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2008年3月9日日曜日

[memo]カイゼンをイベントにする(2)

以前書いたエントリ、

[memo]残業を減らすために…カイゼンをイベントにする
http://sio-gadget-blog.blogspot.com/2008/03/memo.html

の続きのようなものを書いてみようと思います。

カイゼンといっても、本業がおろそかになっては駄目です。でもQC活動というと思いっきりどん引きされる可能性もあるでしょう。じゃあどうするか。

期間限定のお祭り=イベントにすれば良いじゃないか、と思ったわけです。シークレットプロジェクトにしてもやりたくなるような賞品(とかボーナスとか名誉とか)を与えて、個々のプロジェクト経営能力も高めると。入社2〜3年のだいたい仕事が分かってきて問題点もあるなと分かってきた層を対象にこういうイベントを仕掛けると良いのではないかと思うのです。ちょっと考えただけで三つほど良いことがあると思います。

まず第一に、何をカイゼンすれば良いか、自分なりの問題意識があること。それを発表できる場があること。
第二に、大きい物をブレークダウンして、小さい実行可能なプロジェクトに仕立て上げることによって、本業でのプロジェクト管理スキルを養えるということ。
第三に、仕事になれてきてモチベーションが少し下がり気味の所に、みんなが認められるようなイベントがあれば、モチベーションが復活するであろうということ。

特に三番目の項目にあるように、3年で辞めてしまうと言われる若者層にきちんと「評価される」ことの楽しさを分かってもらうには良いと思います。

残業や工数が減ると、どんなに良いことがあるかは、トリンプの例を引くまでもないでしょう。

もし心配があるとすれば、本業が急がしいを理由に取り組みが徹底しないことが考えられます。これはもう、トップダウンでやるしかない。社長や経営陣がどれだけ危機意識があるかどうかで決まると思います。

あとは、カイゼン・イベントの表彰段階になって「該当なし」が出る心配もあります。これは良くない。あるレベルになるまでは(ターンにして3〜5回くらい?)必ず受賞者を決めて、それを全社的に実行してみると良いと思います。必ず報われるという前提があって労力を投入できるのですから、ちゃんと誉める用意をしないといけません。

事務局のような担当部署を決める必要もあると思います。その期間だけは専任でできるようでないと、人数の多い企業では難しいかもしれません。

という事をつらつらと考えていると、試してみたくなるのですが、なかなかそういう場がありませんね。こういう仕事って、コンサルタントの範疇なんでしょうか。

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