、思わぬ所で復活して花咲いた技術もある。技術や知識も「温故知新」で、温められる古い知識や技術が「基礎」だ、と思う。

私は、時間という風雪に耐えうる様な技術・知識・知見を自分のものにしたい。議論になると打たれ弱い(!)自分としては、ちゃんと自分の考えを主張できるように、しっかり頭のトレーニングしなければいけないな、と改めて思うのだった。偉そうな事を言っている割には、依然として行動が伴っていないのだけれど…

2008年2月23日土曜日

[お薦めの本]「哲学思考トレーニング」伊勢田哲治

今日は朝から病院へ行き、つい先ほど帰ってきたところです。予約なしだったので、終わるまで半日かかりました orz
病院に半日いるとなると結構な時間になるのですが、問診票の記入だの検査だの診察だの結構細切れ時間になって、なかなか落ち着いて本を読んでいられません。

となると、重い単行本よりは新書かな〜ということで、今日は伊勢田哲治著「哲学思考トレーニング (ちくま新書 (545))」を持って読んでいました。これは面白い。哲学や論理学の本は野矢茂樹先生の本もそうですが、論理が明快で読みやすい。さくさく読み進めることができました。

目次(ちくまのWebページより)
第1章 上手に疑うための第一歩―日常会話のクリティカルシンキング
(まずは疑う習慣から/議論とは何か/議論の特定の手法/行間を読んで議論を再構成する)
第2章 「科学」だってこわくない―科学と疑似科学のクリティカルシンキング
(「科学的事実」の持つ権威/今西進化論の事例 ほか)
第3章 疑いの泥沼からどう抜け出すか―哲学的懐疑主義と文脈主義
(デカルトの方法的懐疑/方法的懐疑の破壊力/論理的展開/文脈主義の考え方)
第4章 「価値観の壁」をどう乗り越えるか―価値主張のクリティカルシンキング
(価値主張/「生きる意味」の事例 ほか)
第5章 みんなで考えあう技術―不確実性と合意のクリティカルシンキング
(地球温暖化をめぐる論争/不確実な状況における推論の問題/立場の違いに起因する問題/クリティカルシンキングの倫理性)


(ちなみに、哲学・科学哲学関係の入門書で私のお薦めは、このお二方と戸田山和久氏の本です)

私の世代は高校時代に習った倫理・社会か、ちょっとかぶれてよんだ岩波文庫の青背とかが哲学に触れる最初だったかなーと思いますが、なかなかよく分からない学問という意識がぬぐえませんでした。しかし、この本の最初に
(ある種の)哲学の 勉強というのが、思考のスキルを身につけることだ、という認識は決して間違っていないと思う
という一言で、なるほど!と腑に落ちました。なにも昔の哲学者の考え方を知るのではなくて、自分で実践するためのスキルを身につけることが出来るんだ〜(だからトレーニングなのね)いや、目から鱗でしたね。大学の哲学とか論理学の授業はとったけど、そんなふうには理解してなかったなぁ…そう考えれば、哲学の先生がなんで論理学も教えるかがよくわかる気がします。

この本で注目したのは第四章の「『価値観の壁』をどう乗り越えるか」。なぜ注目したかといえば、これでブログが炎上することが多いと思うからです。この「価値観の壁」というのは、話がすれ違ってお互いに理解できていないという意味では、養老孟司先生言うところの「バカの壁 (新潮新書)」に近いかなと思います。

この本の第一章にある「議論の特定の手法」を読んでいると「あーこの間のあの記事は前提がおかしかったんだな」「言葉が誤解されているようだな」というのが次々と思い浮かびます。また意見が割れるということで思い出すのが「親指シフト」に関する話ですが、「親指シフトは優れた入力方法だ」と言った所で他の人にこの「価値主張」が何故受け入れられないか…という事にも、考えの糸口を与えてくれるように思います。(議論がかみ合わない理由はいくつか考えられますがそれは別の機会にでも。)

フレームワークも MECE もそうですが、人にわかりやすく話すにはこうした「哲学的な思考方法」も必要だなぁと思ったのでした。思考の方法をもっと鍛えたい人にはお薦めの入門書です。

2008年2月22日金曜日

当ブログの更新について

いつも読んでいただいている皆様へ

ここの所毎日せっせと書いてきたブログですが、しばらくブログ更新を不定期とさせていたこうかと思います。個人のブログで理由を書くことも無かろう…とは思いましたが、数十人単位で毎日読みにきてくださる方に対して説明する方がいいと思いましたので、お知らせすることにしました。理由は次の通りです。

  • 確定申告書類作成(結構焦ってます)
  • 最近の体調があまりよろしくないので少し休みます(熱は無いけど疲れが出てきました)
  • DashCode ネタのソフト作成
  • SICP をまとめて読む


3/17までに確定申告をすませるためには、3月上旬までに税理士さんの所に送る必要があるのですが、今年は一週間でこなせそうになくなってきました。自分でも残念なのですが、体力もなくなっているようなので、無理をせず、しばらくブログを不定期に更新することで体力を温存したいと思います。(といいつつ、備忘録的に毎日一件は書くかも…)サイドバーに設置しているtwitterログやGoogle Readerの共有ブクマは時々更新かかると思うので、興味のあるかたはご覧いただければ嬉しいです。

せっかくたくさんの方が読みに来てくださっているので心苦しいのですが、ちらほらと書いている通り、4月に入院(実は手術もする予定(汗))を控えているので、あまり無茶もできません。更新が少なくなる事で購読者の方が減ってしまうかもしれないのは寂しいですが (^^; 懲りずに見守っていただければ幸いです。

3月上旬までは税務処理で不定期となり、3月下旬〜4月中は入院その他治療のため更新が不定期となる予定です。入院中は手が動かせるかどうかわからないのですが、動かせれば出来るだけ更新したいと思います。

今後ともどうぞよろしくお願いします。

2008年2月21日木曜日

アメリカの偵察衛星の爆破は成功?

ちょっと気になっていたニュースの続報。どうやら衛星の爆破に成功した模様です。(imodeのニュースではそうなってました)日本でも一部で報道されていますが、engadget のニュースとYahoo!のニュースにリンクを張っておきます。

Alien or zombie threat averted: the spy satellite has been destroyed... probably | engadget
http://www.engadget.com/2008/02/20/alien-or-zombie-threat-averted-the-spy-satellite-has-been-destr/

撃破されたスパイ衛星の破片はカナダ上空へ? ハワイ付近上空で撃破を計画 | Yahoo!ニュース
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080220-00000001-wvn-sci

このブログで書いた過去のエントリはこちら。

ケスラーシンドロームの悪夢再び?いや、大丈夫(らしい)
http://sio-gadget-blog.blogspot.com/2008/02/blog-post_15.html

アメリカの軍事衛星(?)へのミサイル迎撃、お値段は?
http://sio-gadget-blog.blogspot.com/2008/02/blog-post_17.html

現在事態は依然として進行中らしいので、まだ続報があるかもしれません。破片はカナダの方に飛んでいくらしいですが、果たして大丈夫なんでしょうか。

Web2.0 とプログラミング(「Wikinomics」著者が語る、ウェブで起こっている変化とその要因:ニュース - CNET Japan)

CNETの記事にあったのだが、
Wikinomics: How Mass Collaboration Changes Everything (日本語版:ウィキノミクス マスコラボレーションによる開発・生産の世紀へ)の著者 Don Tapscott氏が「誰もが無意識にプログラミングしている。これこそWeb2.0」だと言ったそうだ。しかし、私はにわかには理解しかねる。

「Wikinomics」著者が語る、ウェブで起こっている変化とその要因:ニュース - CNET Japan

同氏は、Flikrに愛犬の写真をアップロードし、タグとして犬種を入力しただけで、世界中にいる同じ犬種の写真に簡単にアクセスできるようになった例を話し、「誰もが無意識にプログラミングしている。これこそWeb 2.0だ」と述べた。


なぜ「検索する」ことを「プログラミングする」と言っているのか、すっきりしない。その場にいて話者の発言を聞いたわけではないので、実際どんな語句を使ったのかは不明だ。しかし、それはプログラミングではなく、誰かがプログラムしたソフトウェアを使っただけなのではないかと私は思う。

Web2.0 のすごいところは、今まで Windows や Macintosh といった個別のプラットフォームに依存してきたソフトウェアが、Ajax に代表されるような技術によって「ウェブブラウザ上」にシフトしたことで、ソフトウェアの機種依存性が事実上低下したことだと私は思っている。しかし、ユーザが Web2.0 によって無意識にプログラミングするなんてことは、あり得ない。Mac の Automator の様なソフトウェアでアプリケーションソフトを制御するならまだしも、Flickr で写真を「検索すること」が、「無意識にプログラミングする」ことだとは思えないのだ。

この記事、Flickr を Flikr とタイポしているし、本当に Tapscott 氏がそんなことを言ったのかと、ちょっと考え込んでしまった。なんかの聞き間違いなんではないかと…それとも英語では、Programming と Searching では、そんなに違いはないのかと思ってみたり。

私はプログラムを作るという作業は無意識ではできないものだと思っているから、たとえ話としてもちょっと承服しかねる。(Tapscott 氏の講演の本題はそれとして)プログラマがプログラムした成果物をユーザが享受している「受動的な状態」と、プログラマが納期に追われて成果物を作った「能動的な状態」にはやたらと差があると思うのに、それが Web2.0 でのユーザの無意識の「プログラミング」であると言われてしまっては、プログラマの立つ瀬がないではないか?

ドイツへ行きたい その2

ドイツへいきたいな〜と旅程を妄想することしばし。前回のエントリからの続きです。

ドイツへ行きたい その1
http://sio-gadget-blog.blogspot.com/2008/02/1.html

さて。ドイツへ行く目的ですが、いくつかあります。
  • Goethe Institut へ行ってドイツ語を学ぶ
  • ドイツ博物館のアーカイブに行って調べもの
  • デュッセルドルフ近郊にいる友達と会うため
  • ベルリンにある博物館をいくつか回るため
  • ミュンヘン近郊の観光スポットをもう一度見に行くため
  • ベルリンフィル聞きたい
  • まだ行ったことがないところへ行きたい!
等々、キリがありません。

ヨーロッパはそう滅多なことで行けるような金額&距離ではないので、必然的に他の周辺国にも足をのばしたい。ついでに英語もロンドンで勉強してきたい…などと考えていると、必要な予算がどんどん増えてゆき、結局、自分がいま一番何をしたいかという、根本的な問題に立ち返らなければならないのでした (/_;)

それを度外視しても、譲れない部分もあります。
  • 最低でも一カ所につき二泊する
  • 今度行くときは絶対ルフトハンザのビジネスクラス
  • ホテルは普通のホテル。できればネットアクセスができる所
  • かならずユーレイルパスは購入(一等車用)
  • iPhoneを現地で購入(SIMはうちにあるんだけどアクティベートは現地でないと?)
昔のように、ユースホステルでもいいんですが、次はゴージャスな旅をしたいものです。

もちろん、全部は叶えられるはずもないので、書き出してもどんどん削っていかなくてはいけないのですが「書くと叶う」と言う人もいるので、とりあえず書いてみて、あとで検証してみることにしました。どれだけ実現できるかな〜?

ツアーで行く気はさらさらないので、旅程から何から全部自分で手配しなくてはいけませんが、結構それが楽しみであったりもします。最近はリコンファームもあまり必要ないようですし。

どれだけドイツの風景が変わっているかわかりませんが、mit Sahne なたっぷりとしたボリュームのケーキとドイツのコーヒーを心行くまで楽しみたいと思うのでした。

ピアノと親指シフト(親指シフトウォッチ: Re: (203)?面白いように仕事が進む?知的生産術「三種の神器」?(@We love 200LX.))

ぎっちょんさんのブログ「親指シフトウォッチ」で気になる部分があったので、コメントにしようかと一瞬思ったのですが、こちらのエントリで考えてみたいと思います。

親指シフトウォッチ: Re: (203)?面白いように仕事が進む?知的生産術「三種の神器」?(@We love 200LX.)

次に、私が「あれ?」と思った部分の元記事を引用。

(203)?面白いように仕事が進む?知的生産術「三種の神器」?| We love 200LX.
このことを、指を多用するプロのピアニストに直接聞いてみたら、よいシフト方法ではないと言っていました。キーボードのシフトに親指を使うと、小指を使うのと違って、手全体がの動きが制限されてしうために、各指の独立性が損なわれてしまうのだそうです。


以下、私自身の考えです。

私自身もピアノを弾きますが、ピアノと親指シフトは動きが違うと思います。それだけに単純な比較は難しいです。どこが違うかについて、もう少し考えてみました。

もちろん、ピアノでは親指の動きを制限されてしまうと表現力が低下するとか、そういったことはあるかもしれない。ピアノで親指を全音符で押さえている間は、ほかの指で32分音符を3連符こみで弾くとかすると超絶技巧になってしまいます。薬指と小指の力はどうしても弱くなりがちだし、親指だけはほかの指とは明らかに違った位置についているので、引用した先の発言になるのだと思います。

一方、ピアノのタッチがアナログだとしたら、親指シフトはデジタル。親指シフトはしっかりキーボードを押さえられればいいし、文章を入力するときは、親指とほかの指で同時打鍵するときにも、必ず一旦キーボードから指を「離す」操作が必要です。これをしないとほかの文字を入力できません。つまりずーっと親指で親指シフトキーを押さえている必要はないのです。おそらくぎっちょんさんが引用された元記事を書いた方やプロのピアニストの方は、親指シフト入力の操作にこんな特徴があるということをご存知でなかったのかな、という気がします。

ピアノの動きに例えて言うなら、親指シフトキーの打鍵時の動きは常に二和音を四分音符や八分音符をスラーなし(どちらかというとスタッカート)で弾いているようなもの。しかも常に二和音ではなく、単音で弾く場合もあるのです。これならピアノの手の動きの自由度ほど、親指シフトには要求されないんじゃないでしょうか。

親指シフトは「親指が固定されている」のでは決してなく、あくまでも「ほかのキーと『同時打鍵』する」ためにあるものです。これが一般のパソコンのshiftキーと違うところです。

それとは別に、ある程度ピアノを弾いたことがある人には、ピアノ弾きだからこそのメリットがあると思います。それはもちろん親指でシフトするということの操作と、ピアノを習うときに最初の頃習うであろう1の指(親指)とほかの指で二和音を弾く動作が似ていることです。親指シフトの入門者が最初に戸惑うのは親指シフトキーとの「同時打鍵」だそうですが、ピアノを弾いたことがあるひとには、さほど違和感はないと思います。むしろ、ピアノを練習したことがある人は、そうでない人に比べて、キーの配置さえ覚えてしまえば十分速い入力が可能になるし、習熟までの時間が短縮できると思います。

というわけで私は「決して親指シフトは悪い入力方法ではない。むしろ、打鍵数をローマ字入力よりは圧倒的に少なくでき、JISかな入力のように入力位置が偏るといったことのない、実用上バランスのとれた入力方法である」と思っているのですが、いかがでしょうか。もちろん、自分の慣れた方法があれば、趣旨替えすることをお勧めするものではありません。しかしながら、そのピアニストの方が述べられたと言っていることに、親指シフトのキー操作への誤解があるように思いましたので、その違和感の元について考えてみました。

2008年2月20日水曜日

XML とか DOM : 私にとって今ひとつ理解しずらい理由

Web ページを職人的にいじり倒そうと思ったら避けては通れない XML や DOM ですが…なんでか、本を読んでもよくわからない。ちょっとだけ考えてみる。以下、個人的な見解です。

  1. 「文法はいいけど、じゃ実際にはどうなのよ?」的な話がかなり後に出てくる気がする
  2. 本で説明されている内容に絵が足りない。DOM をいじった後の動きがはしょられていて、分かりにくい
  3. よく使われる XML の説明がぱっと見でわからない(RSSとかXHTMLとか)


うーん。まあ手を動かして作ってみれば一発で理解できるのかもしれませんが。もう少しまじめに本を読んでみよう。

気になる「disる」エントリ

最近では「disる」っていう言葉は定着してきたんですかね。はてブ頻出単語の一つでしょうか。どうも respect の反対らしいんだけど。もとはHipHop系の言葉。

以前 Ruby を開発したMatzさんがこんなエントリを書いていて、なるほどねーと思ったんですが…どうもMatzさんが PHP の安全性について批判したのを「disった」といってあちこちで騒ぎになっていたらしい。そのときの話です。

[言語] PHP使いの反論 | Matzにっき
http://www.rubyist.net/~matz/20080129.html

「人は自分が持つであろう意図と動機を他人に見いだすのだ」と以前聞いたことがある。とすると、これらの批判をする人たちはもし「自分の言語」を持ったとしたら全力で他の言語をけなし、自分の言語を持ち上げるのだろうか。というか、PHPが彼らにとっての「自分の言語」なのか、もしかして。やれやれ。

私は言語オタクとして、さまざまな言語の良いと思うところは良い、悪いところは悪いという印象を自分の日記に記録する。公開しているんで読みたい人は読み、参考にできると思う人は参考にする、それで良いと思う。


この構図って類似のものはたくさんあって、

Mac 使い vs Windows 使い
親指シフター vs JIS あるいはその他のキーボード使い
Emacs vs vi
GUI vs CUI
...

などなど、数え上げればきりがない。あいかわらずこうした構図があるのは、相手が書いたことが自分が考えている論点とすり替わってしまったり、あるいは自分の好きなものを「全否定」されたような気になるからなんだろうなとぼんやり考えてました。

まつもとさんはこの点、読めば議論になるように気を使って書いていると思うけど、それでも炎上すると。自分の常識と相手の常識は違うものなんだな、と言うのがよくわかるエントリでした。

でもMatzさんは別に PHP をdisっているわけじゃなくて、「批判」ていう言葉が適当なんじゃないかと。根拠もなく「けなしている」「悪口を言う」のではなく、根拠を挙げて悪い点は悪いと言っているだけなんでは…単にdisるという言葉はあわないのでは?と思うのでした。

言われている(と思っている)PHP使いの人たちからしたら「disる」も「批判する」も同じに聞こえるかもしれないけど、その認識って何かしら微妙に違う気がする。そして「ことば」がもつ微妙なニュアンスの違いに疎くなるっていうのは、やっぱりあちこちで炎上する危険性が増えているんじゃないか。

若者の読解力が低下していると憂える人たちの心配はあながち的をえているのかも、と思えて仕方がないのでした。あと、読解力だけじゃなくて、感情的にならず議論する能力(ディベートにはこれが必要)も大事かなと。

形式言語での論理性もそうだけど、プログラマなら自然言語でも論理的になろうよ、と思うのが今日の私の結論。難しいんだけどね、これが。

治療周期の延期

今日も通院の日でした。ここのところ毎週半日とられてます(汗

退院して以来、全然咳が止まらないので、今回は様子見で治療を延期することになりました。本当はきっちり周期を守って治療するべきものなんですが、咳が酷い→喉が痛い→熱が出る、咳で寝れない、ということを繰り返してきたので、やはりちゃんと咳がでるのを治すべきかと…

喉が痛いのも嫌ですが、延期すると本来の治療の効果が薄れるかもしれず、QOLのバランスを考えるというのは、難しいなぁ…と思いました。本当は「この戦い、負けられん!」(なんのセリフだ(笑))と思って始めた治療だけど、あっさり「停戦」するはめに。病気の治療も体力勝負です… orz

大詰めで戦線拡大をやめて相手に復活させるスキを与えるのはあまり巧い手ではないけれど、自軍の補給がぼろぼろになる前にロジスティックスを立て直さないとなぁ、とか。なんか大げさですが。

しかし、咳止めの薬を飲んでると胃が痛い…あんまり薬飲みたくないです。消化器がすっかり弱くなってしまいました。

2008年2月19日火曜日

[親指シフト] au 用の親指シフトキーボードを使ってみた

先ほど電気屋さんに行って LR-44 のボタン電池(ボタン電池は幼児の手の届かない所に置きましょう ^^; )を買ってきました。右の写真が接続したときの写真です。INFOBAR2 はサイドに接続用のコネクタがあるので、置いただけでは少々不安定の感じです。これは後で対策を講じなければ…

早速友人に一通メールしてみました。すると、思いがけない事が発生。携帯電話でのメール用に仮名漢字変換は予測変換をびしばし使っていた私ですが、その悪影響が出てしまったようです。

「ことえり」なら「こんにちは」は『こんにちは』なのですが、たまたま前回のメールの名残が残っていて『校庭』なんていうのが出ていたり、もっと変な候補がトップで表示されたりして、かなり変な事になっていました。

携帯電話のテンキー入力は面倒だからといって、何でも一文字で変換させたりしていたので、よーく考えてみれば当たり前なのですが…キーボードをつなげたときは予測変換は OFF にしておいた方が良さそうです。何事もやってみないとわからないものですね。(というか、自分が不注意なだけ)

通勤電車の車内では少々厳しいかもですが、新幹線の車内や喫茶店やテーブルの前に座って何かが出来るようなシチュエーションなら十分使えそう。これなら病院に持って行けそうで一安心です。

MacOS X の Widget: Time Machine Launcher

あいかわらず、しつこくTimeMachine関係のガジェットを探求しています。(^^;
今日は tuaw.com で見つけたこんなものをインストールしてみました。Leopard の Dashboad 上で動くラウンチャーです。

Time Machine Launcher
http://www.mathieuthouvenin.com/software/timemachinelauncher/



インストールすると、四隅に小さい機能アイコンが表示され、TimeMachine を起動させたり環境設定を起動したりする事ができるシンプルなウィジェットです。



ちなみに私が使ったときは、TimeMachine 用のストレージを接続していない場合は色がモノクロになっていました。

というわけで、気になる方はご自身の判断で使ってみてください。

The Secret History of Silicon Valley

Geekなぺーじ「シリコンバレーの知られざる歴史」で紹介かあった元ネタの Google engEDU TechTalksChannel にある動画が面白そうなので貼付けておきます。56分あるのですが、聞く価値はあると思います。概略はGeekなページにまとまっています。

The Secret History of Silicon Valley


Google はこういう話を聞く機会たくさんあるのですね。うらやましいなぁ。

[親指シフト] au 用の親指シフトキーボードを購入してみた

通販で au 用の携帯キーボードを購入しました。(Shop U さん、いつもお世話様です)早速動かそうと思いきや…あ〜電池がなかった (--;

この携帯電話用のキーボード、LR-44 ボタン電池が必要なのでした。しかも三個。うっかりしてました。後で買いに行かないと…

実は病気の治療で(今度は少し計画的)四月に入院する予定なのですが、さすがにパソコンの持ち込みは難しいらしい、と先日の入院騒ぎで病院のデジ物事情が判明したのです(朝日新聞の報道によれば今どきはそんなに心配ないらしいのですが…それでも規則だから仕方ない)。携帯電話の通話はご遠慮ください、と言う事でしたが、メールは周囲に配慮すれば、それほどうるさく言われないようなので、ブログを書くために持って行くことにしました。EM ONE とともに持って行く予定です。(EM ONE にはつながらないけど)

私はぎっちょんさんのブログ「親指シフトウォッチ」のこの記事で 株式会社リュウドから出ている au 用の携帯電話キーボードの存在を知りました。

Re: au携帯で親指シフト練習(@PASSION HACK 情熱でマーケティングに差をつけろ!)他3件
http://thumb-shift.txt-nifty.com/contents/2008/02/re_aupassion_ha_ef7e.html

他にもググってみるといろいろありますね。

PASSION HACK 情熱でマーケティングに差をつけろ!
http://passionhack.cocolog-nifty.com/blog/2008/01/aurbk110cii_a5ae.html

私も先ほど確認してみましたが、リュウドさんのオンラインショップではまだ在庫はあるようです。(2008/02/19現在)

電池を買ってきたら、早速動かしてみようと思います。

2008年2月18日月曜日

[SICP] はてな支店へのエントリ(5)

なかなか進まない SICP の勉強ですが、それ少しずつ読み進めています。

参考文献、1.1.2 Naming and the Environment

あと、今までのタイトルとタグを少しかえました。一章単位で別ページにまとめようと思います。今のところ、はてなリングの SICP の日記あたりがいいかなと思っています。

まだ演習問題が出てきていないので、勉強というよりはノートを取っているような感じです。一応 Gauche を使って、本にある例を動かしてみたりしています。今日は slib をインストールして、trace の機能を入れてみました。trace を使うのはもうちょっと先ですが…

[親指シフト] FKB8579-661EV を MacBook で使うには

以前、私の PwerBookG4 での親指シフトの運用をご紹介しましたが、今度は MacBook でどう使っているかを書いてみたいと思います。

富士通の親指シフト・キーボード FKB8579-661EV は当然のことながら Mac にはドライバが無いので、どこからか調達しなくてはいけません。そのため、今回もトリニティーワークス有限会社さんのドライバを使うことにしました。

NicolaK for FKB8579-661EV 評価版

インストールは専用のインストーラで行います。インストーラは同時打鍵判定秒数により 120ms と 80ms の二つの種類があります。標準は 120ms の方だそうです。 ATOK は現在私の MacBook では使えないので (^^; ことえりで使っています。「ローマ字入力」モードで使う必要がありますので、注意が必要です。あと最初に親指シフトキーボードを使い始める前に、一度「カタカナ・ひらがな」キーを押してやった方が良いようです。

キーボードの文字のアサイン(記号等)にやや制限事項があるものの、今のところ特に問題なく使えています。現在まだ評価版ということですので使用期限が3月12日までとなっています。今後どのようになるかはトリニティーワークスさん次第な所もありますが、必要な人が購入する意思を見せれば、きっと正式に販売していただけるようになるのではないでしょうか。

これで ATOK が使えれば、とりあえずは入力環境に関する文句は無いのですが…

ドイツへ行きたい その1

私は海外旅行デビュー(最初の会社に入って1年経ってから)は遅かったのですが、以来、ヨーロッパを中心にもっぱら飛行機と鉄道の旅を楽しんでいます。なかでもはまったのが、ドイツへの旅行でした。最初はまったのはイタリアのフィレンツェとベネツィアだったのですが、気がつくとドイツばっかり行くようになってました。

最初は「なんだ、この人!」と思うような事もありましたが、仕事をしていないドイツの一般の人は普通です(仕事中はみんな厳しい顔になる)。オクトーバフェストでお酒を飲んでいるドイツ人は愉快そうに見えます。フュッセンという田舎の駅でビールを一人で飲んでいると近くにいた人たちが興味津々で話しかけてきて面白かった、というようなこともありました。

移民の人はまた違った印象も受けますが、ドイツ語をある程度はなせるようになったあたりから、俄然ドイツ旅行が面白くなり、あちこち ICE やら EC やらの長距離特急で旅行しました。旧東ドイツはあまり行ってないのですが、有名どころは北の方以外はだいたい行ったし、ハノーファーの Expo にも(夜行電車でミュンヘンからとんぼ返りでしたが)行ってきました。

しばらく日本でもドイツ語のレッスンに通ったりして(某駅前留学はなくなったけど、ゲーテインスティテュートとかハイデルベルグとか)、モチベーションも高かったのですが、病気してとんとご無沙汰になってしまいました。モチベーションが下がったのは、ひとえに病気と経済的理由でドイツへ遊びにいけなくなったせい。19世紀のドイツ語の論文を翻訳しないといけないのに(自分の割当てがきっちりあるにもかかわらず全然進んでない…すみません>関係各位)いまだに辞書を引き引き…というのは、恥ずかしい。それにドイツにいる友人と自由に話したいのに、なかなか話せないというのももどかしい。やはり、モチ上げるためには、やる気の原動力が必要だな〜と痛感しました。

というわけで事情が許せば再度ミュンヘンへ行って、現地の Goethe Institut に通いつつ、ドイツ博物館で調べものをしたい。家族の事とか病気の事とかいろいろあるので、調整が難しい。資金面もかなり厳しい。一ヶ月も時間の調整が難しいかもしれないから、せめて2週間でいいから行きたいな…とあれこれ思うのでした。健康と経済を立て直さないといけないというのは、大変だなとも思いつつ…でもまあ、そのくらい想像する楽しみがないと、治療中の「しんどさ」には耐えられないかも。

2008年2月17日日曜日

「Steve Jobs のはじめての経験…? 」に関するお詫びと訂正

昨日のエントリで Steve Jobs 氏に関する話を書いたのですが、読み返してみたら、なんと、肝心な一文が抜けていました。誤解されたかた、申し訳ありません。ここに訂正とお詫びを申し上げます。

Steve Jobs のはじめての経験…?
http://sio-gadget-blog.blogspot.com/2008/02/steve-jobs.html

追加した文章:
p.s. おおっと、すみません。肝心な事を書き忘れました(^^; URI にもあるとおり、fakesteve、ですからね。そこんところよろしくです。

ジョーク・サイトに便乗したエントリだったのですが、肝心の一文が抜けていてはシャレになりません…本当に申し訳ありませんでした。

パラメトロン計算機 PC-1 完成50年

パラメトロン計算機ができて50周年なんですね。パラメトロン計算機と言ってもわからない人は多いと思いますが、日本の黎明期の国産計算機です。パラメトロンとは故後藤英一先生が発明された素子で、これを計算機回路の素子として使って東大物理の高橋秀俊研究室で作られたのがパラメトロン計算機 PC-1 です。

次に挙げるリンクは PC-1 のイニシャル・インプット・ルーチン(またはイニシャル・オーダ)を作った和田英一先生のページです。参考文献へのリンクが豊富です。

パラメトロン計算機 PC-1
http://www.iijlab.net/~ew/pc1/

次のリンクは近日開催の記念行事のページです。PC-1 ゆかりの方々が講演されるようです。興味のある方は是非どうぞ。

パラメトロン計算機 PC-1 完成50年記念行事のご案内
http://www.iijlab.net/~ew/pc-1.50.html

PC-1 を作るときに参考にしたとされる EDSAC のイニシャル・オーダを読んだことがありますが、ものすごくトリッキーで、非常に感心しました。どうしたらこんなソフトがくめるのだろうかと…

私は決して数学の力があるわけでも、天才的なプログラマでも何でもありません。しかしながら、それ以来、自力で何かを最初から作れる技術力というのをちゃんと確保しておきたいと思うようになりました。

しかし、ハードの設計をして OS からツールまで全部作れる技術っていうのは、なかなか個人単位では難しいですね。だからそれを作る人は皆の尊敬を集めるんだなとつくづく思います。(この間テレビでやっていた技術オリンピックは凄かったなぁ…)

50周年記念行事には出席する予定ですが(だいぶ前に申し込みました)、体調が悪くならなければいいなと思う今日このごろでした。

アメリカの軍事衛星(?)へのミサイル迎撃、お値段は?

先日、アメリカが軍事衛星(新型のスパイ衛星といわれている)が制御不能になったとしてミサイルで迎撃・爆破するというエントリを書きました。

ケスラーシンドロームの悪夢再び?いや、大丈夫(らしい)
http://sio-gadget-blog.blogspot.com/2008/02/blog-post_15.html

その続報がありました。そのお値段はなんと6000 万ドル(約65億円)だそうです。engadget からの記事です。

Cost of shooting down a spy satellite: $60m. Look on Alien's face when the missile hits: priceless. | engadget
http://www.engadget.com/2008/02/16/cost-of-shooting-down-a-spy-satellite-60m-look-on-aliens-fac/

エイリアンが見えたら priceless というのは笑えますが、半端じゃないお値段です。何にしても、宇宙開発にはお値段がかかります。

2008年2月16日土曜日

Steve Jobs のはじめての経験…?

Apple Inc. の CEO である Steve Jobs が女性を Boss に持つというはじめての経験をしているそうで…かなり苦戦を強いられているようです。

Andrea Jung is making my life a living hell
http://fakesteve.blogspot.com/2008/02/andrea-jung-is-making-my-life-miserable.html

Andrea Jung といえば AVON の CEO として超有名な経営者です。先日 Apple の社外 Board of directors の一員として迎えられたのは良いけれども、Silicon Valley と化粧品業界の違い、Apple と Avon の経営環境の違いを背景にして、かなり緊迫したやりとりが有るようです。

この記事で興味深いのは「私は女性と働くのは好きじゃない」といっているところ。かなり物議を醸しそうです (^^; 。文化的摩擦なのかなんなのか、Steve Jobs が彼の「かんしゃく」をどこまで押さえられるか(相談した Al Gore には「upset しすぎない方が良いよ」と言われたようです)、どれだけ彼女の意図を理解しようと出来るかどうか、これからの成り行きに注目したいです。

しかし、"a living hell" とは穏やかじゃない。よっぽど「はじめての経験」に困っているんでしょう。

p.s. おおっと、すみません。肝心な事を書き忘れました(^^; URI にもあるとおり、fakesteve、ですからね。そこんところよろしくです。

ブログキーワードの可視化…「勝間和代」つながり

RSS フィードへのリファラーをチェックしていたら、面白いモノを見つけました。ブログのキーワードのつながりを可視化するツールです。次のリンクでは「勝間和代」つながりで可視化されている例が見られます。

Blog Keyword Visualizer | So-net
http://bkv.so-net.ne.jp/keyword/勝間和代

Flash で表示されるのですが、キーワードのつながりが見えて面白いです。
ブログパーツもあったので、ここにも試しに貼っておきます。


コードは世界を変えられるか?

タイトルは先日行われたデベロッパーサミット2008のテーマ(?)「越境しよう!コードで世界を変えよう」のもじり。「アンドロイドは電気羊の夢を見るか」みたいな語感になってしまいましたが。なんか「世界を変える」とか聞くと「少女革命ウテナ」か?と思ってしまいます(苦笑)

最近、Blog でこの手の言葉が出てくることが多いような気がします。アメリカではバラク・オバマも「One voice can change the world!」とか言ってるし、シンクロニシティ?影響されてる?なんて、うがった見方をしてしまいます。

要するに「世界を変えたい」と思うほど、今の世の中、窮屈で閉塞しているとみんなが思っているんでしょうか。だから「世界を変えたい」と。もし感じている閉塞感がみんなと共有できるものであれば、それは理解できる。

この手の話題について深い知識を持っている訳ではないのです。しかし、私はこの話を聞くと「で、コードで世界の『何を』変えたいんですか?」と聞きたくなってしまいます。バラク・オバマの演説も「アメリカの『何を』『どう』変えたいんですか?」と聞きたくなる。閉塞感から何かを変えたいと思うのは自然なことだけれど、どっち向いて走ってるの?という話が、その言葉からは伝わってきていない気がするのです。

もちろんん、世の中の「空気」からいえば環境問題やら、テロとの戦いやら、グローバリゼーションが地域経済を脅かしているとか、いろいろな前提があって、これをなんとかしたいというのはわかります。でもどっちに行きたいのか、どうやって行きたいのか、そんな話が見えてこなくて、ちょっと腹立たしくなるときもあるのです。そんなときはあえて「空気を読まない」で考えたくなるのです。

コードで手の届く範囲というのは、まだまだ限定的でしょう。電気の届かない地域にはインターネットに接続できる PC 環境もままならないでしょう。しかも個人でコンピュータを所有できる人がたくさんいるという所は、いわゆる先進国の中流以上の人たちと、開発途上国の富裕層がほとんどだろうし、それ以外の大勢はまだ生活に窮しているのが現実でしょう。世界を変えるとなれば、そういう人たちにも手を差し伸べなければならない、と思うのですが、そういう視点って、このスローガンに入っているんだろうか…と疑問に思ってしまいます。

バラク・オバマは、多分本気でそう思っているのかもしれないけど、でもアメリカの大統領候補というフィルタがかかっている分、あまねく世界を(良い方向へ)変えたいと思っているとは、私には思えません。それは、結局はアメリカの国益を考えなければいけない人だろうから、利害の対立からは逃れられないと思うからです。ヒラリー・クリントンもその点では大差はないと思う。

コードで変えられる世界がどれだけのものか、みんなそれをよくわかっているのだろうか。世界を変えたいというその意気や良し。しかしここで言う「世界」とは、インターネット内の“狭い”「仮想世界」じゃないですよね?例えばコードを書いているデュエリストの人たちは「少女革命ウテナ」の世界である「鳳学園」周辺ではなくて、本当の世界を変えたいんですよね?と私は聞きたいのです。

天上ウテナは決闘に敗れてどこかへ行ってしまったけど、世の「世界を変えたい」コード書きの人たちには、世界の無情に絶望することなく、「世界を変えたい」のなら、世界を良い方向に変える努力を実行に移してほしいなと思います。

あー「少女革命ウテナ」見てない人には、なんだかわからない文章になってしまいましたが、まあ、なんとなく「世界を変える」とか聞くと、背中の辺りがむずがゆくなってしまうので…考えを書いてみました。

「Amazon Webサービス」ダウン、Twitter 等に影響

Amazon のホスティングサービスがダウンしたそうです。S3ストレージサービスが落ちて、各所で影響がでているという話についてです。

「Amazon Webサービス」ダウン、スタートアップのサイト多数が巻き添えに | TechCrunch Japan
http://jp.techcrunch.com/archives/amazon-web-services-goes-down-takes-many-startup-sites-with-it/

Twitter に影響がでているという話だったので、サービスを見に行ってみましたが、とりあえず今のところ使えているようですね。2〜3分程度、プロファイルの画像などが見られなかったようで、現在は大丈夫なようです。

Twitter and Amazon | Twitter Blog
http://blog.twitter.com/2008/02/twitter-and-amazon.html#links

この記事を読んだとき、自分のプロファイルが消滅したかと思って焦りましたが(^^; ちょっと安心しました。

オシロスコープでテトリス…? from engadget

オシロスコープの Hack というのも珍しいのですが…
見た瞬間「お!」と思った、この映像。是非下記のリンクにアクセスしてご覧ください(^^)

Scopetris Celebreates Oscilloscopes, Russians [Hacks] | Gizmodo
http://gizmodo.com/356909/scopetris-celebreates-oscilloscopes-russians

こちらは元記事にあった YouTube の動画です。



オシロスコープでちゃんとテトリスができるのも驚きなんですが、この動画のプレイヤーさん、なかなかやります。
ロシアと言えば、やはり「テトリス」なんでしょうか (^^)

2008年2月15日金曜日

ケスラーシンドロームの悪夢再び?いや、大丈夫(らしい)

アメリカが自国の制御不能になった軍事衛星をミサイルで撃ち落とす、という計画をしているそうです。この話を mixi の日記でつぶやいたら、見事にマイミクのネタとかぶりました(笑)

Pentagon to Shoot Dead Spy Satellite Down with a Missile [Space Wars] | Gizmodo
http://feeds.gawker.com/~r/gizmodo/full/~3/235232519/pentagon-to-shoot-dead-spy-satellite-down-with-a-missile

Pentagon to Shoot Down Rogue Satellite | WIRED
http://blog.wired.com/defense/2008/02/the-pentagon-is.html

ケスラーシンドロームについてはこちらを参照。

ケスラーシンドローム
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B1%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%83%B3%E3%83%89%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%A0

中国の宇宙空間でのミサイルによる衛星破壊は大気圏より遥か上空の宇宙空間でなされたため、ゴミが地球の周回軌道にのるとして国際的に大問題になりましたが、今回は「大気圏直前で破壊するから大丈夫」なのだそうです。個人的には「ほんとか〜」とツッコみたくなります。

この手の話を聞くと漫画の「プラネテス」の話を思い出します。

どちらの国も、宇宙開発は結構な事ですが、地球に優しくないスペース・デブリ(宇宙ゴミ)は、あまりまき散らさないで欲しいですね。

p.s. その後、TechCrunch engadget Japan で日本語訳がでていたのでUpしておきます。

米軍、制御不能の軍事衛星をSM-3ミサイルで迎撃へ
http://japanese.engadget.com/2008/02/14/alien-infested-satellite-vs-sm-3/

LivedoorでBloggerサイトがスパムと見なされる

最近、コメント力を鍛えるべく(いつもお世話様です>皆様)、武者修行よろしく、あちこちのサイトにおじゃましてコメントさせていただいています。もしコメントスパムのようでしたら、いつでもご指摘くださいませ。改善させていただきます(汗

先日某 Livedoor のサイトにおじゃましたところ、私の書いたコメントが「スパム」としてはじかれてしまいました (><) 。また、別のLivedoorのサイトに行ったときも同様です。何度やっても「スパム」と判定された(とおぼしき)画面が表示されてしまいます。

訳が分からないので、Livedoorに問い合わせてみました。すると次のような返事がありました。
-----
お客様よりご連絡をいただきました、「.blogspot.com」につきまして確認させていただきましたところ、当該ドメインより大量の迷惑投稿がございましたために、現在弊社にて一時的に投稿の制限をいたしております。従いまして、現在トラックバック、コメントなどのご投稿は受信制限がございますのでご了承お願いいたします。
-----

うーん…たぶん不心得者がコメントスパムを出したんだろうけど…ちょー迷惑。URI のうち、sio-gadget-blog の部分はサイト毎の付与なので、何も一網打尽にしなくったって!と思ってしまいました。

一応返信して、いつ制限解除になるのか、.blogspot.com のような一網打尽のスパム対策をこれからもとるのかどうか、質問してみましたが、18:37 現在、なしのつぶてであります…

古川亨氏の憂い:MS IME と「ものづくり」の精神

古川亨氏といえば、かつてのMSKKの会長であり、マイクロソフトの一時代を作った方です。現在は慶応大学で教授として教鞭をとり、IPAの未踏プロジェクトでもPMをされたりとご活躍中ですね。Mac 使いとしては MS の OB というだけでちょっと緊張してしまう部分があるのですが、ブログではいろんな意見を述べられていて、大変に興味深いのです。

その古川氏のブログ、今日の話は MS IME の話でした。ちょっとだけ引用させていただきます。

MS IMEさらに...お馬鹿になっていく | 古川 亨 ブログ
http://furukawablog.spaces.live.com/blog/cns!156823E649BD3714!9079.entry


引用部分はMS IME の誤変換の多さに、実例を挙げて嘆いたあとのお言葉です。
-----引用ここから
某MS社員に、「MS IME最近どうなっているのよ?」と先週聞いた答えが...「IME開発の主体が、中国にシフトしまっていて我々も手を出せない......個人的にはATOKに切り替えようと思っている」と言う現役開発系社員の発言に絶句!!!

(中略)
MSのモットーは「Eat Your Own Dog Food」(人にドッグフードを勧める前に、まず自分で食ってみろ!)だったはずなのに、”犬も食わない”って話かよーっ...きっと藤村さんが、泣いてるぜよ!!!
-----引用ここまで

や、これは我が意を得たり!と思いました、ええ(苦笑)

古川氏の環境云々の話はさておき、MS IME はかなり変な変換をしてくれていますよね。「週刊」を「週間」と変換してくれるという話は勝間和代さんもご自身のブログでしておられました。

しかし、日本語入力特有の操作である日本語変換のエンジンの開発の中心が中国に行ってしまっているとは!これはもう少し、深刻に考えた方が良いのではないでしょうか?>マイクロソフトの日本法人の方

自分たちに必要なものは自分たちで作っていかないと、意図しないモノができあがるというのは、枚挙にいとまがない。それはいろんな方が言っておられることです。 "Eat your own dog food" というのはそういう事ですよね。

私が師事した今は亡き大学の恩師も「日本人の使う{OS|ソフトウェア}は日本人が作らないと!」と常々おっしゃっていました。それはとりもなおさず、自分のやるべき事は他人に任せるな、ということ。(私、全然できてません。恩師に顔向けできない…)

ビジネスで他人に任せるのは百歩譲るとしても、チェックも意見も出来ないというのは古川氏が憂えるのも当然の様に思います。自分たちが得意としている、他の言語を話す人には発想できない部分を出してしまうのは、どうなんだろう?誰が開発してもいいとしても、オフショア開発がコストが安いから出すとしても、自分たちで面倒をみるべき仕組みは作っておかないといけないんじゃないだろうか。じゃないと日本人には使いづらいインターフェースになってしまう。

事情を知らない人間があれこれ言う資格はないのかもしれません。しかし、一ユーザとしての心配を書きたいと思います。(ええ、家にもちゃんと MS 製品 (Genuineマークはってあるよ) がありますとも!)

役所の仕事を民間に委託すると「業務の丸投げ」問題が良く発生するようですが、MS IME の開発は、それと似たような構造になってはいないでしょうか。共有できるところと、特化できるところ、旨く組み合わせないと、自分で自分のクビを絞めることになりはしないでしょうか。最近は中国製の冷凍食品に農薬が混入していたとか(事件か事故か、その原因はわかりませんが)そういう話もありますが、なんとなく構図が似ているような気がしてなりません。自分たちのことなのに、人任せになっている部分がありはしないでしょうか。直接的な原因ではないかもしれないけど、遠因になってはいないでしょうか。

かつての古巣の製品の出来を憂える古川氏の気持ちは、立場は違っても理解できるような気がします。

もっとも、MS 製品だけでなく、Mac ユーザ的にも同様な気持ちを抱くことはあって、

「…にしても、「ことえり」どうよ? ATOK、Leopard の不具合なんとか汁!」

という心境ではあります。特にいろいろとあった最近は(苦笑)

私はMacOS X で何をプログラムしたいか?

今ずーっと考えているのが「自分が何をプログラムしたいのか?」という事です。なんか「自分探し」みたいで、やだな〜なんて思うんですが(苦笑)仕様が決められないからしょうがない。

会社に居るときは要件定義でどうするか悩んだことは無かったし(その時の仕事の進め方では、どちらかというと、それはお客様の専権事項。こっちは計算機に実装できるように提案するだけ)、大学に居るときは(どうプログラムしたら良いかで悩んだけど)まあ{計算機|情報工学}系特有の沢山課題があったので、何を作るかなんて悩まなかった。つまり、その時の仕様とは自分にとって「天から降ってくる」ものでした。自分以外の人の困っていることを解決するためのモノだった。自分が仕様で悩むと言ったら、お客様の要望にお応えするために、あるいは課題の解決のために、どんな手法が使えて、どう構成して、どの言語でどんなアルゴリズムを使って…というのを決めるのが仕様であったり、というのが自分からみた「仕様」の正体でした。

しかし、独立してやっぱり請負じゃいかんなと。自分の作りたいモノで勝負したいと。そう思うようになったわけです。そう考えた時に、どれだけ自分の中に、自分の周囲に「これがないと生きていけない!」というものが有るのかどうか、考えてみたんですが…結論は「生きていけない!というほどのモノはない」だったんですね。

うーん。今あるモノで大体まかなえてしまうということも大きいと思いますが、これは自分で何とかしないと〜という切羽詰まったことが余りないんですね。大抵、今あるもので代替できてしまう。これは物作りをする人にとって、結構危機的なんじゃないかなと思います。現状に満足していては良い物は作れない!と何となく自分でも思っているところがあるので、結構困りました。アイディア出しする過程に問題があるのか、最初の問題設定が問題なのか、なかなか旨く思考が回ってくれません。

それでもずーっと考え続けた結果、私が現在困っている事は、次の5つの問題だという事になりました。
  1. 収入が増えない(お金の問題)…治療に金がかかるので結構深刻。本も買えない(;_;)

  2. 体重が減らない(健康の問題)…これはどげんかせんといかん

  3. 英語の単語が覚えられない(勉強法と意欲の問題)…病院の待ち時間とかでサクっとできる方法はないものか

  4. 毎日の献立を考えるのが大変(健康の問題)…食生活の改善に挑んでいますが、カロリー計算とか結構たいへん。バランスの良い献立を考える支援アプリは無いものか

  5. 論文が書けない(研究と意欲の問題?)…深刻です
意欲は体調にも左右されると思うので、体調激悪の今は仕方ないが、今後の為にも、お金と健康の問題はなんとかしなくちゃいけない。これをソフトウェアを作ることである程度解決あるいは解決の糸口にできないか、と考えたのが、次の項目です。

  • フリーソフトを作って、それをネタに記事を書く

  • パッケージソフトを開発する

  • ブログのサイドバーなどにアフィリエイト・タグを張る

  • 体重や食事の記録ができるソフトを作る

  • 献立を選ぶサポートをしてくれるソフトを作る

  • お金を管理するソフトを作る

  • 自分が分からない英単語をランダムに出題してくれるソフトを作る


だいぶ具体的になってきました。でもいくつかは既存のもので代替できますね。ブログなどは Blogger や「はてなダイアリー」を使うことにしました。本当は Movable Type 等のブログソフトを使いこなしてみたいのですが、そこまでやる時間が捻出できるかどうか…難しいところです。アフィリエイトも一応やっては見ていますが、難しいですね。とりあえずの目標は「ビジネス書を月に10冊買える額をアフィリエイトで稼ぐ」なのですが、この様なブログの作りでは、なかなか難しいかもしれません。アフィリエイトなら、もっとサービス精神あふれるサイト作りにしないといけないですよね。この辺は今後の課題にしたいと思います。

というわけで、私は MacOS X で何が作りたいか、という話に戻ります。一番仕様が絞れそうなのが、体重やらなんやらを記録するソフトのように思いました。で、今現在 DashCode を使って作ろうとしているわけです。ついでにブログで書くネタにしてしまおうと。

DashCodeで作ろうとしている「HealthRec(仮称)」は、このような個人的の切実 (^^; な問題から来ているという訳です。お金を管理するソフトは MacOS X 上で良いと思えるソフトを知らないので作ろうかと思っています。献立や英単語は優先順位が低いのでとりあえずはお預けなんですが、いずれ復活したら作りたいですね。

ベタなネタしか思いつかないので我ながら「なんだかなぁ…」と思います。しかし「必要は発明の母」という所からネタだしすると、ここ辺がスタート地点でしょうか。もうちょっと一人ブレーンストーミングのやり方を考えないといけないです。まだまだ、勉強本の読み込みがたりないかも(苦笑)

2008年2月14日木曜日

iPhone …やっぱり欲しい!

日本では使えないものの、iPod touch とはひと味違う iPhone 。やっぱり欲しい〜ということで、私も参戦することにしました。

100万PV突破記念~「iPhone」を1名様にプレゼント!! | iPhone・iPod touch ラボ

http://ipodtouchlab.com/2008/01/100pviphone1.html

iPhone, iPod touch 関係の情報は私が知る限りでは一番充実してるこのサイト、私もいつも RSS リーダに登録してチェックしています。ここのサイトがなんと111日間で100万PV達成(!)ということで、抽選で iPhone をプレゼントしてくださるという太っ腹な企画。私もこのエントリで参戦です。

しかし、100日ちょっとで100万PVとは尋常じゃない!私のサイトの500倍以上です。

興味のある方は、是非上記のリンクをクリックして、参加方法を確認してくださいね。

2008/2/24 24時締切

だそうです。参加はお早めに!

[SICP] はてな支店へのエントリ(4)

はてな支店の「もう一度勉強し直すSICP」エントリを追加したのでリンクを張っておきます。
10 pages / day どころか、もっと遅いペース…

1.1.1 の例を DrScheme でも動かしてみる
SICPを読むときの参考書
Instructor's Manual to accompany "Structure and Interpretation of Computer Programs"で気になった所の覚書き

今までの関連記事はこちらからどうぞ。

[SICP] SICP の勉強会を始めます
[SICP] はてな支店へのエントリを追加しました
[SICP] はてな支店へのエントリ(2)
[SICP] はてな支店へのエントリ(3)

非常にマターリとしたペースで続けております (^^;

Blogger にトラックバックの機能を付けたい!しかし…

Blogger にはご覧の通りTrackback の機能がありません。最近いろいろリンクしたい先が増えたので、Trackback の機能をなんとかして追加できないものかと思ってググってみたら、ありました。知らないという事は怖い事だ…ちゃんと調べないといけませんね、何事も。

トラックバック | クリボウの Blogger入門
http://blogger.kuribo.info/2006/03/blog-post_16.html

HaloScan というサイトの機能を使って、Blogger にトラックバックの機能をつけるという話です。実は、こちらのサイトの記事より新しい方法があって、HaloScan がテンプレートに自動的に機能をインストールしてくれるという方法もありました。

しかし、この機能を試した所、ちょっと不具合が発生。右にごちゃごちゃと並べたサイドバーがなぜか本文の下の方に表示されてしまうのです。たぶんテンプレートをいじった所がおかしいんだろうけど…

結局、今回はあきらめて元のテンプレートに戻しました。うーん。今ひとつテンプレートの構造がよくわかってないですね。自分でコード貼付けたら Blogger に怒られました orz

テンプレートによってクラス名が違ったりする旧バージョンと新バージョンの違いもあって、なんかわかりづらいです。英語のサイトを探しに行けということなんでしょうか。とりあえずは、ポインタを見つけたということで、一段落としておきます。できなかったのがちょっと悔しい。

調子の悪い ATOK を MacOS X 10.5.2 で動かしてみるテスト

快調になった MacOS X 10.5 (Leopard) で久々に ATOK を動かしてみる事にしました。

言語環境から ATOK のチェックボックスを ON にしてと…よしよし、メニューバーに ATOK の表示がでてきたぞと。
早速 Mail と Safari と両方立ち上げて、Safari 右上の Google 検索をしてみたところ…

落ちた orz

「いきなりこれかい!」と思っていたら、

Mail も落ちた orz

…うーん。なんなのでしょうね。私に恨みでもあるんだろうかと思うくらいの落ちっぷり。

08/02/14 10:58:11 com.apple.launchd[110] ([0x0-0x18018].com.apple.Safari[178]) Exited abnormally: Segmentation fault

Segmentation fault で落ちているって言う事は、セグメントを超えてアドレスを指し示しているということか。どこかでメモリリークおこしてるんじゃあるまいな…(疑いの目)

しかし、周りのアプリ全部まとめて落っことすのはやめてほしい orz
当分治らないんだろうか。あーあ。アンインストールして、もう一回インストールしなおしてみるかな、こりゃ。

新しい Google Toolbar, 404 ページをハイジャック? from TechCrunch

Google Toolbar の新しいバージョンで 404 (File not found) ページが勝手に差し替えられてしまうという記事が TechCrunch でありました。これってどうなんでしょう?

New Google Toolbar Beta Hijacks 404 Pages? | TechCrunch
http://www.techcrunch.com/2008/02/12/new-google-toolbar-beta-hijacks-404-pages/

新しいGoogle Toolbar、404ページをハイジャックか? | TechCrunch Japan
http://jp.techcrunch.com/archives/new-google-toolbar-beta-hijacks-404-pages/

私自身 Mac も Windows Vista も XP, 2000, etc. と Google Toolbar にお世話になっていますが、勝手にレイアウトされちゃうのはどうもいただけないです。デフォルトは素のままのページを表示すべきでしょうね。ページレイアウトや内容の改変はちょっと危険な香りがしますね。私はこの手のネタを見聞きすると自動的にオーウェルの小説「1984」の "BigBrother" を想像してしまいます。

少なくとも、オプションで明示的に「HTTPサーバのデフォルトの(つまらない)404ページの場合は Google レイアウトのページを変わりに表示する」とかやらないと、かなり余計なお世話になるのではないかと思います。

この記事の内容は表現の自由の侵害には厳しい目がある米国ならではの発信だなと思いました。果たして日本でここま404ページにうるさく言う人はいるんだろうか。

2008年2月13日水曜日

MacOS X 10.5.2 ソフトウェア・アップデート関連のBlog記事

いろんなサイトでMacOS X の最新アップデータに関する記事を見かけます。おおむね好意的な意見ですね。私も今のところ快適に使っています。(10.5.2アップデータとは関係ないですがWebObjectの謎は解けてません…バージョン不整合で消されてしまった可能性が…)

というわけで、WIREDの記事をクリップしてみました。うっとおしいちょっとした不具合でイライラしてたのは、みんな同じだったんですね(^^;

Latest Leopard Update Resolves Common Complaints | WIRED
http://blog.wired.com/monkeybites/2008/02/latest-leopard.html
If any of these issues with the initial release of Leopard bothered you, the latest update should have you smiling again.
「Leopard の最初のリリースの問題点があなたを煩わせていたのなら、最新のアップデートはあなたを再び笑顔にするだろう」
(「」内Sio訳:誤訳御免)

その一方、ワイヤレス関係で影響があったユーザもいる模様です。D-Link や Westell のルータを使っている人は要注意のようです。

Early 10.5.2 reports: some users having wireless issues | The Unofficial Apple Weblog (TUAW)
http://www.tuaw.com/2008/02/12/early-10-5-2-reports-some-users-having-wireless-issues/

不具合のレポートは次のようなものもありました。Linotype FontExplorer X を使っているとクラッシュする現象がレポートされています。心当たりのある方は Apple.com のディスカッション・ボード等を参照してみてください。

10.5.2 breaks Linotype FontExplorer X, or vice versa | The Unofficial Apple Weblog (TUAW)
http://www.tuaw.com/2008/02/12/10-5-2-breaks-linotype-fontexplorer-x-or-vice-versa/

Apple (U.S.) のディスカッションボード
http://discussions.apple.com/thread.jspa?messageID=6571423�

日本のユーザには該当者は少ないかもしれませんが、Macユーザは結構英語版のソフトを使っていますよね。Macの英語の情報サイトチェックは便利なので、これからも続けようと思います。

今回のアップデータに関して言えば、このまま、私のMacBookに何事もないことを祈りたいです。ええ、昔ひどい目に…(遠い眼)

肝機能の数値

今日は病院での定期的な診察だった。検査は血液検査だけ。結果がでてから診察になる。今日もいつものように血液検査後、診察室へ。

医師「肝機能の値が悪いですねぇ」(あ、先生の見てる所の表示が赤い...)

うーん、爪だの皮膚だのお腹だの、体全体が調子悪いなと思ってたんですが。やっぱりそうか。この「かさかさ」具合も爪が割れてるのも、みんな肝臓のせいだな…酒飲んでないのに。

医師「しばらく(治療の)間隔を空けてみますか?」

いやー、もうこれ以上薬飲みたくないし、注射もされたくないんですが(^^; でもそうすると治んないのは自明ですよねぇ…

私「予定通りでいいです」

…やっぱり、お薦めに従って休めば良かったかも。

その他にもいろいろ報告したら、なんか胃カメラも飲まなくてはいけなくなってしまった。胃カメラ嫌だ〜!

医師「ストレスで胃潰瘍になってるかもしれないから、これはやっておいた方がいいです(キッパリ)」

あう…あのどろどろしたの飲みこまないといけないんですよね。やだ〜!苦しいし。でもなぁ…

結局、今日も注射をぷちゅっとされて、放免となった。会計の数字を見て愕然。やっぱりこの注射、高いよ、先生…

おなかの具合もあまり良くないし、だるいし、かさかさだし、いい事ありません
(;_;)
せめて肝臓に良いおいしい食事でも食べたい…
でも肝臓に良い食事ってなんだ?豆腐?アサリ?シジミ?塩分控えめな日本食なのは間違いなさそう…

勝間和代さんの「グーグル化」は「高速道路」か

id:umedamochioさんのはてブ(「ウェブ進化論」「ウェブ時代をゆく」の梅田望夫氏)から見つけたリンクに、勝間和代さんがした「仕事」について言及した記事がありました。興味深い考察だと思います。

大人の人生はおもしろいか|勝間和代の「仕事」
http://moriyama424.blog95.fc2.com/blog-entry-38.html

曰く、
では、なぜ、アンビバレントな気持ちを抱くか。

それは、梅田望夫さんの言葉で言えば、
知的な生産に関する”学習の高速道路”を
敷設しちゃったからではないだろうか。

別の言葉で言えば、知的生産のコモディティー化だ。


私はこれを読んだ瞬間「あ、そうか、他の人はそう思うんだな」と。ウェブ進化論もウェブ時代もBlogも読んでるのに、この方のように、勝間さんの方法論が「高速道路」であるとは考えた事なかったです。否定をするわけではなくて、単純に「高速道路」なのかどうかは考えた事が無かった。うまく言葉にできないけれども、普段からつかっているから、それが「高速道路」なのかどうかなんて考えた事も無かった、ということでしょうか。(立ち位置をLostしているとも言う… orz)

というわけで、「グーグル化」がなぜ「高速道路」なのかを、つらつらと考えてみました。

私の場合、仕事のために書くプログラムは、どちらかというと他人が書いたコードをそのまま流用して別の機能を加えたりするとかが多いので「高速道路」で行けるけど、自分のために書くコードは「けものみち」っぽい。自分の研究を論文に仕立てるのも、どちらかといえば「けものみち」。研究に必要な知識を収集するのは、たぶんマインドマップとかフォトリーディングを使った「高速道路」で行けるけど、その先の「論文書き」とか「コード書き」いう作業は「けものみち」だなあと。

この場合、けものみちだと思って歩いて行くと「高速道路」だったっていう話もあるかもしれないんだけれど…(ex.「そのコードは誰かが書いたことがある」「そのアイディアは誰かが言及したことがある」)

「みんなで強くなる」ためには、やはり二度手間を踏まないためにも(「高速道路」だし)、複数人で勉強できるコミュニティが必要ですね。大勢の人が「グーグル化」の本をよんだ感想やセミナーで聞いた感想を「ブログ」に書いたり読んだりすること自体が、そのコミュニティになっている気がします。

つまり、それも「知的生産のコモディティ化」を促していると。本だけではなく、勝間さんご自身があちこちのセミナーで「ブログを書いてください!」と煽ってらっしゃるようなので(失礼!)その動きはさらに加速しているように見えます。

勝間さんにしてみれば「知的生産のコモディティ化」は(ブログの記事をよんだり、セミナーのまとめを読んだりする限りでは)狙ってボールを投げたストライクゾーンなんじゃないかなぁ、と思えます。「グーグル化」というネーミング自体もまんま「高速道路」だし、もしかしたら、そこまで考えてあのネーミングにしたのかもしれませんね。

そして、勝間さんご自身が、このムーブメントの観察を通して考えたい事は(はっきりとはわかりませんが、きっと何か意図があるんだと思います)、きっと「けものみち」なんだろうな、という気がしました。

2008年2月12日火曜日

MacOS X 10.5.2 インプレッション(2) : Apple はユーザの意見を聞いたという話 〜 MacWorld の記事から

ユーザのことをないがしろにしてきたと怒っていた MacWorld 誌も、今回のアップデートには好意的なようです。

10.5.2 update shows Apple listens to users
http://www.macworld.com/article/131902/2008/02/1052applelistens.html

たとえば、階層的な Stacks (Hierarchical Stacks) や不透明なメニュー・バー(システム環境設定の「デスクトップとスクリーンセーバー」から設定可能)、それに TimeMachine のメニューバーへのアイコン表示などを例に挙げています。これらの点は私も良いと思っています。

早速、私も不透明なメニューバーにしてみました。今までどことなく落ち着かなかったのですが、やっぱりメニューバーや最前面のウィンドウの上部のタイトル部分は透けない方が個人的には好みですね。

WebObject のアップデータがなんか変…?

WebObject のアップデータが配布されている話を前のエントリで書きました。

書いた後、早速インストールしてみたのですが、最後のインストールの開始直前のカスタマイズ画面が出てきたのは良いけどチェックボックスとインストールボタンがグレイ・アウトして、インストールできませんでした。

Packages というフォルダにある個別のインストーラを立ち上げてインストールしたところ、特に問題なくインストールできたので、おかしいなぁ…と思いつつ、もう一度マスターのインストーラを起動してみました。

すると、今度は正常にインストールできてしまいました…

うーむ。バージョンの不整合でもあったか?とりあえずインストールできたのは良いのですが…ちょっと気持ち悪いかも。

p.s.
その後フォルダの中身を確認したところ、以前あったはずのアプリケーションが無いことに気がつきました。Leopard についてきた WebObject を入れたはずなのに…と思いつつ、現在調査中です。

Leopard グラフィックス・アップデート, WebObject アップデートもリーリスされていました、他

10.5.2 をインストールしたときには出てきていなかったのですが、Leopard グラフィックス・アップデートもリリースされています。リンク先は The Unofficial Apple Weblog (TUAW) への記事です。

Apple posts Leopard Graphics Update
http://www.tuaw.com/2008/02/11/apple-posts-leopard-graphics-update/

私の場合、ソフトウェアアップデートに出てきたのは 10.5.2 をインストールした後でした。リストに出てきていなかった方はもう一度更新を確認してみてはいかがでしょうか。

また、気になる 10.5.2 の速さですが、結構早くなっているようです。これも The Unofficial Apple Weblog (TUAW) からの記事へリンクを張っておきます。

10.5.2 makes your WoW go faster
http://www.tuaw.com/2008/02/11/10-5-2-makes-your-wow-go-faster-publish-after-8-30pm-please/

他に気になるアップデートとしては WebObject がありますが、これは開発者向けってことで。TUAW と Apple の該当ページへリンクを掲載します。WebObject はソフトウェアアップデートのリストに載ってきていないようです (11:42現在)。

WebObjects Update 5.4.1 for Mac OS X 10.5 (TUAW)
http://www.tuaw.com/2008/02/11/webobjects-update-5-4-1-for-mac-os-x-10-5/

WebObjects Update 5.4.1 for Mac OS X 10.5 (Apple)
http://www.apple.com/downloads/macosx/apple/application_updates/webobjectsupdate541formacosx105.html

今日はどうやら Apple のアップデータ祭りですね。今のところ、私のマシン (MacBook Black 2GB) では深刻なエラーはでていませんが、アップデートによる障害が心配な方は、御自身の判断でアップデートしてくださいね。

-----
Technorati Tag:

週刊ダイヤモンド特典『神田昌典・勝間和代両氏のセミナー「ライブ音声」』を聞いたので感想を書きます

一日遅れでダウンロードしました。出遅れたのは、人に雑誌を貸していてパスワードを確認できなかったから(汗)

というわけで、ダウンロードした音声を今 iTunes のライブラリに登録し、ネットにあった週刊ダイヤモンドの2/9号の表紙をアートワークにして、iPod に転送する準備が整いました。iPod には後で転送するとして、まずは中身のチェックですね。

あちこちのまとめサイトでいろいろ読んでは居ましたが、やはり、この3トラック18分くらいの話を聞くに、次の三点が一番面白かったことのようですね。音声を編集するときにその点を検討されたのだな、と思いました。

  • 勝間さんがマッキンゼーで学んだこと&採用裏話
  • やるか、やらないかの違い
  • 社会的責任投資(SRI)の話

フォトリーダーが本を沢山出していて、しかもAmazonの上位にいらっしゃるという話とか、勝間さんが「非常識な成功法則―お金と自由をもたらす8つの習慣」を読んでそれを実践するようになってから人生好転してきたという話など、なかなか聞き応えがありました。やっぱりセミナーは実際に出席するに限りますね。

なかでも、神田さんのSRIの話は深かったです。戦後の日本がどう立ち上がってきたか、その時に必要とされたのは何か、から始まって、昨今の事件や質問された内容と絡めて、これからの時代に何が重要かについて、神田さんなりの意見を述べられていました。たっぷり語ってらっしゃるため、MP3ファイルも一番大きかったです(笑)

神田さんの話はかなり日本社会の戦後の歴史的経緯を単純化して話しておられたので、すぐには同意しかねる部分も有りましたが(「破壊」の話とか)、なるほどと思いました。

社会的責任って、急に出てきたキーワードの様に言われることもありますが、実は当たり前のことですよね。昔からあった言葉だと思います。でも、なぜそれが新鮮に感じるかというと、日本の高度成長期以降、みんながそれなりに豊かになっていく過程で、徐々に失われていったモノの一つであるようにも感じるせいなのかな、と思いました。

昔も今も無責任な人は相変わらず存在するようですが、個人であってもマスへの影響力を、ある程度「情報発信」という形で、行使できるようになった現在、一人一人が無責任であってはいけないという事は理解できます。

ただ、責任問題となったときに、個人に無限の責任は負えるわけがないのに、「自己責任」とばっさり切ってしまう風潮もどうかと思います。そこには「おたがいさま」という、人への思いやりがない。これからの「社会的責任」というのは、極端に不寛容(intolerance)な方向ではなく、もっと「寛容(tolerance)」さを必要とするものであって欲しいと思います。

ちょっと脱線しましたが、音声ライブを聴いた感想を書いてみました。

MacOS X 10.5.2 インプレッション(1) : メニューバーが少し変わった

まずはこちらの画像からご覧下さい。MacOS X 10.5.2 を起動したときのメニューバーの様子です。



TimeMachine のアイコンが追加されました。いちいち環境設定を開かなくても TimeMachine のバックアップ開始ができるようになっています。これはちょっと嬉しいかも。

他にもいろいろ有りそうですが、とりあえずご報告します。

-----
Technorati Tag:

MacOS X 10.5.2 ソフトウェア・アップデート出ました!

でない、でないと Mac の噂系サイトで言われていた 10.5.2 、やっとリリースされた模様です。日本のサイトでも「ソフトウェア・アップデート」から確認できます。

About the Mac OS X 10.5.2 Update

Apple releases Mac OS X 10.5.2


さて、これからインストールしてみることにしましょう。落ちませんように(^^;

-----
Technorati Tag:

2008年2月11日月曜日

MacBook Air, Windows機としては中くらいの速さ by MacWorld

MacWorldに出ていた記事です。

PC World: MacBook Air runs Windows medium-fast
http://www.macworld.com/article/132042/2008/02/pcw_macbookair.html

うーん、2-GHz Core 2 Duo T7300 の ThinkPad X61 と比べたら気の毒なのでは? MacBook Air は標準で 1.6 GHz なわけだし…

Windows 動かすんだったら、噂の New MacBook Pro の方がヨサゲです。もっとも、新しい Microsoft Office が結構使えるので、Windows を起動するようなことっていったらほとんど無いのですが… 一太郎とか Just Suite で遊ぶときぐらいかなぁ。Mac で一太郎もう一回出してくれればそっちで統一するのに、とか思ったりしてます。

開発環境を一カ所にまとめたいのですが、さすがに Boot Camp 上でデバッグするのは危険かもしれませんね。コード書きだけならともかく。

Technoratiタグ:

[親指シフト] プログラマだって親指シフトを使う

「親指シフトウォッチ」というサイトがあるのですが、こんな記事がありました。リンクを張っておきます。一読して私も自分の考えやらなんやらを書きたくなりました。Blogger, こーゆーときにトラックバックが打てないのはちょっと残念…

親指シフトウォッチ|Re: 生産性10倍(@nuke - attack with nuclear weapons -)他3件

この親指シフトウォッチの方が言うとおり、考える時間やらなんやら入力時間以外にも生産性を縛るパラメータはいろいろありますから、自分の手になじんだ方法を使えば、それはそれでよいと私も思います。

ただ私は、親指シフトのように日本語入力に適した方法が既にあるのに、それが広がらないのは残念だなと思います。英文だってQWERTのキーボードを使うよりは、もっと早い方法はあるんですよね。今のキーボードの並びはタイプライターのバーが早うちしたときに引っかからないように出来ているらしいですから。

打鍵数だけ単純に比較した場合は、やはり親指シフトが圧倒的に早いと思います。ローマ字は母音字はともかく、か行以降は2文字以上打鍵しないとひらがなになりませんし。

もっとも、OASYS を使う人が(一昔前の)ワープロのコンテストの上位入賞者を占めたのは、キーボードだけではなく、ほとんど単文節で変換していたという話も有るように思います。(昔は連文節変換はまだ力不足だったのでOAKのように単文節でがんがん変換していった方が早かった)

ちなみに、昔の富士通は(今は知らない)社内であれば親指シフト必須だったので、ふつーにプログラムするときでも親指シフトを使ってました。英字の並びはQWERTですし。もちろんJISキーボードを使う部署もありましたが。

昔はダム端末とか使ってたから文書作成機は別というのはありですね。でも今は、コード書きの人はべつにコードを書くだけじゃなくて、仕様書やら進捗報告書やら、同じPCで書くことが多いわけです。やっぱりキーボードが違うと面倒くさいですね。私はそこにあればどんな種類のキーボードでも使いますが、親指シフトを使った後で、いきなりMacのUSキーボードを触ったり HHK (Happy Hacking Keyboard) を使ったりするのは、数分ですが手の動きが混乱しますから、やはりキーボードは統一したいと思います。…英文の時にはそんなことは全くないのですが。

思考を中断しない速度で入力が出来るというのは、とても楽です。私が携帯電話の入力がどうしても馴染めないのは打鍵数があまりにも多すぎるし、キーが小さいからです。最近は予測変換が充実してきましたが、それでもまだしんどいと思います。

本当に、もっと富士通さんに親指シフトキーボードを作って売って欲しいです。PFUさんでもREUDOさんでもいいんだけどなぁ…

-----
Technoratiタグ:

[SICP] はてな支店へのエントリ(3)

はてな支店の「もう一度勉強し直すSICP」エントリを追加したのでリンクを張っておきます。
今日は原書の p.7 まで読み進めました。我ながら遅いですね (^^;

もう一度勉強し直すSICP (4)
1.1 The Elements of Programming
1.1.1 Expressions

今までの関連記事はこちらからどうぞ。
[SICP] SICP の勉強会を始めます
[SICP] はてな支店へのエントリを追加しました
[SICP] はてな支店へのエントリ(2)

Schemeに興味のある方は、今後ともよろしくお付き合いください (^^;

Googleの検索ボックスからサイト内検索ができるようになりました

この Blog の記事の総数がいつの間にか100件を超えていました。それとともに、自分でも前に書いた記事がどこにいったのやら、わけがわからなくなるということもしばしば…

右サイドバーにタグ別のインデックスや月ごとのアーカイブのインデックスがあるのですが、さすがに検索性が悪いので、サイト内検索のボックスを増やしました。関連記事などの検索にご利用ください。「Web」「sio-gadget-blog.blogspot.com」の二つのラジオボタンがありますが、「sio-gadget-blog.blogspot.com」をクリックしてラジオボタンを有効にしておくことでこのブログのサイト内検索ができるようになります。「Web」のほうは外部サイトも含めたGoogle検索になります。

設置する位置については難しいなぁと思ったのですが、とりあえず記事の上部につけてみました。横長スクリーンの方にはちょっと見えづらくなって申し訳ないのですが、しばらくこれで運用してみようと思います。

使い勝手についてコメントいただければ嬉しいです。よろしくお願いします。

2008年2月10日日曜日

Safari が落ちまくる話もう一回と開発版 Safari の話

Safari で虹色円盤がぐるぐるする話の続きです。mutaさんという方の Blog を先日ご紹介したのですが、どうやら続きがあったようです。

「Safariがモタル、虹色ボールぐるぐる、強制終了という問題が完全解決した」|MacOSXの新着アプリテスト記録とトラブルシューティング
http://nmuta.fri.macserver.jp/unei0802.html#safaricomplete


いろいろ経緯はあったようですが、結局 Safari が虹色ぐるぐるになるのは Safari にそのサイトで使っている JavaScript が「安全でないJavaScript」と認定されてしまうとログを吐き出しまくる仕様になっているため、らしいです。既存の Amazon アソシエイト・タグの中にも、怪しいのがありそうですね。(だいたい目星はついているのですが…確信が持てないので…)

管理者向けの注意事項は上記リンクをご参照いただくとして、閲覧者向けの注意事項を引用させていただきます。


  1. Safariでwebを巡回する時にはCPUが突然フルアップしないかを注意してみておくこと
  2. フルアップした場合はコマンド+shift+JキーでJavaScriptのログを見ること
    そこで
    「Unsafe JavaScript attempt to access 〜〜〜」
    というようなログを大量に吐き出しているようだったらコマンド+「,」キーで設定を呼び出し「セキュリティ」タブで「JavaScriptを有効にする」チェックを外す
  3. 念のためにJavaScriptログをクリアしておく
  4. 問題のサイトを閉じたら再び設定の「JavaScriptを有効にする」チェックを入れる


このレポートのおかげでずいぶん助かりました。mutaさん、ありがとうございました。

そんなこんなで、いろいろとお騒がせの Safari の現バージョンですが、次のバージョンは「めっちゃ速い!」という話が TechCrunch に載っていました。

The New Safari Is Amazingly Quick, Firefox Watch Out
http://www.techcrunch.com/2008/02/09/the-new-safari-is-amazingly-quick-firefox-watch-out/

The WebKit Open Source Project
http://webkit.org/

速いのもいいんですが、ちゃんと使いやすくなってから次のバージョンが出てきてほしいですね。

勝間和代さんのリストマニアを作りました

Amazon には気に入った本をリストにする「リストマニア」という機能があります。そこに勝間和代さんの「効率が10倍アップする新・知的生産術―自分をグーグル化する方法」の後ろのお薦め本リストから社会科学と自然科学の本のリストを作ってみました。

ちなみに、作成した「リストマニア」は「アフィリエイト・フリー」です。AmazonのアソシエイトIDは貼れませんので(^^; アフィリエイトはどうも…というかたもお使いいただけます。

勝手に作ってしまったので、もしかしたら削除になるかもしれません。そのときはご容赦を…

次のリンクからどうぞ。

Amazonへのリンク "リストマニア" リスト:作成者:Sio

お役に立てれば幸いです。

[dev log] DashboardウィジェットをDashcodeで作ろうかな(2) とりあえずウィジェットをデザインしてみる

しばらく間があいてしまいましたが、やっと DashCode が安定動作するようになったので、再開します。
前の記事はこちらからどうぞ。

[dev log] DashboardウィジェットをDashcodeで作ろうかな(1)

さて、今回は「体重 (kg) と体脂肪率 (%) を入力したら、そこから体脂肪量 (kg) を計算し、体重・体脂肪率・体脂肪量の3つの値を、入力した日付・時刻とともに、ローカルディスクに保存しておく」というウィジェットを考えてみたいと思います。岡田斗司夫氏の言う「レコーディングダイエット」のツールを作ろうという訳ですが、最初から高機能な物を作ろうとすると途中で(私が)挫折しかねないので、まずは単純な機能から実現していきます。なので、しない事リストを次にいくつか挙げて、高機能に走ろうとする自分の心を戒めようと思います。
    【しない事リスト】
  • 体重と体脂肪率以外は入力させない
  • ローカルでしか動かさない
  • 最低限の見た目しか気にしない
  • グラフなどの機能はこのバージョンでは作らない
  • データベース接続もこのバージョンではしない
  • その他方針から外れる機能は一切手をつけない

というわけで、ないないづくしのウィジェットですが、Excelなどの機能を使えばグラフ化できる程度にはしておこうと思います(といっても、たぶんCSVかなにか)。

  1. ウィジェットのデザイン:体重と体脂肪率を入力できるようにする

まず、お使いのMacのローカルハードディスクの /Developer/Applications/Dashcode.app を起動します。するとこんなウィンドウが開きます。

DashCode テンプレート選択

今回は単純すぎて他に適当なテンプレートもないので、「カスタム」テンプレートを使用します。「カスタム」のアイコンをダブルクリック、またはアイコンが選択された状態で右下の「選択」ボタンをクリックすると、新しいDashCodeプロジェクトが作られます。



プロジェクト・ウィンドウ左下の「ワークフローステップ」というところがあります。ここの指示に従って行くとどんどんウィジェットができると言う話なのですが、とりあえず素直にここの作業をつぶして行くことにします。


ワークフローステップの「レイアウトインターフェース」を見ると、そのなかに「ライブラリ」という項目があります。この項目の左にある三角矢印マークをクリックして、次のようなライブラリ・ウィンドウを開きます。

このウィンドウにある「部品ライブラリ」というプルダウンメニューから「テキスト」を選択すると、テキスト関係の表示/入力の部品が表示されますので、それをドラッグ&ドロップで追加して行き、表側の画面を作って行きます。私は次のような画像のものを作ってみました。

「自分の体重を記録しよう!」「体重 (kg)」「体脂肪率 (%)」「体脂肪量」「体脂肪の重さ」

各テキスト項目は一つをのぞいて、すべて部品リストの「テキスト」からドラッグ&ドロップで追加したものです。最初に合った「こんにちは!」も文字列を修正して使い回しています。体重と体脂肪率の横にあるテキストボックスは同様に「部品リスト」の「テキストボックス」をドラッグ&ドロップして追加しました。



これらの部品を整形したり配置を整えるためには、マウスで部品のでるアンカーポイント(たいていの場合、小さい丸印で部品の周囲に表されています)をドラッグすることでサイズを変更したり、部品の真ん中をクリックして移動させたりします。いくつかの部品をまとめて整列させたいときは、整列させる部品をすべて選択し、メニューバーの「調整」から「配置」「分配」を選びます。

裏面も同様に作ります。次のようにシンプルなデザインになりました。



メールアドレスをクリックするとMailが開いてメールをだせる、みたいな事もしてみたいのですが、今回は機能にいれません。次のバージョンで実装できればいいかなと考えています。

というわけで、表裏のデザインを作ってみました。次回は各種プロパティを整える作業をします。

<<前回:DashboardウィジェットをDashcodeで作ろうかな(1)

[SICP] はてな支店へのエントリ(2)

はてな支店に書いている SICP のエントリへのリンクを追加します。

3.もう一度勉強し直すSICP (2) 1. Build Abstractions with Procedures

4.もう一度勉強し直すSICP (3) Gauche をインストールする

ぽろぽろと五月雨式に追加していくのもなんか一覧性が悪いので、そのうちちゃんとホームページ作ります。しばらくは更新したら、こちらにも貼るようにします。

2008年2月9日土曜日

ガイ・カワサキのニュース・アグリゲーション・サイト "Alltop"

Macintosh のエバンジェリストとして有名なガイ・カワサキ氏のニュース・アグリゲーション・サイトがβ版としてサービスを開始したそうです。TechCrunchからの情報です。

ガイ・カワサキのニュースサイト「Alltop」誕生、僕の上司をエゴの塊と見抜く


Alltop

トップページにはカテゴリが並んでいるのですが、真ん中に mac というのがあるのがイイですね。これからが楽しみです。

Star Wars 兜飾り二点

まだ端午の節句には遠いですが…ギズモードでこんな兜飾りが紹介されていました。

ストーム・トルーパー(帝国軍兵士)兜飾り : Gizmodo Japan(ギズモード・ジャパン)

確かに、見事にハマっています(^^;

兵士だけじゃなくて、もちろんこんな方も…

可愛くない武者ダース・ベイダー: Gizmodo Japan(ギズモード・ジャパン)

「ダース・ベイダー兜飾り」:吉徳

作っているのは、吉徳でしたか…(汗
リンク先のページは黒光りして、気合いが入っています(^^;

こんな戦国武士がいたんじゃないか、なんて思っちゃいますね。
今年も購入可能だそうですので、気になる方は要チェックです。

私が困っている事は、他の誰かも困っている

Google Analytics や FeedBurner の Webログ解析を見てて気がついたことをちょっと書いておこうと思います。的外れかもしれませんが、忘備録ということで。

■私の困っている事は、他の誰かも困っている
Mac 関係の話題でアクセスを集めるのが、Mac の不具合の状況だったりとか、それを解決する How-To のような話題です。ここから得られる推論は、次のような事でしょうか。

  • 同じような事で困っている人は他にもいる
  • 困っている事は解決したい
  • Web を検索したらたまたま同じような話が見つかった
  • サイトにアクセス
という事でしょうか。これって、まんま私の行動ですね(推論でもなんでもないという声が聞こえる)。他の人はどうでしょう。



■私の好きな{事|物}は、他の誰かが好きとは限らない
私の好きな gadget ネタはあまり見られていないようです(^^;
考えら得る理由はいくつかあって

  • 同じニュースソースにアクセスしているので既に知っている
  • 取り上げる内容の趣味が合わない
  • {ヲタク|マニア}すぎてわからない
…寂しいけど、当たり前といえば当たり前ですね。あ、でもたまに趣味が合ったりすると、すごーく嬉しいですね。そういう楽しみがあるので、書くのをやめられないのです。



■私が疑問に思う事は、他の誰かも疑問に思っている
傍観者的な意見や疑問より、よりはっきりした意見とか、より具体的な疑問とか、そういう記事があると結構読まれている気がします。


■紹介記事よりは体験記
英語圏の記事はともかく、日本語圏で既に紹介のあった記事はあまり人気がなく、それよりも、私がどう行動したか、私がどう工夫したか、等の「私の体験」がよく読まれるようです。それでも紹介記事が全く人気がないかと言えばそうではなく「タイムリーな記事」「他で紹介があまりない記事」などはよく読まれているようです。



こうして見ると、ネット上でよく言われる、よりはっきりした意見や、簡単に解決できる方法/事例が好まれるという事がよくわかります。うーん。それっていいこともあるけど、同じ事を言うのでもかなり情報にバイアスがかかる危険があるなぁと言う気がします。

もっとも、かなり具体的にかつ明確に書かないと人には伝わらないよ、という意味なのかもしれませんね。なるほどなるほど。これからも精進したいと思います。

2008年2月8日金曜日

Safari が落ちる理由

ATOK 2007 をことえりにかえてからもまだ落ちる Safari 。Mail それほどでもなくなりましたが Safari はなぜかよく虹色円盤がぐるぐる回る。
  • 縦スクロールバーをクリックしてページの下の方を表示させる時に「ぐるぐる」することが多い。
  • どうも Amazon のアフィリエイトタグなんかを載せたりしてあるページを表示させると「ぐるぐる」するみたい。
  • JavaScriptばりばりなページも同様。

ということでだんだん怪しい範囲が狭まってきたところで、こんな記事を見つけました。

Safariがもたつく問題が一応解決したような・・・こんな解決法で良いのかと思いつつ・・・| MacOSXオンラインウエアテストの記録(とトラブルシューティング)
http://nmuta.fri.macserver.jp/unei0802.html#safariup


ありがとうございます。たぶん、私の症状と同じです。

しかし、もし同じ症状だとして、JavaScriptをオフにしてしまうと、それはそれで面倒だな…
次のアップデートを待つしかないのでしょうか。しくしく。

今のところほかのアプリを道連れになくなるという症状もおさまったので(やはりATOKのせいらしい)しばらくは Safari と Firefox を使い分けて運用することにします。

宇宙太陽光発電の実験が2月20日から北海道大樹町で行われるらしい

前々からどういう仕組みなのか気になっていた、宇宙太陽光発電。今度北海道の大樹町で実験が行われるらしいです。最初に見つけたのはengadgetの記事でした。

Japan's space agency planning space-based solar power arrays
http://www.engadget.com/2008/02/07/japans-space-agency-planning-space-based-solar-power-arrays/


日本のJAXAの話だからきっとJAXAのプレスリリースかなんかあるのかなと思って探したんですが、それらしいのは見つからず…おかしいなと思っていたら、それらしい記事を見つけました。engadgetは道新の記事をみてんたんだろうか。

「宇宙太陽発電」 大樹で伝送実験 研究開発機構20日から
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/environment/74756.html


プレスリリースにも無いし、一体どこから出てきた情報なのか、結局わかりませんでした。JAXAはもっと情報の在処をわかりやすく汁!

太陽光をエネルギーに変換してマイクロ波で送って地上でまたエネルギーに変換するのは良いのですが、人体に無害な出力で十分な電力が供給できるのかどうか等、疑問はつきません。どなたか素人にもわかりやすい話があるサイトがあったら教えてください。(ちなみにJAXAにあったSSPSの説明はいまいちだった)

社会人の大学/大学院への編入学・進学について思うこと

私の野望(!)というか、今一番したいことは、大学院に戻って修士号・博士号をとりたい、ということです。しかもできれば二つ。まあ、あまり博士号を二つとることに意味はないという方もいらっしゃるのですが、そういう意見もあると知った上で、博士号をとりたいなと。

以前、修士課程(正確には博士前期課程)にいたときは、諸般の理由であまり良い学生とはいえなかった。そういう後悔もあって、もう一度挑戦したいという気持ちがあります。

ただ、自分では言いたくはないけれど、正直、現役の大学生とはかなり年も離れてしまっているので、環境になじめるかどうかは不安です。それに、経済的な問題もあります。やはり何も仕事をしないでいる訳にもいかないだろうし、何か良い手だてがないものか…と思います。アフィリエイトでがっつり儲けられればそれがいいんですけど、そうもいきませんね(^^; 家族の理解も必要になるでしょうし、実現しようとすると、なかなか大変です。

私はmixi上で「社会人編入・大学院進学」というコミュニティの管理人をしているのですが、いろんな理由で、もう一度大学にいきたい、大学院に行きたいと思う方はたくさんいるんだな、と、日々実感しています。そういう人たちのために、国の制度、とまではいかなくても、社会人であっても大学や大学院で学び直せるような仕組みと経済的支援があれば、技術者の育成や文化的な貢献に役に立つと思うのです。

社会人学生を取り巻く現状は厳しいです。収入があれば奨学金もとりずらいし、奨学金を返す頃には収入自体がなくなっているかもしれないし…そんなことを考えてしまいます。勉強に身を入れるためには、経済的な安定は絶対必要です。決して、あこがれだけでは目標には手が届きません。なんらかの計画と経済的な問題を解決する具体的な行動が必要なのです。

また、仮に経済的なことが解決しても、社会人が大学院へ行く場合、決まったパターンがあるわけではないので、どうやって自分の実力を担保するかが問題になってきます。文系から理系、理系から文系に転向する場合は皆さん悩むことが多いようですし、それでなくても、大学院の博士後期課程へいこうとするならば、論文の一つや二つ書いていないと門前払いを食らってもおかしくありません。(もちろん、優秀な方や実績が十分ある方はそうした問題はありませんが)

そう考えると「圧倒的な努力」をしないと、壁というのはなかなか超えられないものなのかもしれません。自分にできる限界値の努力って一体なんだろう…と、今の自分の体力ひよひよの低い限界値を思うと目の前が暗くなりますが、そうも言ってられません。天は自ら助くる者を助くといいます。自分にできる精一杯のことをするしかありませんね。

当面は、放送大学大学院とか、自宅でなんとか勉強できる環境を作って頑張るしかないなぁと改めて思ったのでした。

NetBeans IDE 6.0 日本語版がリリースされました

Java 開発統合環境の NetBeans IDE の最新バージョンの日本語版 (6.0.1) が今日リリースされました。

NetBeans 最新情報
http://www.netbeans.org/community/releases/60/index_ja.html


Java といえば Eclipse + Struts という組み合わせが多いようですが、NetBeans もかなりのファンがいるようです。
私はどちらかといえば NetBeans かなあ…と思っています。使い勝手が Eclipse よりもわかりやすいかなと。

MacOS X で使うときの注意点があるので、気になる方は下記を参照してください。

Using NetBeans IDE on Mac OS X
http://www.netbeans.org/kb/articles/mac.html


enjoy your hacking with NetBeans!

私が原書を読む理由

このブログで何回か表明しているのですが、私は日本語の翻訳本があっても(自分で読める言語は限られますが)できるだけ原書(げんしょ)に当たるようにしています。その理由について考えてみたいと思います。

【私が原書を読む理由】


  • 語学のトレーニングのため…リーディングの強化のため

  • 翻訳本で内容が省略されている場合があるから…滅多にありませんが、たまにある

  • 原書は1冊でも日本語版で2分冊になるなど、かさばる場合があるから…ハリーポッターとか、Programming Perl とか…

  • 日本語版にくらべて安い場合がある…これはAmazonでよく見かけます

  • 論文を書くときに、一次資料に当たるのは当然だから(というか、しないと怒られる)…参考文献に書く場合は一次資料は重要です

  • 翻訳本で分からない場合でも、原書を読むとすんなり頭に入る場合がある…たまーにひどい訳にぶち当たる時がある

  • 翻訳本がない…専門書ではよくある話で、売れる本でないと翻訳されない


と、ざっと挙げただけでも7つほどはあります。



とはいえ、すらすらと読めるわけではありません。結局はものすごーく苦労して読む羽目になり後悔することもあります。ラテン語の本なんかは、さすがに読めません。フランス語などは辞書を引き引きやっと読めるかも(でもニュアンスはわからないかも)という状態もあります


原書を読むことによって、翻訳で失われてしまった元の文章の匂いとか感触とか、そういうものを感じる時があります。英語の本でも「えー、こんなに言い回しが違うの?なんか全然印象が違う!」と思うときがあります。


もちろん、翻訳本は便利です。日本語で読めば、苦労して辞書を引く必要はないわけです。日本語版ならではの補遺というか、追加情報をつけてくれる親切な翻訳者の方もいらっしゃいます。そういう本は喜んで日本語版も買っています。原書と日本語版を読み比べることで、よくわかる場合もあるので、決して翻訳本が必要ないと言っているわけではありません。


ただ、技術書であれば一応元の記述がどうなっているのかは知りたいですし(コンピュータを知らない人がコンピュータのGeek本を訳している場合がないとはいえない)、小説であれば、どんな言い回しをしているんだろうと気になったりします。それをほおっておけないので、ついつい原書を(日本語版もあるのに)読むのかもしれません。


最近は円が高いので原書を購入するチャンスなのですが、こういう時に限って予算がないのが非常に悲しいです(^^;

ペン回しと専用のペンと逃避行動

昔は「浪人まわし」なんて言われていたものですが…最近は専用ペンまで出ているんですね。

PEN'Z GEAR
http://www.takaratomy.co.jp/products/penzgear/


私もよく回したものですが、あれって「貧乏ゆすり」みたいなものなのかなぁと思ってました。「貧乏ゆすり」とは言うけれど、あれはストレスからの逃避行動らしいですね。つまり、何らかの欲求不満やストレスを解消するために行っているということ。

Yahoo!知恵袋|貧乏ゆすりって何故起こるの?
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1214115547


だから、やめてしまうと逆にストレスが多くなって、本人にとってはあまり良くないのだとか。そう考えると受験勉強のストレスが大きいと思われる受験生がくるくるとペンを回す様子にも納得できますね。

とはいえ、たくさんの人がいる場所での極端な貧乏ゆすりや、図書館のような静かな場所でのペン回しの練習は控えたほうがよさそうです。自宅や学校の休み時間で練習する分には、手軽なストレス解消法として役に立ちそうです。

私も一つ買って練習してみようかなんて思ってしまいました。

2008年2月7日木曜日

リーナス・トーバルズ氏曰く「OS X は Vista よりマシ、でもファイルシステムはゴミ」

Linux Kernel の開発者であるリーナス・トーバルズ氏が Leopard のファイルシステムを「ゴミ」と言ったそうです。元記事はこちらから。

トーバルズ:OS XはVistaよりマシ、でもファイルシステムはゴミ | Engagdget Japan

Torvalds pans Apple with 'utter crap' putdown | The Sydney Morning Herald

「ゴミ」よばわりとは、なかなか穏やかではないですね。そこだけセンセーショナルに扱ってもどうかとは思うのですが、今私が使っているファイル・システムが「ゴミ」とは一体?

頑張って英文記事をもうちょっと読んでみると「ユーザがプログラムするという観点」では「非常に扱いづらい」ということらしいです。記事だけでは詳しい話は掲載されていないので何とも言えませんが、私が想像するに、ユーザの「プログラムする自由」を損なっていると見えるらしいのですね。もしこの考えがあたっていれば、Linux の開発者ならではのコメントと言えるでしょう。

ただ少々心配なのは、扱いづらいシステムはなんであれ、バグの原因になる可能性をはらんでいます。もし Torvalds 氏の言う通り Leopard のファイルシステムになんらかの問題点があるのであれば、是非改善してほしいものです。